【超特急 ライヴレポート】
『8th Anniversary Special Studio
Live「超特急とStand up!!!!!!!!」』
2020年6月10日 at スタジオライヴ
ライヴ前にはアクセスが集中し、開演が大幅に遅れるという思わぬハプニングが発生する。前向きにとらえると、超特急のライヴに対するファンの熱量がそれだけ高かったと言っていいだろう。そんな期待感高まるライヴは「a kind of love」から明るさいっぱいにスタート! そして、タクヤが“観てるみなさんも一緒に踊ってください!”との声からさわやかなメロディーの「My Buddy」へ。メンバーは“超特急!”“Stand up!”の掛け声でファンを盛り上げ、楽しさに満ちた超特急らしいライヴ空間を作っていった。
自己紹介を終えると、メンバー同士の対決が三本立てで行なわれるスペシャル企画『君と僕なら問題ない!超特急三本勝負!!!!!』に突入する。まず1本目は3曲をごちゃ混ぜにした音源から曲名を当てるという楽曲当てクイズ。問題が出題されると、楽曲に慣れ親しんだメンバーでも苦い顔をするくらいの難しさ…。しかし、楽器の音が徐々に重なっていくという超難問はタカシが正解を出しシンガーのすごみを発揮した。2本目のイヤホンガンガンゲームはひとりのメンバーがアカペラで歌っている口を見て、音の聴こえない状態のメンバーが読心術で曲名を当てるというもの。これはカイが2連続で正解し新たな才能を開花させた。3本目はどんどん膨らむ風船を5人で回しながら魚の名前を答えるという風船爆弾ゲームだったが、順調に行くかと思いきやユーキがなかなか答えられずに風船は爆発してしまった。
バラエティー要素たっぷりなコーナーで思いっきり楽しんだあとは再びライヴへ。カイが画面越しのファンとコール&レスポンスを行ない、“最高の時間にしましょう!と「Booster」を披露。勢いたっぷりの楽曲で5人はビシッとしたパフォーマンスで魅せる。ユーキのアクロバットもばっちり決まった。続いては「Kiss Me Baby」。ソリッドなサウンドとともに熱量たっぷりの歌とダンスを繰り広げ、ライヴのテンションは際限なく上昇していく。
ここでリョウガがCDデビュー8周年の思いを語る。“8年間を思い返すと長いですが、体感的にはあっと言う間でした。こうして生配信で最高のライヴができて嬉しい。僕たちは夢の東京ドームに向かってこれからも全力疾走していきます!”と前向きな思いを口にしたのだった。
メンバーは8号車とコール&レスポンスを行ない、いよいよ新曲「Stand up」を初披露。同曲はダンサーメンバーがラップし、タカシがメロディーを歌唱するという、歌の面でも5人のコンビネーションが光るオールドスクールヒップホップテイストのナンバー。また、歌詞にはこれまでの超特急の曲名が入っていたり、君と未来へ進んでいく想いが入っていたりと、まさに超特急と8号車の過去現在未来が詰まっている。メンバーは迫力のダンスを繰り広げ、完全に汗だく状態となった。最後は「Drawイッパツ!」。《まだまだ 暴れたんねぇぜ!》という歌詞の通り、メンバーはパワー全開のパフォーマンスを繰り広げ、画面越しの8号車とともにアツくポップに盛り上がった。
ここでメンバーはアニバーサリーライヴを終えての感想を語っていく。
カイ:ツアーは中止になってしまいましたが、こうしてデビュー日に8号車のみなさんとつながることができました。次に会える時まで力溜めて爆発しましょう!
タクヤ:みなさんと会えない時間が続いてますが、今日は配信でしかできないライヴができたと思ってます。9年目もよろしくお願いします。
ユーキ:みんなの前でパフォーマンスできる大切さは、コロナの問題があってより感じることができました。今日のライヴを楽しんでもらえてたら嬉しいです。僕らは、9年、10年とまだまだ飛ばしていきます!
タカシ:生配信でしかできないライヴをやれて、みんなの言葉を心で感じられました。超特急はまだまだ未完成なグループですが、頑張って笑顔を届けていきます!
リョウガ:僕たちは10周年、15周年、88周年…いや100周年目指して走っていきたいです!
…と未来に向かって走り続ける超特急であることをしっかりと口にした。
メンバーも画面から去ってライヴもここで終了…と思いきや、8号車の想いに応えてのアンコール。盛り上がり必至の「Burn!」を投下すると、画面の向こう側の8号車に向かって“腹から声を出して!”などさまざまな言葉を投げかけながらライヴを作っていく。大サビは全員で合唱し、ばってんポーズとジャンプで一体感を築いてライヴはフィニッシュとなった。
最後にリーダーのリョウガが“生配信だからこそ、より8号車との絆を感じることができました。僕らと8号車となら間違いないです。こういう時期だからこそ顔を上げて手を取り合っていきましょう! これからもよろしくお願いします!”と語り、最後はメンバー全員で“僕たちは超特急でした!”と声をあげて8周年ライヴを締め括った。
メンバーは生配信ライヴというかたちでアツく楽しい超特急を魅せてくれた。どんな環境だろうと一体感を作り上げる、超特急の強さを改めて感じさせる8周年ライヴだった。
撮影:米山三郎/取材:土屋恵介
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