SKE48、総勢75名・静岡でハッピーバ
レンタインライブ!「みんなのことが
バカ好きだに!」

「みんなのことがバカ好きだに!」

名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が、静岡エコパアリーナにて「SKE48 Valentine’s Day Live 2020 ~CHOCOLATE~」を2020年2月15日に開催。

パステルカラーのスイーツのような衣装に身を包んだ9期生までの全メンバーが登場し、松井珠理奈の「みんな、ハッピー・バレンタイン!」のかけ声で「チョコの奴隷」から公演はスタート。

「1!2!3!4! ヨロシク!」、「チャイムはLOVE SONG」、「恋を語る詩人になれなくて」と、SKE48らしさ全開の曲で会場は序盤からヒートアップ。

静岡出身の青木詩織と赤堀君江が「みんなのことがバカ好きだに!」とかわいらしい静岡弁を披露し、地元静岡の方々をはじめ、本拠地名古屋他、遠方からかけつけてくれた方々から歓声が上がった。

春に卒業を控えた高柳明音は「卒業発表して初めての公演で、来年はもういないんだな、楽しまなきゃって思いました。この景色を『いつか思い出せるように』思い切り楽しんでいきましょう!あれ、写真集のタイトルみたい(笑)」と3月4日に発売する自身のソロ写真集のPRもしっかり入れたトークで会場を沸かせた。

先日卒業発表をしたばかりの松井珠理奈からも発表後初公演ということで「すごく楽しくて、なんで卒業発表しちゃったんだろ?笑」とのお茶目な発言も飛び出した。

昼公演のユニット曲コーナーでは、「Glory days」は熊崎晴香をセンターに北野瑠華と日高優月が、「フィンランド・ミラクル」はセンターに竹内彩姫、「万華鏡」には青木詩織、鎌田菜月と、6期生メンバーが引っ張っていった。

「思い出以上」では古畑奈和、荒井優希、松本慈子が気迫溢れる圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。「眼差しサヨナラ」では「歌唱力No.1」の称号をもつ野島樺乃とともに、佐藤佳穂も美声を披露。「雨のピアニスト」では山内鈴蘭、大場美奈、斉藤真木子が大人の魅力をアピールし、松井珠理奈がソロ曲「Who are you?」を赤いドレスでセクシーなパフォーマンスを魅せた。

「私たち今、本当に幸せです」

夜公演のユニット曲は、高柳が卒業ソロ曲「青春の宝石」を心をこめてしっとりと歌い、その後は各チームからそれぞれの楽曲に合ったメンバーのシャッフルユニットとなった。「コップの中の木漏れ日」、「フラフープでGO!GO!GO!」、「雨の動物園」といったアイドルらしいキュートな楽曲、情熱的なラテン調の「拗ねながら、雨…」、ユニットとしての活躍が目覚ましいカミングフレーバーの「せ~ので言おうぜ!」など、バラエティーに富んだ表情を見せた。松井はソロ曲「Who are you?」を夜公演では黒い衣装のDance ver.でクールにパフォーマンス。

ユニット曲コーナーの後は、昼、夜とも「LOVE」をテーマにした、くすりと笑える寸劇を繰り広げた。高柳、大場をはじめ、舞台経験を積んだメンバーも多く、それぞれの役になりきり客席も引き込まれていった。昼は「バレンタイン・キッス」、夜は「チョコレイト・ディスコ」と、バレンタインデーにちなんだカバー曲で、会場を盛り上げた。

そして、遂に10期生が初登場。一人ひとり自己紹介後、石塚美月が「一生懸命パフォーマンスします」と、「望遠鏡のない天文台」と26thシングルに収録の10期生歌唱曲「渚のイメージ」を続けて披露。白いワンピース衣装のスカートの裾をひらりと翻すダンスで、爽やかな初ステージとなった。

続いて9期研究生、S、KII、Eのチームがそれぞれパフォーマンスし、チームKIIの「愛の数」、「蹴飛ばした後で口づけを」では会場が赤一色に、チームEの「バナナ革命」では黄一色に、「入り口」では緑一色に染まった。

いよいよ終盤を迎え、「FRUTRATION」、「Stand by you」、「12月のカンガルー」、「ソーユートコあるよね?」など代表曲を立て続けに全メンバーでハワフルにパフォーマンス。客席にはメンバーが代わるがわるトロッコで登場し、会場の熱気も最高潮に。「パレオはエメラルド」では10期生も加わり、総勢75名でのパフォーマンスは圧巻な光景となった。

「私たち今、本当に幸せです」と切り出した須田亜香里。握手会が次々に延期になっている状況の中、「ファンの皆さんにブログだったり、お手紙だったり、いろんな場でたくさん力をいただいています。そんなファンの方がいるからしんどい時や諦めたくなってしまう時も、頑張ることができます。今日はこうして来てくれて本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と感謝の気持ちを述べた。そして、「気持ちを込めて歌わせてください」と「そばにいさせて」を全員で歌い、色とりどりのサイリウムが広がる中、しっとりと本編を締めくくった。

アンコールでは、赤、青、黄、緑の4色のツアーTシャツで全メンバーがステージに再び登場。静岡出身の青木詩織が「今日は静岡まで皆さん来てくださって本当にありがとうございます。これまで静岡でコンサートをするのが夢だったので、今日は夢みたいでほんとに幸せです。次に帰ってきたときには一回りも二回りも成長したSKE48を見せられればと思っています」と喜びの気持ちを伝えた。

夜公演では、ここでSKE48キャプテンの斉藤真木子にスタッフから手紙が渡され、メンバー、会場に一斉にどよめきが起きた。運営スタッフからの伝達を斉藤が読み上げ、チームSのリーダーに、現副リーダーの松本慈子が2月16日より就任することが発表された。

10期生

© 2020 Zest,Inc.

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佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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