10人目の仲間も加えた虹ヶ咲の新たな
一歩!『ラブライブ!虹ヶ咲学園スク
ールアイドル同好会 2nd Live! Back
to the TOKIMEKI』ライブレポート

10月には待望のテレビアニメ放送も控え、先輩のμ'sやAqoursに負けない存在感で人気を高めているスクールアイドル「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。その2ndライブが無観客生配信ライブとして9月12~13日に開催。初日の「Brand New Story」ではライブ初公開となる新曲中心のセットリストや、8月にゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』で新たに同好会メンバーに加わった三船栞子役・小泉萌香のライブデビューなどで大いに盛り上がった。それを受けての二日目「Back to the TOKIMEKI」では、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はどんなステージを見せたのか? 彼女達の成長と未来が詰まったライブの様子をレポートしよう。

デビューステージのときめきを再び! 一年半の成長を込めて紡ぐそれぞれのデビュー曲
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Back to the TOKIMEKI』ロゴ (c)プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
新型コロナ禍の現状を踏まえて、無観客による配信ライブとなった『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live!』。いつも応援してくれるファンが目の前にいないというプレッシャーを背負いながらも、Twitterを通してのファンの想いを受け止めながら初日を見事にやり遂げた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の面々。そのがんばりはファン達の二日目への期待へと繋がり、開演前から専用ハッシュタグ「#TOKIMEKI」ではファンのライブへの期待のツイートで盛り上がっていた。
2ndライブキービジュアル (c)プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
そして開演時間になると、配信画面にはおなじみのテーマミュージックとともにゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』のURカードの衣装をまとった各メンバーの紹介ビジュアルが流れる…が、ここで10人目のメンバー・三船栞子の姿が! 前日のライブでは途中からの登場となった彼女が最初から登場するとあって、Twitter上のファンのテンションも一気にアップ! その熱気を受けながらオープニングを飾った一曲目は「TOKIMEKI Runners(スクスタストーリー17章挿入歌Ver.)」。
ステージに登場した10人がまとっていた衣装は、三船栞子役・小泉萌香をのぞいてすべてデビュー時のもの。そんな10人がそろって同好会のデビュー曲に新たに唄ったこのバージョンは、いわば彼女達の新たな旅立ちの歌だ。10人編成での新たなパフォーマンスも見事に決めて、サビの部分では上原歩夢役・大西亜玖璃と三船栞子役・小泉萌香の歌声がハーモニーを奏でる。そして配信ライブならではのAR(拡張現実)を用いた演出でステージに虹が架かるなど、ニジガクらしい明るく華やかなステージでライブ二日目の幕は上がった。
「皆さんに見守っていただいてる、応援していただいていることを感じながら全力でパフォーマンスしていきたいと思います!」
そんな大西の挨拶とともに始まったMCパートでは、恒例の挨拶+コール&レスポンス練習が始まったが、順番の指名をいきなり間違えてしまったり、それで慌てたのか一番手でいきなり噛んでしまった小泉を「寝てたから聞いていません」と全員でフォローしたりと、ニジガクらしい微笑ましいやりとりが繰り広げられた。
「こんな状況だからこそ、私達のライブでみなさんに元気になってもらいたい」
そんな大西の言葉通りに、見ていてほっこりとさせられるMCパートが終わり、いよいよライブが本格的にスタート。
ライブのトップバッターを務めるのは、昨日のステージでデビューした三船栞子役・小泉萌香によるソロナンバー「決意の光」。一年生ながらも強い意志で走り続ける栞子の力強さに満ちた曲を学園生徒会メンバーに扮したダンサーを従えながら熱唱し、Twitterではその迫力に心奪われたファンの声援書き込みがあふれ、早くもハッシュタグ「#TOKIMEKI」がTwitterのトレンドトップに輝く盛り上がりを見せた。
その後ステージが暗転すると、スクリーンに映し出されたのは『ラブライブ!』シリーズのライブ恒例の幕間アニメーション。先ほどのライブとリンクするように、ソロステージを終えて楽屋に帰ってきた栞子を9人がねぎらい励ます様子が描かれる。そして興奮気味に初めてのライブの感想を語る栞子に「これまでのことを教えて下さい」とお願いされた9人はそれぞれに初ライブの思い出を語っていく。そして、それを実際に見せることに……。
そんな幕間を受けて始まったのは、ライブタイトル「Back to the TOKIMEKI」の言葉通りの初ステージのプレイバック。2019年3月に品川ステラホールで開催された「校内マッチングフェスティバル」で披露された9人初のソロ曲ライブを、1年半近い経験を積み重ねた今のパフォーマンスでファンに届けるというものだ。
まずは宮下 愛役・村上奈津実の「めっちゃGoing!!」、桜坂しずく役・前田佳織里の「あなたの理想のヒロイン」、優木せつ菜役・楠木ともりの「CHASE!」の三曲を披露。歌い終えた三人のMCでは、村上のダンスや前田の繊細で美しい動き、そして楠木の迫力のシャウトと「みんながすごいパワーアップしてる!」と自分達の成長の手応えに盛り上がる。そして「めっちゃGoing!!」での片足立ちダンスを三人で披露したり、「#TOKIMEKI」がTwitterのトレンドトップになったとの報にハイタッチで喜ぶ一幕も。
続いては朝香果林役・久保田未夢の「Starlight」、近江彼方役・鬼頭明里の「眠れる森に行きたいな」、中須かすみ役・相良茉優の「ダイアモンド」の三曲で、MCパートではステージ下段に現れた久保田と鬼頭のもとにステージ上段で歌い終えたばかりの相良が文句を言いつつ駆けつけたり、久保田と鬼頭が果林&彼方風に「かすみん」コールを披露したりと、キャラクターそのままのノリで楽しく盛り上がった。
そしてソロステージの最後を飾ったのがエマ・ヴェルデ役・指出毬亜の「Evergreen」、天王寺璃奈役・田中ちえ美の「ドキピポ☆エモーション」、そして上原歩夢役・大西亜玖璃の「夢への一歩」。MCでは電車ごっこ風に前後で手を繋いでステージに現れた指出と田中の間に大西が潜り込んだり、田中が振り付けに盛り込まれたウインクが苦手という話から三人がお互いにウインクを飛ばし合う微笑ましい光景が繰り広げられる。
さらに話は前日のライブ後の話題に。昨日はライブ後に早めに引き上げるように言われたので田中は一人でホテルへと帰り、ライブの反省で少し落ち込んでいたとのこと。そこに彼女だけいないことに気付いた9人が心配してホテルの部屋を訪ねてきたなど、ニジガクメンバーの絆の深さがうかがえるエピソードの数々が語られた。そして前日のライブは初めての無観客ということでかなりのプレッシャーがあったが、今日はかなりリラックスして唄えたとのこと。そんな心境の支えとなっているTwitterからのファンの熱い声援にステージ上から目を通し、みんなが見ていることを改めて実感しながらデビューソロナンバーステージは幕を閉じた。
このソロステージで各メンバーの成長とともに注目を集めたのがAR演出の数々だ。客席ではコンサートライトがメンバーのイメージカラーに合わせて振られ、ステージ上には曲に合わせて紙吹雪・花びら・草原の草が舞う。さらに「あなたの理想のヒロイン」では前田の振り付けに合わせて手から光のアーチが生まれ、「CHASE!」では光の矢がステージ上を走りながら客席に飛び込んでいくなど、配信ライブならではの魅せる工夫が満載だった。生のライブを楽しめる日が来るのが一番だが、こういった技術もどこまで進化していくかが楽しみになるステージとなった。
■3つのユニット始動にテレビアニメ…ニジガクの未来はトキメキに満ちている!
これまでのニジガクを振り返ったソロステージを引き継ぐのは、彼女達の現在と未来…ファン投票によって結成された3つのユニットによるステージだ。
トップを飾ったのは朝香果林(久保田未夢)&宮下 愛(村上奈津実)のユニット「DiverDiva」。メタリック&ラメな仕立てのサイバーチックな衣装に身を包んだ久保田と村上は、ラップなども交えたアッパーチューンなダンスナンバー「SUPER NOVA」と、後のMCで「ソロだったら果林も愛も唄わなそうな甘酸っぱい曲」と語ったポップなラブソング「Love Triangle」を披露。
歌い終えた後のMCではレッスンのことなどに触れて、村上が「久保田の覚えが早くて落ち込んだ」と語れば、久保田は「村上は努力の天才。どんどん上手くカッコよくなっていった」と、互いの力を認め合ってユニットとしてのクオリティが高まっていったことを感じさせた。
次に登場したのは中須かすみ(相良茉優)、近江彼方(鬼頭明里)、エマ・ヴェルデ(指出毬亜)、天王寺璃奈(田中ちえ美)の四人によるユニット「QU4RTZ」。四人が並ぶとピンクのグラデーションが生まれるふんわりとしたドレスを身にまとい、大好きな友達と過ごす日々の素敵さを唄った「Sing&Smile!!」と、大好きな人に会えない時間の切なさをビターなメロディで唄い上げる「Beautiful Moonlight」を披露。息の合ったダンスと重なり合うハーモニー、そして「Sing&Smile!!」では薔薇の花で彩られたスタンドマイクやブランコに乗りながら唄ったりと、かわいらしくゆったりとして雰囲気でステージとネット越しに見守るファンの心を包み込んでみせた。
歌い終えた四人は前日よりものびのび歌えて楽しかったとやり応えを口にし、個性バラバラな四人ながらもユニットとしてうまくまとまれたことなどを語った。そして「学校のでの合唱以来かも」というハーモニーにも触れ、四人の声を重ねて厚みのある歌にできたのがとても心地よかったので、聴いているファンにもその心地よさを感じてもらえたらと語った。そして「Sing&Smile!!」でのブランコは漕ぎすぎると降りられなくなるので気をつけながら乗ったという裏話や、ステージ上でくるくる回っての衣装のお披露目も交えてMCを締めくくった。
そしてユニットステージのラストを飾るのは、上原歩夢(大西亜玖璃)、桜坂しずく(前田佳織里)、優木せつ菜(楠木ともり)のトリオユニット「A・ZU・NA」。赤・青・黄と色違いのお揃いドレスをまとった三人が贈る曲は、遊園地の楽しさやワクワクを詰め込んだアップテンポなナンバー「Dream Land!Dream World!」と、元気あふれるボーカルとダンスでみんなを応援する「Cheer for you!!」。二曲目での三人揃って足を振り上げるチアガール風のダンスや、腕を振り上げてのA・ZU・NAコールにファンのテンションも熱く盛り上がり、Twitterのコメントもコールや声援で溢れかえった。
意外にもこの三人では初めてというMCでは、ユニットについて「しずくとせつ菜はソロの時とはイメージの違うカラーと曲になっているのが面白かった」と語った。そして衣装に備え付けのポシェットにはそれぞれのカラーとユニット名に使われているイニシャルをあしらったハンカチが入っていることを明かし、商品化したら面白いかもとのコメントにTwitterでもファンから「欲しい」とのリアクションが。そして「Dream Land!Dream World!」が遊園地の歌だったということで、お台場の観覧車とコラボできたらいいなという夢も語られた。
ユニットステージが終わったところで、スクリーンでは再び幕間アニメがスタート。ステージを終えてハイテンションで楽屋に戻ったA・ZU・NAの三人をみんなが出迎え、舞台袖からみんなのパフォーマンスを見ていた栞子が各ユニットの感想を熱っぽく語った。
そんな栞子をかすみが「かすみんクラブ」に引き入れようとしたのをきっかけに、各メンバーがそれぞれ自分のクラブを作ろうと語り始めて楽屋は大騒ぎになってしまうが、生徒会長らしく栞子がまだライブは終わってないと一喝! 「この10人で応援してくれるみんなにお礼を」という栞子の言葉に「みんなにトキメキを届けに行こう!」とニジガクは再びステージへ……。
そして映像は再びステージに移り、それぞれのトレードマークが入ったスタンドに立った10人で届けるトキメキは、栞子も含めて全員が同じ衣装に身を包んでの「Love U my friends」。1stライブ以来となる披露に加えて、新たに栞子も加わった10人バージョンということで、ニジガクメンバーはもちろんTwitterでのファンの声援も最高潮に盛り上がる。そしてスタンドを降りたメンバーは一列に並んで順番に歌を繋いでいきながら、最後はスペシャルステージに広がって曲を締めくくった。
(c)プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
曲を終えてのMCの話題の中心は、やはり栞子(小泉萌香)。新たな衣装をくるりまわってファンにお披露目すると、ここまでのライブについて「ずっと見ていたいです」と嬉しそうに語った。
そしてテレビアニメや新たに発売されるムック類、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』の新情報告知に加え、ニジガクの3rdライブが来年開催決定の告知にメンバーはもちろんTwitterで見守るファンも大喜びで盛り上がる。そんな中で「まだ披露していない曲がありますよね?」の言葉とともに始まったラストナンバーは「Just Believe!!!」の10人バージョンだ。
「それじゃみんな最後の曲も行くよー!」
そんなかけ声とともにライブタオルとコンサートライトを手にした10人は、めいめいにステージを飛び回りながら元気に唄い踊り、最後は笑顔で抱き合ったりしながらファンへのめいっぱいの感謝を届けながらステージを後にした。
ライブが終わった後も会場にはコンサートライトに見立てたファンの想いの光が広がっている……本来のライブならここでファンの「アンコール!」の声援が飛び交うのだが、無観客配信ではどうなるのかと誰もが思っていたところに、画面に映し出されたのは「ニジガクアンコールメーター」! Twitterを通して送られるファンの「アンコール」の声がリアルタイムで映し出され、その声に応じて虹のメーターがかかればアンコール成立ということで、怒濤のようなファンの声援ツイートを受けて待望のアンコールが始まった。
(c)プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
ステージに現れたライブTシャツ姿の10人が送るのは、ライブのオープニングを飾った「TOKIMEKI Runners(スクスタストーリー17章挿入歌Ver.)」。10人でライブをやりきった想いも乗った「TOKIMEKI Runners」は冒頭とはまた違った味わいでエピローグの心地よい余韻をファンに届けていった。そして歌い終えたニジガクメンバーからは、初めてソロ曲を唄った品川のイベントステージで感じた力不足ゆえの悔しさを、ここまでの仲間の支えやファンの声援で晴らすことができたという嬉しさ、そんなファンの姿や声援の見えない無観客ライブに感じていた不安やプレッシャー、それだからこそまた絶対みんなと会ってライブをしたいという熱い想いが語られた。
「私達の成長した姿をお見せできたと思います。本当にありがとうございました! まだまだ未熟ですが私達をよろしくお願いいたします。また会場でみんなとライブで会える日を楽しみにしています!」
そんな大西の言葉と共に二日間に渡った『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live!』は大団円で幕を閉じた。来年の3rdライブでは「虹ヶ咲の元気やパワーもあればウイルスもぶっ飛ばせると思う」という言葉が現実になってほしいと願わずにはいられない熱いトキメキに満ちた3時間、ぜひリピート配信で多くの人に味わってほしい。
取材・文=斉藤直樹

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