水瀬いのり

水瀬いのり

【水瀬いのり インタビュー】
大切な家族や友人を思い出して、
想いを馳せてほしい

ライヴは自分が無敵だと思えるくらい、
みなさんからパワーがもらえる場所

カップリングの「僕らは今」はライヴで盛り上がりそうな曲ですね。

まさしくライヴを意識した曲です。ツアーがあるので、それを踏まえて制作しました。「僕らは今」では“神話”と言うと大袈裟ですけど、“この日、この場所にいる僕たちが伝説になるんだ”と歌っています。作詞は過去にも詞を書いてくださっている岩里祐穂さんなのですが、実際に私のライヴを観てイメージした、私とファンのみなさんとのつながりを歌詞にしてくださいました。ファンのみなさんと私、支えてくださっているチームのみんなとで、ひとつの旗を掲げる…そんな力強い意思を歌っています。

英語のところはお客さんとシンガロングできそうですね。

その場面では客電が付いて、みなさんが掲げる拳と大きく開いた口が客席全体に広がっている…という光景を想像しています。ぜひ一緒に歌ってほしいです。

今回のツアーでは初の横浜アリーナ公演もありますが、今の水瀬さんにとってライヴはどんな場所ですか?

来てくださるみなさんに目いっぱい楽しんでいただきたい場所であり、私も最高に楽しめる場所です。ライヴというもの自体は緊張しますし、コンディンションも含めて不安もいっぱいありますけど、ファンのみなさんが喜んでくださる様子を見て、たくさんの人に自分の音楽が届いていることを自分の目で確かめることができるので、その日だけは自分が無敵だと思えるくらい、みなさんからパワーがもらえる場所です。

ステージに出る前に緊張したりは?

すごくします。でも、してないふりをしてます(笑)。

直前にステージ裏でスタッフと円陣を組んで気合いを入れたり?

そうですね。みんなで“がんばりぼん”って叫ぶんですよ。2ndシングルの「harmony ribbon」がきっかけで、円陣の掛け声に使うようになって。その時々のライヴにちなんで、毎回言う回数を変えているんです。

横浜アリーナでは何回言うんでしょうか?

オリンピック開会式の翌日なので、『TOKYO 2020』にちなむと2020回言うことになってしまうからどうしようかと思ってます(笑)。

えっ、5回でいいんじゃないですか?

五輪だから5回! なるほど、いただきました!(笑)

もう1曲の「Well Wishing Word」はかわいらしい曲ですね。

5thシングル「Ready Steady Go!」(2017年11月発表)のカップリング「Winter Wonder Wander」を作詞作曲してくださった栁舘周平さんが作ってくださった曲で、「Winter Wonder Wander」で使っていたベルの音が出てきたり、歌詞に“足音”などの共通するワードがあって、実は「Winter Wonder Wander」に出てくるふたりの前日譚を描いた楽曲にもなっています。

すごく明るくポップな曲なんですけど、歌詞には《バイバイ!》という言葉が。

お別れがテーマなのですが、《バイバイ!》が“また出会いたい”という希望を込めた幸せを願う言葉のひとつとして伝わる一曲になっていると思います。人生的な意味でのお別れも含んでいて、“生まれ変わって、また絶対に出会えるよ!”と歌っていたり。その話を聞いて、自分の中でこの曲がよりドラマチックなものになりました。明るく歌っているけど、どこか切なさも持っている。タイトルを略すと“WWW”なだけに、“W(ダブル)”の意味を感じ取ってもらえたら嬉しいです。

“デュワデュワ”とかのコーラスも楽しいですね。

はい。“シャララン”とか。1番と2番で視点が違って、1番はぶっきらぼうで照れ臭そうな男性目線、2番は茶目っ気たっぷりのヒロインのような女性目線という、歌詞も男女で対比したものになっています。その後ろで鳴っているフルートやバイオリン、コーラスはふたりの恋を祝福しているキューピッドみたいなイメージです。

では、最後に水瀬さんが2020年に願うことは?

今年こそ人間ドックに行きたいです。学生時代に健康診断を受けたことがあるくらいで、1度も行ったことがないので(笑)。

取材:榑林史章

シングル「ココロソマリ」2020年2月5日発売 KING RECORDS

『水瀬いのり LIVE TOUR 2020』

6/13(土) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール
6/20(土) 福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
7/05(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
7/19(日) 宮城・仙台サンプラザホール
7/25(土) 神奈川・横浜アリーナ

水瀬いのり プロフィール

ミナセイノリ:2010年に『世紀末オカルト学院』(岡本あかり役)で声優デビュー。中学⽣の時、オーディション『アニストテレス』に参加し、第1回⽬のグランプリを受賞。その後、2010年にTVアニメ『世紀末オカルト学院』(岡本あかり役)で声優デビューを果たす。2013年に出演したTVアニメ『恋愛ラボ』をきっかけに演技⼒の⾼さや役幅の広さが⾼く評価されるようになり、10代にして話題作のメインヒロイン役に次々と抜擢されるようになる。そして、キャラクターソングやアニメ・ゲームイベントでのパフォーマンスで、ジャンルを選ばずあらゆる楽曲を歌いこなす歌唱⼒が多くのアニメ/声優ファンを魅了し、歌⼿としての活動にも⼤きな期待が寄せられていた中、15年12⽉2⽇、⼆⼗歳の誕⽣⽇を迎えた記念すべき⽇に、シングル「夢のつぼみ」で待望の歌⼿デビューを果たす。日本武道館、横浜アリーナ、ぴあアリーナMMなどアリーナクラスの大会場で単独公演を成功させ、音楽活動の面でも常に大きな注目が寄せられている。水瀬いのり オフィシャルHP

「ココロソマリ」MV(Short Ver.)

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着