ドミコ、2部構成となった『VOO DOO?
』リリースツアーが渋谷O-EASTで幕

ドミコの、4月にリリースした最新ミニアルバム『VOO DOO?』を引っ提げてのツアー『VOO DOO TOUR?』が11月14日(土)東京・渋谷TSUTAYA O-EASTでファイナルを迎えた。
新型コロナウィルスの影響で数度の延期を経て開催された今ツアーは全国6都市にて敢行。コロナ対策の徹底で1公演あたりのキャパシティを減らす形で2部制として各会場1日2公演を行なった。ステージにはアイコンとなっている「Domico」ネオンロゴに加えて、この日は巨大な映像スクリーンが鎮座している。
SEから登場すると自身の代表曲「ペーパーロールスター」、「マカロニグラタン」、「こんなのおかしくない?」などイントロを織り交ぜたメドレーからスタート。勢いそのままに最新作『VOO DOO?』からの「びりびりしびれる」、「噛むほど苦い」や、「わからない」、「My Body is Dead」と怒涛のアッパーチューンをパフォーマンス。続く「問題発生です」のアウトロでは、野太いディストーションの効いたギターアレンジで会場のテンションを上げる。
一転、「地動説」は幻想的なイントロから始まり、スクリーンに星空が映し出される中、ボコーダーの効いたトリッピンな歌声で歌い上げ、「WHAT’ S UP SUMMER」ではその世界観がファンクナンバーへと展開していく。テレビジョンの「Marquee Moon」のギターリフをサンプリングした「さなぎのそと」を披露した後は「深海旅行にて」をライブアレンジでジャムセッションを入れながらハードでエモーショナルに届けた。
続いて最新作『VOO DOO?』の中でも特に異彩を放つ「おばけ」、「化けよ」では、中毒性のあるギターリフが妖しくサイケデリックな世界へと誘う。そして本編ラストは「ペーパーロールスター」、「まどろまない」。そしてアンコールではアルバム『hey hey,my my?』収録曲「くじらの巣」「こんなのおかしくない?」の2曲を披露し第1部の90分が終演した。
そのおよそ2時間後に開演した第2部は、「地動説」からスタート。「問題発生です」ではPart1同様さらに凄みを増したアレンジで徐々にテンションを上げていき、最高潮に達するとそのまま「びりびりしびれる」、「噛むほど苦い」へ。
ライブアレンジ全開の「まどろまない」を経て、ハードロックチューン「My Body is Dead」へ。スクリーンにさなぎと蝶々が投影されてどこか妖しさも醸し出す「さなぎのそと」に続いては、カントリー調のロックチューン「怪獣たちは」、トロピカルな印象の「ロースト・ビーチ・ベイベー」、幻想的なイントロが特徴的な「WHAT’ S UP SUMMER」とサマーチューンを続けてパフォーマンス。
特に圧巻だったのが「深海旅行にて」。第1部と同様にエモーショナルなジャムセッションを入れながらの演奏をみせ、本編ラストは「おばけ」、「化けよ」、そして「ペーパーロールスター」と繋げて幕を閉じた。
アンコールでは急遽スタッフのリクエストで追加したという「アーノルド・フランク&ブラウニー」、そして「くじらの巣」、「こんなのおかしくない?」をパフォーマンス。6箇所12公演のファイナルが幕を閉じた。
そして終演後には自身のSptifyアカウントにて2公演分のセットリストで組んだプレイリストも公開されている。

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