アルバム『Reflections-TOKYO GALAXY』

アルバム『Reflections-TOKYO GALAXY』

トベタ・バジュン、
初のリミックスアルバムに
Avec Avec、Tomgggなどの
リミキサー陣が参加

坂本龍一もその才能を認めるサウンドクリエイタ―/プロデューサーのトベタ・バジュンが、初のリミックスアルバム『Reflections-TOKYO GALAXY』を2月28日に発売する。

今作では映画や映像音楽など、さまざまなシーンでのサウンドプロデュース、さらにはアイドルのプロデュースまでも行う多彩な顔を持つトベタのアルバム『TOKYO GALAXY』(2015年リリース)からの曲をメインに、才能の奥行きをうかがい知ることのできる楽曲たちを2020年バージョンとしてアップデートした。

収録楽曲は、それぞれ独自の世界観をもつシンガー/ラッパーを迎えた「テディベアとパスワード (feat.野宮真貴)」「静かなTOKYO (feat. 泉まくら)」「月の輪郭と午後の雨 (feat. ボンジュール鈴木) 」「東京銀河 (feat. 橋本一子)」「Secret Lounge (feat. Vivian Sessoms)」「Space Loungin' (feat. Shing02) [Drumless Mix]」の6曲。

これらの楽曲は、U2やDua Lipa、Gorillazなど名だたるアーティストたちからの信頼も厚いロンドンのマスタリング・エンジニア、ジョン・デイヴィスがリマスタリングを施した。NYのジャズシンガーを迎えたアーバン・アダルト・コンテンポラリー「Secret Lounge (feat. Vivian Sessoms)」と、アナログのリリースも話題となった「Space Loungin' (feat. Shing02) [Drumless Mix]」はリマスターのみの収録で、その他4曲についてはリマスターのほか、未来志向のエッジィなトラックメーカーたちが新たな息吹を吹き込んで、今のTOKYOを見事に表現している。

キュートなフレンチポップス「テディベアとパスワード (feat.野宮真貴)」は、ポップユニットSugar’s Campaignでも活躍するAvec Avecがリミックスを担当。トリッキーな転調がクセになる「静かなTOKYO (feat. 泉まくら)」は、ドラマティックなリミックスを得意とするTomgggが手腕をふるう。ロリータ・ウィスパー・ボイスが耳に残る「月の輪郭と午後の雨 (feat. ボンジュール鈴木) 」は、奇抜で変則的なサウンドクリエイションが特徴的なPARKGOLFが、近未来的ポエティック・リーディング「東京銀河 (feat. 橋本一子)」はカリフォルニアを拠点に世界を股にかけて活躍するDJのQrionがそれぞれ担当している。

過去の名曲たちを“Reflection(回想)”しながら、奇才トベタ・バジュンの魅力を余すところなく伝えてくれる『Reflections-TOKYO GALAXY』。個性的なクリエイターたちによって昇華された珠玉の楽曲たちに身を委ねれば、変化し続け、雑多でありながら人を惹きつけてやまない“今”の東京を全身で味わうことができるだろう。

【トベタ・バジュン プロフィール】

トベタ・バジュン (Bajune Tobeta) 作詞家・作曲家/プロデューサー
日本を代表する作曲家の坂本龍一の門下生として、坂本龍一設立のプロダクションの所属を経て、独立し株式会社クロアを設立。
音楽家・プロデューサーとしての実績は、2008年葉加瀬太郎氏レーベルから、坂本龍一/高橋幸宏/大貫妙子/キリンシ?/高野寛/平野啓一郎(芥川賞作家)等をフィーチャーしたソロアルバム「青い蝶」をリリース。その後も国内外の世界的なアーティストとの共演を数々と増やしソロ活動の一方でアーティスト・プロデュースも積極的に行なう。共演、プロデュース実績としては、順不同で、坂本龍一、大貫妙子、高橋幸宏、高野寛、アート・リンゼイ、ジャキス・モレレンバウム、野宮真貴(ピチカートファイブ)、坂本美雨、キリンジ、佐田真由美、浅香唯、Salyu(サリュー)、Shing02、アトム・ハート、AOKI takamasa、FPM、ボンジュール鈴木、泉まくら、斎藤ネコ、ニコラ・コンテ、東儀秀樹、藤原道山など多数。
映画音楽を筆頭に、国連の国際環境会議「COP10/MOP5」のテーマ楽曲、日本政府映像を多数担当、さらに2010年よりTBS 系列のニュース 23 のオーフ?ニンク?テーマおよび番組内の楽曲を手掛けている。更に師としてあおぐ坂本龍一の設立した東日本大震災の震災支援活動として「こどもの音楽再生基金」や東北ユースオーケストラのために坂本龍一作曲の楽曲のオーケストラアレンジを手掛ける。他にもテレビ・ラジオ番組テーマなどを多数手掛ける。2016年には村上龍による総合監修、坂本龍一音楽監修のもと「日本の伝統行事」の音楽を全編制作、その他、星野リゾートの館内音楽のプロデュースやTOKYO FM, J-WAVE番組テーマ音楽、テレビ番組テーマ曲など幅広い作曲・編曲プロデュースを行なう。

【リミキサー プロフィール】

■Avec Avec
トラックメーカー/作曲家/編曲家。2007年頃からインターネット上でのリミックスやマッシュアップ制作をきっかけに 2011年にAvec Avec名義で活動をスタートさせる。アメリカLAのMush Recordsや日本のネットレーベルMaltine RecordsよりEPをリリース。国内外問わず様々なリミックスも手がけつつ、楽曲プロデュースもおこなっている。Bass Music、Beat Music、Synthpopなど10年代的ビートを基調に新しいPOPの形を追求し、Seihoとのポップユニット“Sugar’s Campaign”でも活動中。

■ Tomggg
国立音楽大学 大学院 修士課程 作曲専攻修了。卒業後は方向転換し劇的な展開・キラキラした音を駆使し、ものすごく楽しくなる楽曲を公募型コンピレーション”FOGPAK”や自身のsoundcloudなどインターネットを中心に発表し、Maltine RecordsよりEP『Popteen』を発表。カナダのトラックメーカーRyan Hemsworthとの楽曲制作、Yun*chiのプロデュースや、禁断の多数決、negicco、Porter RobinsonへのRemix制作を行う。2015年にデビューEP『Butter Sugar Cream』、2016年には2nd『Art Nature』をリリースした。ロゴ、アイコン、ジャケットのアートワークは風邪ぴことkazami suzuki。

■ PARKGOLF
札幌在住のBeatmaker / ProducerのPARKGOLF(パークゴルフ)。「Fogpak」や「PIPE DREAM COMPILATION VOL.1」など数々のコンピレーションへ参加している。Maltine Recordsからのリリース、SEBASTIAN X、tofubeats、Spazzkid 等の楽曲REMIX、そしてDAOKOのメジャーデビュー作のプロデュースを手がける。2015年に初のフルアルバム「Par(パー)」をSeiho主宰Day Tripper Recordsからリリースした。

■ Qrion
札幌出身、現在はアメリカ・サンフランシスコを拠点とするトラックメーカー/プロデューサー。10代の頃からオンラインを中心に音源をリリースし注目を集め、Ryan Hemsworth、How To Dress Well、Giraffage、i am robot and proud ら海外のプロデューサーとの共作が一挙に話題となり、瞬く間に世界中からのオファーが殺到した。〈Fool’s Gold〉、〈Carpark Records〉、〈NestHQ〉、〈Secret Songs〉などの世界中のレーベルから、「Trip」、「Just a Part of Life」といった自身の作品のほか、TOKiMONSTA、Slow Magicなどのリミックス作品もリリースしている。さらに世界中をツアーしており、Slow Magicとの28日間の北米ツアーを終え、Porter Robinson、Ryan Hemsworth、Cashmere Cat, and Giraffageのツアーにも帯同した。2018年のEP「GAF」のリリースツアーでは、LA、ニューヨーク、サンランシスコ、札幌、東京など、アメリカと日本で全8公演を成功裡に収め、更には世界最大級のダンスミュージック・フェスTo
morrow land 2018 出演を始め、HARD Summer、Holy Ship、日本のTAICOCLUB’ 18など、多くのフェスティバルでもプレイしている。世界基準でさらなる話題を集める、今最も注目すべきアーティスト。

アルバム『Reflections-TOKYO GALAXY』
Bajune Tobeta
Avec Avec
Tomggg
PARKGOLF
Qrion
ジョン・デイヴィス

OKMusic編集部

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