L→R 鹿沼亜美、田辺奈菜美、傳 彩夏

L→R 鹿沼亜美、田辺奈菜美、傳 彩夏

【ONEPIXCEL インタビュー】
どこで観ても近くに
感じてもらえるライヴがしたい

鹿沼亜美、田辺奈菜美、傳彩夏からなるガールズユニットONEPIXCEL。結成5周年に突入し、そのキックオフとも呼べる最大規模のワンマン公演を2月9日に神田明神ホールで開催する。これまでの集大成はもとより、今後の期待も募るこの日の意気込みを中心に、2月26日に発売となるメジャー1stフルアルバムの話も訊いた。

自覚や武器をさらに強くしていく
必要性に気付いた

music UP's初登場なので、まずはメンバーを他己紹介していってもらえますか?

鹿沼
ななみん(田辺の愛称)は努力家で負けず嫌いな子です。あとは、非常にこだわり屋さん。自分をしっかり持っている反面、他人の言うことをあまり聞いてくれないところもあります(笑)。歌も上手いし、ダンスも頑張っているし…MCはやや頼りないですけど(笑)、ななみんがいることでグループが中和されて、すごくいいバランスだと思います。ONEPIXCELはリーダーがいないんですけど、立ち位置ではなく、亜美と傳ちゃんの真ん中に必要な存在だし、それでこそONEPIXCELが成り立っているんだなと、これまでに何度も実感してます。
田辺
傳ちゃんは3人の中で学年がひとつ下なんです。でも、それをまったく感じさせないし、逆にかなりしっかりしてる(笑)。ダンスも一番上手いし、見た目はこんなに美しいのにかなりクールでドライ。そのギャップが私は大好きなんです。“言いたいことがあったら遠慮せずに言い合おう”って率先的して口に出してくれたり、メンバーの意見をまとめて、それを代表して発言してくれます。すごく頼りにしているんです。
亜美はファンの方から“賑やかでおしゃべりだけど噛みまくる”っていう印象を持たれがちだと思いますが(笑)、実は面倒見も良くて。私たちの中では長女であり、お母さん的な安心感があるんです。考え方もとてもポジティブで、私たちに後ろ向きな考えや不安が出た時は、それを吹き飛ばしてくれる頼もしさがあります。あとは、やはりそのおしゃべり力ですね。MCでも本当に頼りにしています。愛嬌のあるキャラクターで…でも、かなり我が強いです(笑)。

そんなONEPIXCELの2019年は発売こそシングル1枚でしたが、ライヴにかなり力を入れていたように映りました。

田辺
振り返ってもライヴが活動の中心となった一年だったなって。中でも、私的には秋に行なった初のワンマンツアーが思い出深いです。全国9カ所、同じセットリストで全公演を回ることも初めてでしたが、その土地土地で違ったかたちを示さなくちゃいけないってことにもすごく力を入れていたし、とてもいい勉強になりました。しかも、このツアーでは全体のコンセプトやテーマ、タイトルや衣装、セットリスト、ライヴ用の曲のアレンジなどもメンバーがかなり関わらせてもらったんです。

そこで思い浮かべていたものと実際のステージでの差異はいかがでしたか?

田辺
正直言って、ツアー当初はビジョンとして掲げていたことが100パーセント思い通りいったわけではありませんでした。だけど、公演を重ねる中で意見を出し合って、だんだん理想に近付けていって、ファイナルでは想像以上の景色に到達することができました。

鹿沼さんや傳さんは2019年を振り返っていかがでしたか?

鹿沼
私も2019年はツアーでの出来事が大きかったように感じていて。3月に開催した2マンツアーは特に刺激的だったし、自分たちの成長としても大きかったと思っています。

それは主にどの辺りが?

鹿沼
ご一緒したアーティストさんたちのすごさを各地で見せ付けられた気がしました。それで“このままじゃ私たちはまだまだだな…”と気付かせてせてもらえて。みなさんから学べることが非常に多かったから、私たちに足りないものは何なのかを改めて見直して、“3人でライヴをしている”という自覚や武器をもっと強いものにしていかなくちゃいけないと感じたんです。それがその後の夏のイベントや秋のワンマンへにつなげられたのは大きな財産になりました。
私も2019年はライヴを通して“3人で”というのをより深く考えさせられた印象があります。メンバー同士でそれを口に出す機会も多かったし。6月に私たちがプロデュースをして2部制のライヴを行なった時に、初めて3人でハモりに挑戦したんです。これが思ってたより難しくて…。これまでも3人で一緒に合わせて歌う場面はたくさんあったんですけど、ハモりとなるとまったく別物で。それこそ個人の声質や個性がより歌に表れるというか。それを合わせてひとつのものにさせる難しさを知りました。以後、“個々でありつつも3人一緒”ということを強く意識するようになって、私自身もよりふたりを身近に感じられるようになりました。
L→R 鹿沼亜美、田辺奈菜美、傳 彩夏

OKMusic編集部

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