劇団「地蔵中毒」が寄席を開催、落研
出身メンバー6名が落語を披露~《劇
団「地蔵中毒」寄席 vol.1~ふやけ寿
司再生工場~》

いま小劇場界で最も勢いを感じさせる若手劇団のひとつ、「地蔵中毒」が、2020年2月1日(土)14:00~と18:30~に、東京・渋谷のユーロライブで、《劇団「地蔵中毒」寄席 vol.1~ふやけ寿司再生工場~》と題した寄席の公演を開催する。このイヴェントでは、劇団「地蔵中毒」のメンバー6名(大谷皿屋敷、栗原三葉虫、関口オーディンまさお、かませけんた、東野良平、立川がじら)による落語と、ゲストの芸人「春とヒコーキ」(14:00の回)・「まんじゅう大帝国」(18:30の回)による漫才が披露される。また、武内ビデオ、宇都宮マーチ、hocoten、礒村夬といった、劇団おなじみの顔ぶれも登場し、イヴェントを盛り上げる。
“新世代ナンセンス演劇の旗手”として昨今、人気を集める劇団「地蔵中毒」。彼らの原点は落語にあった。実際、劇団の男性メンバーの多くが、諸大学の落語研究会出身者によって構成されている。
中でも大谷皿屋敷(劇団「地蔵中毒」主宰)は、かつて学生落語の日本一を競う「てんしき杯落研トーナメント」(2012年)で優勝するなど、今から7~8年前の大学落研界隈ではカリスマ的なスターだった。その芸風は今日の「地蔵中毒」に通じる極めて破天荒なものだったという。そんな大谷が大学卒業後、単身上京し、2014年に劇団「地蔵中毒」を旗揚げすると、彼を慕う諸大学の名だたる落研出身者たちが次々と参集し、その奇天烈な劇世界を体現する強力兵器となっていった。そこには本格的なプロ落語家の道に進んだメンバー(立川がじら)さえもいた。
このほど開催される《劇団「地蔵中毒」寄席》では、そんな落研出身の劇団中核メンバーたち6名が、彼らの笑いのルーツというべき落語を一席づつ実演する。このうち劇団創設以来のメンバー、栗原三葉虫は実に約2年ぶりの舞台復帰となる。
また、やはり大学落研人脈で「地蔵中毒」との繋がりが深い二組のお笑い芸人「春とヒコーキ」と「まんじゅう大帝国」も今回のイベントに馳せ参じる。さらに「地蔵中毒」おなじみの劇団メンバーたちによる短編演劇(作・演出:大谷皿屋敷)も上演されるとのこと。このように、今回の興行は、劇団本公演とはスタイルこそ違え、劇団「地蔵中毒」の広くて深い潜在的能力をたっぷりと堪能できる貴重な機会といえるだろう。チケットは2019年12月24日(火)午前10時より販売を開始する。
◆劇団「地蔵中毒」主宰・大谷皿屋敷のコメント
 そう言えば「大木凡人とヤクルトの古田って親戚だったなぁ」くらいの感じで、そう言えば「俺たち落研だったなぁ」って思い出した。
 ここ4年ほど、土日の9割を地蔵のメンバーと共にしていて、「落研時代の知り合い」から、「毎週一緒に90年代のテレビの話(主にヤキソバンとウリナリ社交ダンス部)をしながら、稽古する人」になっていたけど、俺たち落語で知り合ったんだなぁと思って、じゃあせっかくなら落語やるかって感じで落語会やります。
 「この人、こんな一面あったんだ」的な、なんて言うか、「安室奈美恵って琉球空手やってたんだ」的な会になると思います。
 地蔵を見たことある方も、見たことない方も、物は試しでご覧ください。短編演劇もありますし、ゲスト芸人のネタもあります。残念ながら、お手製パンケーキの無料配布はありません。保健所とかの手続きが面倒くさいので。
大谷 皿屋敷
劇団「地蔵中毒」主宰・作・演出の大谷皿屋敷 (撮影:塚田史香)

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