舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』に
小島聖、町田マリー、市川しんぺーが
出演 ゲームをリスペクトした遊び心
あふれるビジュアルも解禁 

2020年4・5月に上演することが発表されていた、舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』。本公演のビジュアル、全キャスト&キャスト扮装ビジュアルが解禁となった。
本作は、ニッポン放送開局65周年記念公演として、ビートたけしが監修し1986年に発売されたファミコン用ゲームソフト「たけしの挑戦状」の舞台化。脚本・演出を手掛けるのは、劇団「ヨーロッパ企画」代表の劇作家上田誠。第一弾キャストとして、本作で舞台初主演となるお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣に加え、戸塚純貴、鈴木絢音(乃木坂46)、今井隆文、ヨーロッパ企画メンバーである石田剛太、諏訪雅、土佐和成の出演が決定していた。
(上段左から)今井隆文、小島 聖、西野亮廣、戸塚純貴、鈴木絢音 (下段左から)町田マリー、諏訪 雅、石田剛太、土佐和成、市川しんぺー
今回、新たな出演者が発表された。数々の映画やドラマに出演する一方で、話題の演出家の舞台にも出演し、柔らかな雰囲気と存在感に定評のある小島聖、そして自身が旗揚げした演劇ユニットの活動のほか様々な劇団に客演として参加し、近年は映像作品にも活躍の幅を広げている町田マリー、劇団☆新感線『髑髏城の七人 season月-上弦の月-』、『メタルマクベス disc2』やイキウメ『獣の柱』など注目作への出演が続く劇団「猫のホテル」の市川しんぺーの3名。“伝説のクソゲー”と呼ばれる規格外のゲームソフトの舞台化を実現すべく、多彩な役をこなす演技巧者たちが集結した。
西野亮廣
物語の舞台設定は現代。あの伝説のクソゲー「たけしの挑戦状」が発売されてから34年たった、2020年の「いま」。西野亮廣演じるサラリーマン「アズマ」が、かつて遊んだゲームソフト「たけしの挑戦状」を、ふたたび手にするところから始まる。
たわむれにコントローラーを握り、かつての苦いプレイ体験を懐かしみながら、34年ぶりに「たけしの挑戦状」に挑むアズマ。やがて遊んでいるうちに、そのゲームに隠された、当時は気づかなかった企図や、思いがけないメッセージを発見していく。
クソゲーといえど、なにしろ手がけたのは、当時もメディアの寵児だった「ビートたけし」。くしくもアズマと同じ年齢の、39歳のときにリリースしたゲーム。数奇な運命を感じたアズマは、よき同僚や、妻と娘を尻目に、「挑戦状」へと34年越しに挑んでいく。
ゲームの内容は、サラリーマンである主人公が、社長をなぐり、妻と離婚し、宝の地図を手に入れて、南海の黄金を目指すというストーリー。プレイするうちにアズマは、やがて奇妙な感覚にとりつかれ……。
34年越しに突きつけられる、「たけしの挑戦状」に挑む男と、彼を取り巻く、妻、娘、同僚たち、ホステスや取り巻き、その他もろもろの日常が、ほころび、暴れだすクソゲーコメディ。8ビットなピクセルアートとチップチューンに乗せて、ゲームと現実のはざかいを描く。
出演者 コメント
■小島聖 <アズマの妻:ミサト役>
小島 聖
最初お話をいただいたときはすごく驚いたのですが、以前ヨーロッパ企画の『ボス・イン・ザ・スカイ』という作品を観たこともあったので上田さんにお声がけいただけてとても嬉しく思います。
実際にお会いしてみて、思っていたより背が大きいということと(笑)、面白い方なんだろうなという印象を受けました。なので、上田さんについていこうと思います(笑)。まだ「たけしの挑戦状」がどう舞台化されるのかわかりませんが、初めましての共演者の方々と仲良く、そして私自身もわからないことを楽しみながら一緒に作っていけたら、きっとお客様にも楽しんでもらえる作品になるのではないかと思います。
■戸塚純貴 <??>
戸塚純貴
SNSなどで表現や関係性、距離感が変わりつつあるなかで、なかなか時代に合わせられない不器用な僕が今まで幾度となく上田さんによって時代をかけ巡らされて来ましたが、今回ついにゲームの世界にまで連れてきていただきました。ビートたけしさん、西野亮廣さん、上田 誠さん、こんな名前を挙げられて頭の中のファンファーレが鳴り止まないわけがない。これはいつも僕に無理難題を与えてくれる“上田の挑戦状”だと思いました。
ファミコン世代最期の僕がタイトルだけ知っていたこのゲームを舞台化するという事で、面白そうだなと思いました。無茶苦茶だなと思いました。上田 誠さんにしかできないなと思いました。あの挑戦状のその先に何が待ち受けているのか。西野さんと上田さんに魂を委ね、「おもしろそうだな」を「おもしろい」に変えていきます。皆々様、よろしくお願いしマウス。
■鈴木絢音(乃木坂46) <アズマの娘:ハル役>
鈴木絢音(乃木坂46)
「たけしの挑戦状」が舞台化する、というニュースを昨年夏の終わりに偶然目にして、これは何としてでも観に行くぞと心に決めていました。まさか自分が出演することになるとは夢にも思っておらず、とても驚いています。ヨーロッパ企画さんには一昨年昨年と『ナナマル サンバツ』でお世話になり、そのご縁で本公演も拝見させていただきました。上田 誠さんとご一緒できること、そしてまた皆様とお芝居ができることが嬉しくもあり、ヨーロッパ企画さんの演劇を肌で感じてきたからこそのプレッシャーも感じています。皆様に楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。
■諏訪雅 <アズマの上司役>
諏訪 雅
20年前、ヨーロッパ企画を旗揚げした頃、上田くんが自作した「たけしの挑戦状」の攻略ビデオをVHSで見せてもらいました。当時は、こんなヘンテコなゲームがあるんだなあと感心はしたものの、それはそれとして、僕らは演劇をやってきたつもりでした。しかし上田くんはその間もずっと、いや30年以上前に発売されてから今の今まで「たけしの挑戦状」を追い続けていたという……。どんだけビヨンドやねん!と思いましたよ。その果てしなきビヨンドに舞台があって、僕もそこに立つということであれば、これはもう命がけになるだろうなと覚悟しております。
■土佐和成 <アズマの同僚役>
土佐和成
土佐です。今回の公演に参加させてもらうことが決まってから、 いち早くどんな舞台になるのか情報を仕入れようと、上田さんに「ゲームみたいな感じになるの?」とか「ビヨンドってことは続編になるの?」とか「たけし軍団の方は出るの?」とか折を見て聞いてはいるのですが、いまだに何一つ明確なご回答をいただけてないので、どんな舞台になるかは今これを読んでくださってる皆さんと同じくらいわからない状態でございます。でも「伝説のクソゲー」と言われているソフトの舞台化ですからね、やっぱりいい意味で「伝説のクソ舞台」になったらいいなぁと思いますね。よろしくお願いいたします。
■町田マリー <ホステス役>
町田マリー
小学生の頃、ファミコンで遊んで育った私でしたが、実はこの作品のお話を聞くまで「たけしの挑戦状」というゲームがあったことは知りませんでした。私が当時やっていたゲームは、スーパーマリオとかアイスクライマーとか、どうしたら攻略できるかが分かりやすい物ばかり。ドラクエさえ私には難しかったです。そんな私ですから、あの頃このゲームを知っていたとしても、手を出したとは思えません。当時ゲームにハマっていた方々の中で超有名な「たけしの挑戦状」に、小学校時代から30年ほど経って、舞台で挑戦することになりました。一体全体どんな攻略をするのでしょう。ドキドキです。ゲームの世界を楽しみ尽くしたいと思います。
■市川しんぺー <??>
市川しんぺー
「たけしの挑戦状」が発売された頃は演劇を始めて一番貧乏な頃でもあり世間とも結構乖離しており、噂は聞いても実際にプレイした事はありませんでした。今回お話を頂いて色々検索してみたら、ヤバい代物(いい意味で)だと知り、武者震いしております。公演サイトが当初謎に包まれていた時、試行錯誤の末、1時間放置、2万クリック、という無謀な壁をクリアしてチケット予約画面まで辿り着き、ゲームの疑似体験をしました。どんな舞台になるやら見当もつきませんが、僕ごときに上田くんの目論見が読めないのはいつもの事。
お客様と共に、身を委ねる覚悟です。
■今井隆文 <??>
今井隆文
「たけしの挑戦状」の舞台化が発表されたのが、恐らく2019年8月15日のことだったと思います。僕は、このニュースをTwitterで発見しました。その頃、ヨーロッパ企画が『ギョエー! 旧校舎の77不思議』のツアー中だったこともあり、そのニュースを「ギョエー」というコメントと共に引用リツイートしていました。そのニュースを見たときに真っ先に「出たい!」と思っていました。そして、「もしかしたら呼ばれるかもしれない」と浅はかに考えていたら、本当に呼ばれました!言霊!自分でもビックリです!
上田さんとは、『TOKYOHEAD』以来の作品作りになります。何の役か全く知らされておらず、どういう展開になるのかわかりませんが、きっと、横スクロールやら、ドット画をフル活用した見たこともない舞台に仕上がると思います!(多分)
■石田剛太 <アズマの同僚役>
石田剛太
ファミコンのソフトをあんまり買ってもらえなかった子供時代でした。そんなぼくの家にも「たけしの挑戦状」はありました。お兄ちゃんが買ったのかな。あと「さんまの名探偵」もありました。さんまの名探偵はとても楽しく犯人を突き止めたのを覚えています。「たけしの挑戦状」は正直なんというか、大変言いづらいのですか、その、あんまりそうですね、ええ。コントローラー、ツーコンに向かっていろいろ歌ったのは覚えています。そういうゲーム内のイベントがあったのです。それくらいなのです。すみません。なのであらためて挑戦をきちんと受けたいと思います。
【ストーリー】
サラリーマン・アズマのもとに現れたのは、「たけしの挑戦状」。
1986年に発売されたゲームソフトだ。
発売当時、スキャンダルに揉まれ、クレームの嵐を巻き起こしながら、
80万本以上を売り上げた世紀のクソゲー。
小学生だったアズマも、つかまされたクチだった。
その「たけしの挑戦状」が、34年ぶりにアズマのもとへ現れた。
もちろん現在のアズマは、ゲームなぞに興じる年齢ではなく。
英気に満ちた職場と、妻と娘に恵まれた、申し分ない人生。
のはずだった。戯れに、コントローラーを握ってみるまでは…。
しゃちょうをなぐり、つまとりこんし、たからのちずをてにいれろ!
34年の時をこえ、画面の中で「あのひと」が嗤う。
「こんなげーむに、まじになっちゃって、どうするの…?」

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