朝倉海「僕の試合で今年を締めくくり
たい」 RIZINでケイプと1年半ぶりに
再戦

『RIZIN.20』が12月31日(火)、さいたまスーパーアリーナで開催される。この大会でマネル・ケイプとのバンタム級タイトルマッチに挑む朝倉海が公開練習を行った。
『RIZIN.20』が12月31日(火)に開催される
朝倉海にとってケイプとは今回が2度目の対戦となる。昨年5月の『RIZIN.10』ではフルラウンドのど突き合いの末、判定2-1で辛くも勝利を納めた。朝倉はその時の対戦について振り返りながら、今回の試合に向けてこう話している。
「あの時は技術がなかったので、その中で組立てた試合だったと思います。実力がそもそもなかったので、苦しい展開になっていました。今やったら全然違う展開になると思います。お互いが成長しているので、試合自体がハイレベルになると思います」
今年の漢字を「挑」で表した
昨年の大晦日では、午前中に行われた『Cygames presents RIZIN 平成最後のやれんのか!』に出場した朝倉海。今年はメイン級での出場が多くなったが、そんな1年を漢字一文字で挑戦の「挑」で表した。
「とにかく、今年を振り返ると挑戦の連続でした。世界チャンピオンの堀口選手と対戦したときも周りが『無理だ』と言っているのを覆したことから始まって、佐々木憂流迦選手の時はタイトルマッチが決まっている中でやる必要はなかったんですけど、年末を盛り上げる為に敢えて挑戦して、そこでいい結果がついてきたなと。Youtubeも始めていろんな新しいことに挑戦し、挑戦の連続だった一年だなと。最後の最後に大仕事が決まっているので、そこも挑戦していきます」
現在のコンディションについて、朝倉海は「めちゃめちゃ良いです。怪我もなく動きもいいので、いい感じに仕上がっていますね」と話している。現時点で試合順は未定だが「僕の試合で今年を締めくくりたい。それに相応しい試合をする自信はあるので、ぜひメインを任せて欲しいなと思います」とアピールした。
公開練習を行う朝倉海
この日の公開練習で、朝倉海は3分1Rのボクシングシャドーを披露。今年の春から元WBA世界フェザー級王者・内山高志氏のボクシングジムに通い続けているが、直伝の鋭いパンチを披露した。
「試合を見てもらえれば分かると思うのですがパンチの撃ち方、パワー、全て変わっています。全て成長途中なので。10月の佐々木憂流迦選手との試合よりも上手くなっていると思います。内山さんにも『まだまだ伸びるね』『日に日に良くなっている』と言ってもらってます」(朝倉海)
具体的には下半身の使い方に変化が見られるようになり、「パンチを打つ時に身体がブレなくなりました。今まではパンチ後に身体が流れて被弾していたのですが、いつでも強いパンチを打てる体制になりました」と本人は説明している。
今回の再戦へ向けて、朝倉海はすでにケイプの分析を始めている。「結構伸びていると思います。ボクシング技術が上手くなっていますね」とケイプを評価しながらも、「でも僕のほうが強くなっていると思うので、問題ないかと思います」と自信をのぞかせた。
互いに成長著しい朝倉海とマネル・ケイプ。その真価がこの大一番で試される。

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