映画「ズートピア」夢見る人にきっと刺さる!ディズニーが伝える理想への近道

映画「ズートピア」夢見る人にきっと刺さる!ディズニーが伝える理想への近道

映画「ズートピア」夢見る人にきっと
刺さる!ディズニーが伝える理想への
近道

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ディズニー最高のバディが誕生!
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2016年にアメリカで公開され、瞬く間に大ヒット作となったディズニー映画『ズートピア(Zootopia)』。
2017年のアニー賞とアカデミー賞では、アニメ作品賞を受賞しました。
動物の世界を描きながらも、現実の人間社会とリンクする内容は、子供から大人まで様々な観点で楽しめる面白さがあります。
ディズニー映画らしいユーモラスにあふれているのに、じっくり観ると深いメッセージが伝わる『ズートピア』の魅力に迫ります。
凸凹コンビはタイムリミットまでに真相にたどり着けるか
▲『ズートピア』予告編
舞台は、動物たちが夢を叶えられる自由の都市「ズートピア」。
そこでは、様々な種類の動物たちがまるで人間のように暮らしています。
警官になるという夢を叶えたウサギのジュディ・ホップスは、ウサギとして初めての警官という肩書を背負い警察署に派遣されます。
しかし、負けず嫌いで正義感に燃える彼女を待っていたのは、交通違反の取り締まり係でした。
そんな中、ズートピアで肉食動物の誘拐事件が勃発。
もっと警官らしい仕事をしたいと息巻くジュディは、行方不明の夫を探しにきたカワウソの依頼を勝手に引き受けてしまいます。
そのことを知った警察署長のボゴは、彼女に「48時間以内に誘拐事件の被害者を見つけないとクビ」と宣告します。
事件の手がかりを知るのは、キツネの詐欺師ニック・ワイルド。ジュディは脱税をしている彼の弱みを握り、共に行方不明者の捜索を始めることに。
しかし誘拐事件の裏には、思いもよらない企みが隠されていました。
2匹の凸凹コンビが奮闘する、ディズニー屈指のミステリー作品です。
巧みな演技でキャラクターを演じるキャスト陣

ウサギのジュディ役には、女優でありアニメーションの声優としても活躍するジニファー・グッドウィンが起用されました。
体は小さくても度胸のあるジュディの雰囲気にあった表現で、映画を引っ張っています。
キツネのニック役は、SFからコメディまで幅広く演じ分ける俳優ジェイソン・ベイトマンが抜擢されました。
狡猾な詐欺師という役を男らしい声でユーモラスに演じ、この魅力に高い評価を受けています。
日本度吹き替え版ではジュディ役を女優の上戸彩が、ニック役を声優の森川智之が担当。
心優しくポジティブなジュディと飄々としながらも知的さを感じるニックのコンビを演じ、英語版とは異なる表現で観客を楽しませてくれます。
他にも、英語版・日本語版共に演技派のキャストが集結。
多くのキャラクターが登場しながらも、個々に印象に残る映画に仕上げています。
個性豊かなキャラクターで何度観ても楽しめる!
▲『ズートピア』特別映像
映画『ズートピア』は、数々の個性あるユニークなキャラクターたちが大きな見どころです。
動物たちが二足歩行で、服を着て生活しているというファンタジーな世界観ですが、それぞれの動物が本来持つ毛並みの質感や習性、性格までが見事に反映されています。
その緻密な表現ができたのは、サファリパークや自然史博物館などで行われた度重なる取材の賜物でしょう。
また、それほどまでにリアルな動物たちを描いているにも関わらず、どこか人間らしさを感じるところもストーリーに引き込まれる要因となっています。
努力家のジュディに皮肉屋のニック、のんびり屋のナマケモノのフラッシュや頑固な水牛のボゴなど、自分や周囲の人と重なるキャラクターがひとつは必ずいるでしょう。
現実と重なって思わず笑ってしまうシーンが沢山あります。
そんな楽しい世界観があるからこそ、ディズニー初のミステリー要素を含んだストーリーに観客を自然と導いてくれます。
物語がどう展開していくのか、犯人は一体誰なのか。ジュディとニックのコンビと共に、ハラハラしながら真相を追っていくことができます。
さらに、人種差別や薬物といった重い問題もやわらかく扱われ、子供たちに観やすい内容に落とし込みながらも問題への注意喚起が伝わります。
ここまでバランスの良い内容で完成度を高められるのは、アニメならではです。
加えて、『ズートピア』は過去の映画のパロディやオマージュが散りばめられていることでも話題となりました。
近年のディズニー映画ではよく取り入れられている手法ですが、本作は特に多く攻めの姿勢を見せています。
たとえば『アナと雪の女王』や『ゴッドファーザー』などの作品がオマージュされていて、元の作品を知らなくてもギャグとして楽しめます。
映像内にも見過ごしてしまうような細かさで、登場している場合もあり、観る度に新しい発見があるでしょう。キャラクターやストーリーだけでなく、パロディやオマージュにも注目してみてください。
ポジティブに夢を追う主題歌「Try everything」
▲ズートピア主題歌 「Try everything」 - Shakira <日本語字幕>
Try Everything 歌詞 「Shakira」
https://utaten.com/lyric/sa16051306
映画『ズートピア』の主題歌は、明るくポップな楽曲『Try everything』です。
オーストラリアの歌手シーアと、ノルウェーの音楽プロダクションチームのスターゲイトにより作詞作曲されました。
スタンダードな拍子をバックに変調のメロディが重なるバラード調から始まり、サビに向けてワクワクするような盛り上がりを見せる演奏が楽しい曲です。
歌詞には、失敗してもチャレンジすることをあきらめない強い志が描かれています。
歌唱を担当したのは、コロンビア出身の人気歌手シャキーラ。彼女はズートピア界のポップスター役であるガゼル役も演じています。
意志の強さを感じるパワフルな歌声で、曲に見られる逞しさを表現しています。
『Try everything』は、エンディングだけでなく劇中でジュディがズートピアに向かう際に聴く音楽としても登場。
ジュディの不安や寂しい気持ちを支えるように、観る人の心まで前向きにしてくれるでしょう。
Dream Amiが歌う日本語版も感動的!
▲Dream Ami / トライ・エヴリシング (Dream Ami version)
トライ・エヴリシング (Dream Ami version) 歌詞 「Dream Ami」
https://utaten.com/lyric/iz16041416
日本語吹き替え版の『ズートピア』の主題歌『トライ・エヴリシング』は、DreamやE-girlsの元メンバーで現在はソロで活動している『Dream Ami』が歌っています。
彼女もガゼル役の声を兼任し、透明感のあるのびやかな歌声は映画を飾る主題歌にぴったりと高評価を得ました。
日本語版の歌詞では、夢に向かいひたむきに奮闘するジュディの想いを反映しています。
繰り返す失敗にめげそうになりながらも、自分を励ましながら前へ進む元気な様子が現れた楽曲です。
テーマのポジティブさは引き継ぎながらも、歌詞も歌唱も英語版と日本語版では違いがあるので、それぞれを聞き分けて楽しむこともおすすめです。
映画「ズートピア」は人として大切なことを教えてくれる傑作!

ディズニーが誇るバディ映画『ズートピア』は、夢を追って頑張る人に力と勇気をくれるストーリーです。
夢を叶えることは決して簡単なことではありません。失敗や周囲からの評価に落ち込み、あきらめそうになることもあるでしょう。
『ズートピア』はそんな甘くない現実を示しながらも、成功への近道は自分の弱さを認めて乗り越えることであると教えてくれます。
幾つになっても捨てたくない、夢へと向かう気持ちを奮い立たせてくれる映画『ズートピア』で、明日への活力を得てください。

TEXT MarSali

UtaTen

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