森山未來、ソロとしては初となる全国
ツアーの開催が決定 新感覚の朗読パ
フォーマンス『「見えない/見える」
ことについての考察』

2020年10月14日(水)~11月6日(金)、森山未來によるリーディングパフォーマンス『「見えない/見える」ことについての考察』が開催されることが決定した。
2017年に東京藝術大学にて初演され、新しい表現のかたちを示したとして、全4公演ながらも話題を呼んだ本作品。森山未來のソロパフォーマンスとしては、初の全国ツアーとなり、<日常を失った世界に問う「本当に見ること」とは >という問いかけとともに全国7カ所、38公演を実施する。
(c)Shintaro SUMIMOTO
俳優やダンサーとして第一線で活躍しながら、国境やジャンルを超えた表現に挑戦し続ける森山未來。彼が織りなす、声と身体、光で感じる新感覚の朗読パフォーマンスだ。チケットは、9月12日(土)正午よりイープラスにて最速先行の受付が開始される。
『「見えない/見える」ことについての考察』公演紹介

(c)Shintaro SUMIMOTO
私たちが本当に見ているものは何なのか。この問いの答えを見つけるとき、選び取ることの大切さに気づくことができるでしょう。パフォーマンス《見えない / 見える ことについての考察》は声と残像、そして森山未來の身体を通して私たちに語りかけてきます。

《見えない / 見える ことについての考察》はノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの『白の闇』という小説から着想を得たテキストのリーディングを中心としたパフォーマンスです。ある日人々が突然視力を失う、それはいわゆる「黒い闇」ではなく、ミルクのように圧倒的な白い闇なのです。人々はパニックに陥り、弱者と強者の立場が入れ替わるなどの混乱がおきます。最後は視力を取り戻すものの、この体験を通して彼らは、見えることと見えないことの境界をリセットし、不確かな現代の中で本当に見なければならないものについて再考するのです。
この『白の闇』に、モーリス・ブランショ作の『白日の狂気』がメタテキストとして絡まってきます。これは強い光で視覚を失いそうになること、すべてが見えすぎることによってかえって見えなくなることを比喩的に語っています。明滅する光の残像の中に浮かび上がる森山未來の身体と、透徹した声で読まれる2つのテキストの響き合いは、未知のヴィジョンへと観客を誘っていきます。(初演時概要より引用/キュレーター・長谷川祐子)

そして2020年、当たり前の日常を失い、新しい生活を築くこととなった我々に「本当に見ること」について問いかけます。

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