「鬼滅の刃」インタビュー第2弾は下野紘&松岡禎丞!

「鬼滅の刃」インタビュー第2弾は下野紘&松岡禎丞!

【「鬼滅の刃」2本立てインタビュー
】下野紘&松岡禎丞、汚い高音も雄叫
びも唯一無二 “先輩後輩トーク”は
そろって大照れ

「鬼滅の刃」インタビュー第2弾は下野紘&松岡禎丞!【下野(右)】ヘアメイク:小田桐由加里、スタイリスト:ヨシダミホ【松岡】ヘアメイク:小林奈津美(addmix B.G)、スタイリスト:久芳俊夫(BEAMS) 10月16日公開の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」2本立てインタビュー、第1弾の花江夏樹https://anime.eiga.com/news/112125/)に続いて登場するのは、我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)役の下野紘と嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)役の松岡禎丞! 同じ事務所の先輩後輩ということもあり、インタビュー中も息ぴったりだった2人。善逸と伊之助の関係性の変化、テレビシリーズ出演決定を知らされた際の裏話、さらには善逸の“汚い高音”、伊之助の“獣(ケダモノ)のごとき雄叫び”の話題も飛び出した。インタビュー後半には、互いの印象を語り合う“先輩後輩トーク”も!!(取材・文・写真/編集部)
下野の汚い高音は「僕がやると喉が壊れる」(松岡)
松岡の雄叫びは「ケダモノみたい(笑)」(下野)
――同じ事務所の先輩後輩がそろってメインキャラクターに抜てきされたわけですが、テレビシリーズの出演決定時はどのような心境だったのでしょうか。
下野 (出演が)決まったと知った時は「松岡と(胡蝶しのぶ役の)早見ちゃんと一緒の現場だ~」と思いました(笑)。
松岡 (笑)。実は、僕個人としては、オーディションで一番手応えを感じていたのは善逸だったんです。だから「伊之助役で受かりました」と言われた時に……下野さん気を悪くしないでくださいね?
(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable下野 いいよ(笑)。
松岡 「受かりました」と言われた時に、心の中で「善逸誰だよ!?」って思ったんです。
下野 (笑)
松岡 「自分が納得できる人間じゃなきゃ納得しないぞ」と思ったんですけど、「善逸は下野さんです」って言われたら、「あ、わかりました」と即納得して(笑)。善逸をやりたいって気持ちがなくなりました。
――下野さんは、松岡さんが伊之助役だと知った時の心境はいかがでしたか?
下野 善逸がダメだったら受けたいなと思ってた役がいくつかあって、伊之助と、他のキャラクターでした。伊之助役が松岡だと聞いた時は、「なるほど」って納得しましたし、どういう芝居が飛び出してくるのか楽しみでした。
――お互いに納得がいったわけですね。劇場版のお互いの演技の印象はいかがでしたか? 「鬼滅の刃」といえば、善逸は汚い高音、伊之助も獣のように叫びまくっていますが、下野さんから見て、劇場版での松岡さんの“雄叫び”はいかがでしたか。
(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable下野 僕は、善逸を演じるうえで、今まで培ってきたものを駆使して、喉の使い方をコントロールしながら汚い高音を出しています。でも松岡演じる伊之助に、僕のやり方を当てはめると、僕だったら確実に喉がつぶれてるんです。松岡の伊之助は「この叫び方、僕だったら痛めてるな」という叫び方。だから「なんでそれで伊之助をずっとやり続けられるの?」と思います。普通に叫ぶよりも、さらに荒々しく叫んだり、瞬間的にバーンって叫んだり。松岡って獣(けもの)みたいだなって……いや、ケダモノみたいだなって(笑)。
松岡 言い方がどんどん悪くなってます(笑)。
下野 ごめんごめん(笑)。でも、本当にすごい。あんなに動物的な表現をできるのがすごいと思うし、それをずっとキープし続けられるというのがすごい。やっぱり伊之助は松岡にしかできないなと思いますね。
――松岡さんから見て、下野さんの汚い高音の印象はどうでしょう?
松岡 下野さんの声の出し方も、僕がやると確実に喉が壊れるんです。下野さんが作られた“善逸の声の基準”で僕が善逸を演じたら、喉がもたないですね。それと今回のアフレコで、初めての経験があったんです。僕の隣のマイクに下野さんが入ってたんですね。で、隣で下野さんの高音を聞いた瞬間に、(耳を抑えて体をのけぞらながら)耳がキーンってなって(笑)。すごかったんです、高音が。破裂音とかそういうレベルじゃなく、つんざくっていうんですかね。
下野 (笑)。僕も初めての経験でしたね。僕が高音を出した瞬間、松岡が(体をのけぞらせるあまり)首が折れたみたいな体勢になってました(笑)。
――「鬼滅の刃」を通して、お互いの“声のパワー”を再確認したわけですね。
下野 松岡の芝居、叫びを聞いてきて、これまでもすごいと思っていましたが、「鬼滅の刃」ではそれを改めて実感しました。特に戦いのシーンでは、息つくひまもないくらいの叫びで、呼吸で、戦い続けなればいけないので。そういったシーンの松岡の演技を聞くと、やっぱり伊之助は松岡にしかできないなと。松岡が今までいろんな役をやってきて、いろんな修羅場をくぐり抜けてきて、役者としていろんなことを経験してきた集大成みたいなものが、今、一瞬、ここで出てきてるんだろうなと思います。
松岡 僕も下野さんと同じ気持ちです。下野さんがこれまで声優業界の第一線でやられてきたなかで、いろんなつらいこと苦しいこと、心が折れそうなことがたくさんあったと思うんです。それらを乗り越えて、今があって。そして、善逸をやられているわけじゃないですか。だから、「下野さん、どこまで上がるんだろう?」とすら感じます。高音という意味でも、どこまで上がるんだろうと(笑)。そのうち超音波みたいになるんですかね?(笑)
下野 上がりすぎて、そのうちみんなには聞こえない音になるかもしれない。コウモリ並みになるかもしれない(笑)。

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