行定勲・瀬々敬久・石井岳龍ら3監督
が永瀬正敏×土居志央梨W主演の映画
『二人ノ世界』に称賛の言葉 特別映
像も解禁に

本日7⽉10⽇(⾦)から公開される映画『⼆⼈ノ世界』から、特別映像が公開された。
『⼆⼈ノ世界』は、第10回⽇本シナリオ⼤賞佳作受賞作の映画化作品。『私立探偵 濱マイク』シリーズなどで知られる林海象氏がプロデュースし、永瀬正敏と⼟居志央梨がW主演を務めた作品だ。メガホンとった藤本啓太監督のほか、京都芸術⼤学で学んでいた20代のスタッフたちと俳優ら少数のプロで製作されたもので、撮影から約6年を経て劇場公開を果たすことになった。
本作で描かれるのは、バイク事故による頸椎損傷で半身不随となった男・俊作と、彼を介護することになる視力を失った女性ヘルパー・華恵の物語。京都・⻄陣を舞台に、喪失感を抱えた二人の奇妙な⽣活が描かれる。主演の永瀬・⼟居のほか、牧⼝元美、近藤和⾒、重森三果、宮川はるの、⽊村貴史、ミズモトカナコ、勝⾕誠彦、⽔上⻯⼠、楠⾒薫がキャストに名を連ねている。

解禁された映像では、俊作と華恵が交流する姿や、ふたりそれぞれが抱える周囲の世界との“隔たり”のようなものが描かれている。ふたりの物語は、どのような結末を迎えるのか。
また、本作を鑑賞した、行定勲・瀬々敬久・石井岳龍の3監督からの称賛のコメントも到着している。
行定勲(映画監督)
永瀬正敏の演技は言わずもがなだが、土居志央梨の存在感がとにかく素晴らしい。
二人の作り出す世界に引き込まれ、何度も胸を締め付けられた。

瀬々敬久(映画監督)
不自由ということに直面しないといけない今、ホントウの自由とは何かということが静かに沁みてくる。
いかに人間は心を自由に生きることが出来るのだろうか。この映画の真っ向勝負の問いかけが胸に突き刺さってくる。
石井岳龍(映画監督)
奇跡の復活公開まで6年という長い歳月を必要としたというこの作品、そこに至るまでの苦難の道のりの現実は、この作品に刻まれる二人の傑出した俳優の演技、日本映画界の至宝・永瀬正敏が演じる俊作と、凜とした生命感で過酷な現実と真っ向対峙する華恵を体現する土居志央梨の二人ノ世界、その表情や佇まいや仕草の細部の結晶化を、逆により息づかせ、光り輝かせた。その微かだが確かな光は、やはり、映画館の闇の中でこそ、より再生復活の輝きを増すのだ。

『二人ノ世界』は2020年7月10日(金)イオンシネマにて公開。

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