【CARRY LOOSE インタビュー】
私たちの表現するべきものは
“エモ”とか“やさしいオーラ”
みたいなこと
「にんげん」を聴いて
“CARRY LOOSEとは?”が分かった
CARRY LOOSEの魅力がますます深まっているところで、今回のシングルがリリースされるわけですが、タイトル曲の「にんげん」すごく良いですね。
パン
ありがとうございます。この曲を聴いて“CARRY LOOSEとは?”というのが分かった気がしたんです。やさしくて温かい雰囲気があって、青空みたいなイメージも浮かぶんですよね。聴いてくださるみなさんにも、CARRY LOOSEならではのものを感じていただけると思います。
YUiNA
“詞を届けたい”という4人の共通した気持ちを、まさに感じている曲でもあります。私も今までにいろいろな選択肢を選んできて、後悔もありますけど、どの経験もプラスになっているんです。“自分を信じて進むしかない!”って、この曲を歌いながら思っています。
つらいことや上手くいかないこともたくさんあるけど、前に進もうとしている人の姿を感じる曲ですよね。歌詞を書いた渡辺淳之介さんからのエールでもあるんじゃないでしょうか?
パン
そうですね。渡辺さんが私たちのことをすごく見てくださっているのも感じる曲です。いい曲をいただいたので、“頑張ろう!”っていう気持ちにも改めてなっています。
この4人の歌声のバランスの良さもすごく発揮されている曲だと思います。
ウル
私とYUiNAちゃんは声に高低差があって、それが好きだと言ってくださるお客さんがいるんです。そういうところも感じていただけたら嬉しいですね。私、歌うのがどんどん楽しくなっています。
パン
CARRY LOOSEは歌詞にメッセージ性があるので、みんなで上手に伝えられるように、さらに成長していきたいですね。
カップリングの「23:59」も、みなさんの歌声が心地良いです。作詞はウルウ・ルさんですね。
ウル
はい。私が体験したこと、絶望していた時に言われた言葉、してもらったこととかを想像して書きました。
歌詞を書く上で心掛けていることはあります?
ウル
ふとした瞬間にフレーズが出てくるので、思い付いたらiPhoneでメモしておくんです。歌詞を書く時はそこからいろいろ当てはめてみたりしています。
ユメカ
カッコ良い! 作詞家っていう感じがする。
ウルウ・ルさんの歌詞のフレーズって印象に残りますよね。「23:59」の《明日への絶望と期待で 目から水が溢れたんだよ》とか、すごく良いです。
パン
言葉の裏側にたくさんの物語があるような感じがするんですよね。聴くと頭の中に映像も浮かびます。
YUiNA
この前、BiSHのアユニ・Dさんにも褒められていたよね?
ウル
そうなんです。直接話し掛けてくださって、「やさしい世界」(アルバム『CARRY LOOSE』収録曲)の歌詞を褒めていただいたのが本当に嬉しくて。“頑張ろう!”って思いました。
ユメカ
私も自分のことのように嬉しかったです。
CARRY LOOSEの活動に対する手応えを感じられる出来事がいろいろあるようですね。ライヴへの意欲も高まっているんじゃないですか?
パン
はい。ライヴをやるごとに課題も見えてくるんですけど、どんどん前に進んで行きたいと思っています。
ユメカ
次のツアーも始まりますし、飛躍していきたいですね。あと、4人のキャラも引き出していきたいと思っています。ひとりひとりがめちゃくちゃ面白いのに、まだ力を発揮できていないんですよ。2020年の目標は、それですね。みんなのキャラ立ち!
ウル
全員で撮り合った動画とかも、どんどんSNSに上げていきたいですね。
ユメカ
みんなで楽屋にいるとめっちゃ楽しいのに、撮れ高が悪いんですよ。
パン
カメラがあると、みんな構えちゃうので。
ウル
でも、私YUiNAちゃんの隠し撮りに成功したんですよ。
YUiNA
気付いたら盗撮されていました(笑)。
ウル
すごく配達員の反応が良くて、“みんな、こういうのが好きなんだな”って思いました(笑)。
ユメカ
今年は全員で盗撮し合うのも目標かもしれないですね。
パン
みんな、裏表があるわけじゃないから、隠し撮りオーケー!
YUiNA
パンちゃんはツイてない出来事がよくあるから、そういう動画も上げたら? この前もキャリーケースが壊れたし。
パン
そういうのね(笑)。
ユメカ
マフラーもなくしたし。
パン
2020年の内にお祓いに行くのも目標にします(笑)。
取材:田中 大