澄んだ声を持つ原石・熊川みゆ。物語
を空想する音楽家の背景に迫る
空想を曲にする
ー小学校1年生の時に民謡を始めたそうですね。
小学生の時韓国ドラマが大好きで、その主題歌として使われていた韓国の民謡にこぶしやゆりが入っていたんですよね。それを聴いた演歌好きの祖父が、「民謡を習ったらどうか」と言ってくれたのがきっかけでした。最初は乗り気ではなかったんですけど(笑)、民謡を歌う中でステージに立つことが好きになり、歌の魅力にどんどんハマっていきました。
ー自分にとって音楽が大事なものに変わっていった理由はなんですか。
自分が得意なことって大好きになるじゃないですか? 民謡って昔の口調で書かれたいるので、意味も難しく、小学生の頃はわからないまま歌っていたんですけど。一生懸命歌っていたら、涙が出たよって言ってくれる人がいて、自分にもこんなことができるんだって感動したんです。それで音楽を凄く好きだって自覚して、中学からはギターを始めて作詞作曲もするようになりました。
ーギターを持ったきっかけは?
民謡も6年間やってきたので、そろそろいいかなって思っていたタイミングにYUIさんを聴き始めて。ちょうどその頃ギタリストとの出会いもあり、ギターって凄く良いなと思いました。そしたら小学6年生の時に壊れかけのギターがタンスから出てきて、「(家に)あるじゃん!」ってなって(笑)。それで弾き始めました。