Awesome City Club、
話題の新曲も豪華編成で披露した
新体制初の有観客ワンマンを開催
Awesome City Clubが12月10日(木)、東京・新木場STUDIO COASTにてワンマンライブ『Awesome Talks -One Man Show 2020-』を開催した。atagi、PORIN、モリシーの新体制になってから初の有観客ワンマンだ。
本来であれば、2ndフルアルバム『Grow apart』のリリース後、全国ツアーをまわる予定だったAwesome City Club。このライブはツアーのうちの一公演だったが、新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響により、他公演は中止に。このライブに関しても、感染症対策ガイドラインに則った形での開催となり、Streaming+での生配信も行われた。開演が近づくと、待ちわびる観客の元にアナウンスが。ここでは、飛沫拡散防止のため、マスクを着用し、大きな声が出せない観客に向けて、「ここでは拍手がみんなを繋ぐ合図」と伝えられた。
メンバーの3人、そしてベース、ドラム、キーボード2人、コーラス2人のサポートメンバーが入場。PORINの合図で照明が落ちると、ステージにいるメンバーらが一斉に特徴的なリズムを手拍子。突然の始まりに驚いていた観客も次第に手拍子で音楽に加わり、リズムがフロアにも伝播していく。その後、モリシーがエレキギターを鳴らし、そこにatagiのボーカルが重なって、ライブは「トビウオ」からスタート。『Grow apart』の1曲目として収録されているこの曲は、紆余曲折ありながらも希望を目指して前進してきたバンド自身のことを、水の上を必死に跳ねるトビウオに喩えた曲だ。ギターリフと手拍子を軸にしたタイトなアレンジは、バンドの再出発を象徴するようだった。
ここでatagiが挨拶すると、キーボードによるイントロから「バイタルサイン」が始まり、さらに「アンビバレンス」が続く。この日のセットリストは主に『Grow apart』収録曲から構成されていたが、例えば「ブルージー」がメンバー3人のみで演奏されるなど、この日ならではのアレンジで以って各曲が生まれ変わっている。さらに、アルバム収録曲のみならず、「アウトサイダー」、「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」といったライブ定番曲も披露された。
「but×××」から後半戦に差し掛かると、ゲストとしてホーン隊が追加。演奏に興じるメンバーたちは、アイコンタクトしながら呼吸を合わせたり、向き合ってソロバトルを繰り広げたり、その間、他の人が煽るようなしぐさをしたり……と、とにかく楽しそうだ。そして「これだけじゃないんです。もうひとかた、スペシャルゲストをお呼びしております!」(atagi)と、11曲目では、PESが登場。この日のために書いた新曲と紹介された「湾岸で会いましょう feat.PES」は、atagi、PORIN、PESの3声が交わる新たなパーティーチューン。来年2月10日リリースの3rdフルアルバム『Grower』にも収録されるそうなので、楽しみにしていたい。
さらに「Don’t Think, Feel」以降は弦楽カルテットも参加。最大16人によるサウンドは非常にゴージャスであるほか、ブレイクがしっかり効いており、心地よく踊れる感じもある。また、ギタリストのモリシーをセンターに据えたステージングはなかなか特殊だが、“3人全員フロントマン”的な見せ方は、今のAwesome City Clubの自由な空気感にフィットしていた。フロアにいる観客が思い思いに身を揺らすなか、演奏終わりにPORINが言った「ありがとう!」には充実感が滲んでいる。atagiは「声が飛んでこないけど、身体がノッてくれたり、クラップしてくれたり、ちゃんと伝わってます。ありがとうございます!」と目の前の観客に伝えた。
この日最後に演奏されたのは、映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして書き下ろされた新曲「勿忘」。バンドの新たな代表曲になるであろう美しいバラードに、万感の想いを込めた。1本のライブに懸けるメンバーの想いの強さ。それらがダイレクトに表れたライブに、バンドの未来がさらに楽しみになった。
Streaming+では、2020年12月13日(日)23:59まで、同公演のアーカイブ配信を実施中(チケットの購入は同日18:00まで)。このライブは、残念ながら当日見逃してしまったという人はぜひそちらをチェックしてほしい。また、2021年5月7日(金)には、東京・中野サンプラザにてワンマンライブ 『Awesome Talks One Man Show 2021』を開催することが決定。こちらの続報もお見逃しなく。
さらに、『Awesome Talks - One Man Show 2020 – @TOKYO STUDIO COAST』開催を記念し、2021年2月10日(水)発売のニューアルバム『Grower』の早期ご予約特典付きの販売が決定。
12月13日(日)23:59までにmu-mo SHOP、Awesome City Club Official Goods Storeにて注文した方に、直筆サイン入りポストカードがプレゼントされる。詳しくはオフィシャルHPもしくはそれぞれのサイトを確認しよう。
本ライブ配信は、2020年12月13日(月)23:59までアーカイブで楽しめるので、見逃した方もぜひともチェックしてほしい。
文:蜂須賀ちなみ
カメラ:安藤未優
<セットリスト>
『Awesome Talks -One Man Show 2020-』
2020年12月10日(木) at 東京・新木場STUDIO COAST
1.トビウオ
2.バイタルサイン
3.アンビバレンス
4.アウトサイダー
5.今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
6.最後の口づけの続きの口づけを
7.ブルージー
8.Okey dokey
9.but×××
10.ceremony
11.湾岸で会いましょう feat.PES
12.Don't Think, Feel
13勿忘
本来であれば、2ndフルアルバム『Grow apart』のリリース後、全国ツアーをまわる予定だったAwesome City Club。このライブはツアーのうちの一公演だったが、新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響により、他公演は中止に。このライブに関しても、感染症対策ガイドラインに則った形での開催となり、Streaming+での生配信も行われた。開演が近づくと、待ちわびる観客の元にアナウンスが。ここでは、飛沫拡散防止のため、マスクを着用し、大きな声が出せない観客に向けて、「ここでは拍手がみんなを繋ぐ合図」と伝えられた。
メンバーの3人、そしてベース、ドラム、キーボード2人、コーラス2人のサポートメンバーが入場。PORINの合図で照明が落ちると、ステージにいるメンバーらが一斉に特徴的なリズムを手拍子。突然の始まりに驚いていた観客も次第に手拍子で音楽に加わり、リズムがフロアにも伝播していく。その後、モリシーがエレキギターを鳴らし、そこにatagiのボーカルが重なって、ライブは「トビウオ」からスタート。『Grow apart』の1曲目として収録されているこの曲は、紆余曲折ありながらも希望を目指して前進してきたバンド自身のことを、水の上を必死に跳ねるトビウオに喩えた曲だ。ギターリフと手拍子を軸にしたタイトなアレンジは、バンドの再出発を象徴するようだった。
ここでatagiが挨拶すると、キーボードによるイントロから「バイタルサイン」が始まり、さらに「アンビバレンス」が続く。この日のセットリストは主に『Grow apart』収録曲から構成されていたが、例えば「ブルージー」がメンバー3人のみで演奏されるなど、この日ならではのアレンジで以って各曲が生まれ変わっている。さらに、アルバム収録曲のみならず、「アウトサイダー」、「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」といったライブ定番曲も披露された。
「but×××」から後半戦に差し掛かると、ゲストとしてホーン隊が追加。演奏に興じるメンバーたちは、アイコンタクトしながら呼吸を合わせたり、向き合ってソロバトルを繰り広げたり、その間、他の人が煽るようなしぐさをしたり……と、とにかく楽しそうだ。そして「これだけじゃないんです。もうひとかた、スペシャルゲストをお呼びしております!」(atagi)と、11曲目では、PESが登場。この日のために書いた新曲と紹介された「湾岸で会いましょう feat.PES」は、atagi、PORIN、PESの3声が交わる新たなパーティーチューン。来年2月10日リリースの3rdフルアルバム『Grower』にも収録されるそうなので、楽しみにしていたい。
さらに「Don’t Think, Feel」以降は弦楽カルテットも参加。最大16人によるサウンドは非常にゴージャスであるほか、ブレイクがしっかり効いており、心地よく踊れる感じもある。また、ギタリストのモリシーをセンターに据えたステージングはなかなか特殊だが、“3人全員フロントマン”的な見せ方は、今のAwesome City Clubの自由な空気感にフィットしていた。フロアにいる観客が思い思いに身を揺らすなか、演奏終わりにPORINが言った「ありがとう!」には充実感が滲んでいる。atagiは「声が飛んでこないけど、身体がノッてくれたり、クラップしてくれたり、ちゃんと伝わってます。ありがとうございます!」と目の前の観客に伝えた。
この日最後に演奏されたのは、映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして書き下ろされた新曲「勿忘」。バンドの新たな代表曲になるであろう美しいバラードに、万感の想いを込めた。1本のライブに懸けるメンバーの想いの強さ。それらがダイレクトに表れたライブに、バンドの未来がさらに楽しみになった。
Streaming+では、2020年12月13日(日)23:59まで、同公演のアーカイブ配信を実施中(チケットの購入は同日18:00まで)。このライブは、残念ながら当日見逃してしまったという人はぜひそちらをチェックしてほしい。また、2021年5月7日(金)には、東京・中野サンプラザにてワンマンライブ 『Awesome Talks One Man Show 2021』を開催することが決定。こちらの続報もお見逃しなく。
さらに、『Awesome Talks - One Man Show 2020 – @TOKYO STUDIO COAST』開催を記念し、2021年2月10日(水)発売のニューアルバム『Grower』の早期ご予約特典付きの販売が決定。
12月13日(日)23:59までにmu-mo SHOP、Awesome City Club Official Goods Storeにて注文した方に、直筆サイン入りポストカードがプレゼントされる。詳しくはオフィシャルHPもしくはそれぞれのサイトを確認しよう。
本ライブ配信は、2020年12月13日(月)23:59までアーカイブで楽しめるので、見逃した方もぜひともチェックしてほしい。
文:蜂須賀ちなみ
カメラ:安藤未優
<セットリスト>
『Awesome Talks -One Man Show 2020-』
2020年12月10日(木) at 東京・新木場STUDIO COAST
1.トビウオ
2.バイタルサイン
3.アンビバレンス
4.アウトサイダー
5.今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
6.最後の口づけの続きの口づけを
7.ブルージー
8.Okey dokey
9.but×××
10.ceremony
11.湾岸で会いましょう feat.PES
12.Don't Think, Feel
13勿忘
【アーカイブ チケット情報】
■一般
チケット購入:https://eplus.jp/acc-st/
・視聴券:¥3,500(税込)
・視聴券(フーディー付): ¥8,000(税込)
・試聴券(パジャマ付):¥12,000(税込)
■Awesome VIP Club会員(ファンクラブ)
note:https://note.com/awesomecityclub
・AVC限定視聴券:¥3,000(税込)
・AVC会員限定視聴券(フーディー付):¥7,500(税込)
・AVC会員限定視聴券(パジャマ付):¥10,000(税込)
チケット購入:https://eplus.jp/acc-st/
・視聴券:¥3,500(税込)
・視聴券(フーディー付): ¥8,000(税込)
・試聴券(パジャマ付):¥12,000(税込)
■Awesome VIP Club会員(ファンクラブ)
note:https://note.com/awesomecityclub
・AVC限定視聴券:¥3,000(税込)
・AVC会員限定視聴券(フーディー付):¥7,500(税込)
・AVC会員限定視聴券(パジャマ付):¥10,000(税込)