ホフディラン「スマイル」は今だから
聴きたい！肩の力を抜いてまずは笑う
ことから始めよう
20年の時を超えて愛される「スマイル」
▲森七菜 スマイル Music Video
朝ドラをはじめ、数々の映画・ドラマに出演する若手女優の森七菜。
彼女が「オロナミンC」のCMで歌った曲が注目を集めました。
歌われた曲はホフディランの『スマイル』。
彼らが1996年に発売したメジャーデビューシングルです。
アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の初代エンディングテーマとして使用されていたので、CMを見て懐かしいと思った方もいるのではないでしょうか。
森七菜が歌った『スマイル』が反響を呼び、2020年7月19日に配信限定リリース。
原曲を歌うホフディラン自らがプロデュースを担当したことでも話題を集めました。
発売から20年以上経って再び注目された『スマイル』。
シンプルな言葉で綴られた歌詞が、今の時代だからこそ響く内容になっています。
さっそく見ていきましょう。
「いつでもスマイル」と聞けば、とても簡単なように思えます。
しかし大人になればなるほど、いつでも笑顔でいることは案外難しいものです。
ひどく落ち込んでいる時、何だか上手くいかない時でもいつもどおり会社に行ったり、笑顔で接客をしたりと「なんでもない顔」を装わなければいけない場面はたくさんあります。
感情とは真逆の態度に疲れそうですが「まずはスマイルでいよう」と歌っていますね。
生きていく上で、理不尽なことに出会うのは一度や二度ではありません。
そんな時、誰かが「キミは悪くないよ」と言ってくれるだけで心が軽くなるような気がします。
努力でつくる笑顔
スマイル 歌詞 「ホフディラン」
https://utaten.com/lyric/ja00005000
https://utaten.com/lyric/ja00005000
歌詞では笑えない時こそ努力して笑顔をつくろうと言っています。
「キミ」は笑顔を忘れ、笑えずにいる状態にあるのかもしれません。
ただ「キミ」の笑顔は町中に見せびらかしたいほど可愛く、素敵なもの。
だからこそ、ツライかもしれないけど暗い顔をせずに笑顔でいてほしいと願っているようです。
笑えないほどの経験をしている時は、その辛さが終わりなく続くような感覚を覚えます。
そんな中で「もうすぐだね」「少しだね」という言葉が、ツライ状況から抜け出せる日が必ず来ることを伝えているようです。
魔法の言葉「スマイル」
スマイル 歌詞 「ホフディラン」
https://utaten.com/lyric/ja00005000
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これまで励ましの言葉が続いていていましたが「人間なんかそれほどキレイじゃないから」という鋭い一言が出てきました。
人間は完璧ではないし、それほどキレイでもないことを大人は知っています。
例えば会社で嫌なことがあっても、そこは割り切って「まずはすぐにスマイル」と言っているのかもしれません。
落ち込んだり矛盾を感じ、負の感情をいつまでも持ち続けると、どんどん深みにハマってしまい抜け出せなくなってしまいます。
歌詞に繰り返される「いつでもスマイル」というフレーズは、おまじないのような言葉だと考えてみていいかもしれませんね。
落ち込んでも、理不尽な目に遭っても「いつでもスマイル」を忘れなければ、努力して作った笑顔が心からの笑顔に変わる瞬間がきっと訪れるでしょう。
笑顔を忘れがちな状況のときこそ『スマイル』を口ずさんでみてはいかがでしょうか。
TEXT サトイ モノコ
