水城せとな原作の「脳内ポイズンベリ
ー」が市原隼人主演で舞台化 蓮佛美
沙子、早霧せいな、グァンス、本髙克
樹、斉藤優里らが共演

2020年3月14日(土)から29日(日)まで新国立劇場 中劇場にて、舞台『脳内ポイズンベリー』が上演されることが決定した。
原作は、水城せとなによる漫画「脳内ポイズンベリー」。2010年から「コーラス」で連載が開始され、途中、発表の場を「ココハナ」に移しつつ2015年まで連載され、集英社クイーンズコミックスからコミックス化されている。原作の水城は、「失恋ショコラティエ」でヒロインの小悪魔っぷりを小気味良く描いて話題を呼び、「窮鼠はチーズの夢を見る」「黒薔薇アリス」など、恋愛を描きながら心の機微を見事にとらえた巧みな心理描写とストーリー構成で、少女漫画の枠を越えて大人を虜にする作品を数々生み出している作家だ。
「脳内ポイズンベリー」は、一人の人間の頭の中で擬人化された5つの思考が “脳内会議”を繰り広げるというラブコメディで、そのユニークな着想は大きな共感を呼んで、読者の心を鷲掴みにし、2015年には佐藤祐市が監督を務めて映画化され、好評を得た。そんな作品がこの度、舞台化となる。
舞台化にあたって、様々なジャンルで活躍するスターたちが集結した。主演は、“脳内会議”の議長、吉田役を演じる市原隼人。ストイックな役づくりと芯のある存在感で、作品に奥行きを与えてくれる。そして、現実世界を生きる人間で、脳内の5つの思考が擬人化されて現れる、いちこは、チャーミングさと透明感ある居住まいの蓮佛美沙子。いちこの脳内の<ネガティブ思考>、池田役は早霧せいな。元宝塚男役トップスターで凛とした佇まいの早霧が、恋に期待しないクールなキャラを演じる。脳内の<記憶>であり脳内会議の書記、岸を演じるのは、舞台作品でも精力的に活動しているグァンス(SUPERNOVA)。精悍な佇まいと知的な面差しで冷静な書記が体現されるだろう。、また、脳内の<ポジティブ思考>、石橋は、弾けるような明るさを湛える本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)がフレッシュに演じる。さらに脳内の<瞬間の感情>、ハトコは、乃木坂46を卒業後もTV、舞台とジャンルを問わず活躍し、愛くるしい笑顔で回りを明るく照らす斉藤優里が務める。
演出は、映画化の際もメガホンをとり、これまでに映画「ストロベリーナイト」や「ういらぶ。」を手掛けた佐藤祐市が、初めて舞台作品の演出を手掛ける。
一人の人間の脳内でありながら、まるで分裂した別人格のように擬人化して現れる5つの思考が喧々諤々する“脳内会議”と、その結果で行動も行く末も変わっていく、現実世界の物語。きっと“脳内会議”の誰かに共感し、いちこの行く末をハラハラしながら見守る来春の注目作に、期待したい。
【あらすじ】
吉田は、議長として、優柔不断ながら日々紛糾する会議をまとめ上げようと、奮闘する毎日を送っていた。普通とちょっとだけ違っているのは、彼が存在しているのは、ある携帯小説家、櫻井いちこの“脳内”だということ!いちこの脳内は、吉田をはじめ、5つの思考が擬人化され<ネガティブ思考>の池田、<ポジティブ思考>の石橋、<瞬間の感情>のハトコ、そして書記である<記憶>の岸が、それぞれ別の人格として議論を戦わせ、いちこの言動や思考回路を司っていた。
ある日いちこは、飲み会で一緒になって以来気になっていた年下男子・早乙女に、偶然遭遇する。「運命の再会」に脳内はたちまちパニック状態に! 吉田を中心とした脳内会議の多数決でひとまず話しかけてみたはいいものの、つれない反応に会議はまたまた、すったもんだの大騒ぎ……。さらにいちこの担当編集である越智も、いちこに恋心を寄せはじめ……
果たして、いちこは幸せになることができるのか? 人生最大の三角関係が勃発する中、吉田を議長とする脳内会議のメンバーは、本当にいちこの幸せな道を選ぶことができるのか!?
原作者 水城せとな コメント
この作品は2015年に映画化されましたが、映画版と同じく佐藤祐市監督により、この度舞台化されることとなりました。「脳内ポイズンベリー」は一人のアラサー女性の頭の中であーでもない、こーでもない、どうしよう……と繰り広げられている思考を擬人化表現した作品です。観てくださった方に、人間って愚かで愛おしい、自分って愛おしい、と感じていただければ嬉しいです。漫画とも映像とも違う手法でどのように舞台上で表現されるのか、わたしも一観客として楽しみにしています。
出演者 コメント
■市原隼人/脳内会議の議長:吉田
ある人間の脳内の感情が擬人化し会議を行う物語の中、議長の吉田を務めさせて頂きます。
これからの稽古に向け、今ある作られた作品の世界を壊し、一から積み上げます。
楽しみで仕方ありません。皆様の想像を超える舞台を創り上げますのでお楽しみ下さい。
■蓮佛美沙子/現実を生きる本人。携帯小説家:櫻井いちこ
舞台はミュージカルしか経験がなく、ストレートプレイもやってみたいとずっと思っていたので、このお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。佐藤祐市監督とは以前ドラマでほんの少しだけお仕事させていただいて、またご一緒したいと願っていたので、監督の初舞台演出作品に携われて、どんな舞台になるんだろうとすごくわくわくしています。
頭の中の脳内会議が大騒ぎでいつも収拾がつかなくなってしまう、いちこ。彼女の人生の歩み方は共感してもらえるのか、反面教師として映るのか、はたまたイライラされるのか? 観た方によって捉え方が違う、人間臭さでお腹いっぱいになる作品だと思います。テンポや間が物凄く重要な作品だと思うので、市原さん始めキャストの方たち、スタッフの方たちと息を合わせて創り上げていけたらと思います。
■早霧せいな/脳内会議メンバーの<ネガティブ思考>:池田
原作漫画の発想がとても面白く「日々、人は考えている時、無意識のうちに脳内会議をする」こういう事は、おそらく誰にでもある! ある! と、あっという間に読んでしまいました。ひとりの女性の脳内会議の全貌をお見せするこの作品が舞台化されるとどうなるのか?! 私自身も楽しみで仕方ないです。脳内のネガティブ思考として、自分自身のネガティブな思考をフルに使って大暴れしたいと思います(笑)観終わった後は、きっと、どんな自分も肯定してあげられる自分に出会えること間違いなし! ぜひ劇場でお待ちしております。
■グァンス/脳内会議メンバーの<記憶>、書記:岸
人気漫画が原作の舞台ということで、お話を頂いた時は本当に光栄でしたし、実力派俳優の共演者の方々のお名前を聞き興奮しました。今までに出演させて頂いた作品とはまた違った感じの舞台で、それだけにさらにやる気も出ました。自分らしく自分しか出来ない役を、作品の中で全力を尽くして表現しようと思っています。原作とはまた違った世界感たっぷりの良い作品になると思います。カンパニーの皆さん、キャストの皆さんと頑張って最高の作品を作り上げます。ぜひ楽しみにしてください。新国立劇場でお待ちしております!
■本髙克樹/脳内会議メンバーの<ポジティブ思考>:石橋
この作品は以前から知っていて、出演のお話を聞いた時は本当に嬉しかったです!
石橋という役に関しては原作を見た時からハマっていて、早速ポジティブをばら撒いていこうと思っています。
僕はジャニーズの舞台以外で出演することが初めてなので、緊張と不安がとてもありますが、佐藤監督と共演者の方々から色々なことを沢山学んで頑張りたいと思います。
是非この素敵な作品を楽しんでいただくと共に、ポジティブいっぱいの新しい本髙克樹を見にきてください!
■斉藤優里/脳内会議メンバーの<瞬間の感情>、直感派:ハトコ
台本を頂いた時にそれぞれの役がとても個性があり魅力的で可愛く、演じるのが楽しみだなと思いました。緊張はしますが、ハトコ役をたくさんの方に見てもらえるように頑張りたいです。自分なりに精一杯頑張らせて頂きますのでたくさんの方に劇場に遊びにきてもらいたいです。よろしくお願いします。

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着