アンディ・ウォーホル大回顧展『AND
Y WARHOL KYOTO / アンディ・ウォー
ホル・キョウト』 主要展示作品の一
部を発表

2020年9月19日(土)2021年1月3日(日)までの期間、京都市京セラ美術館新館 東山キューブにて開催されるアンディ・ウォーホル大回顧展『ANDY WARHOL KYOTO / アンディ・ウォーホル・キョウト』 の主要展示作品の一部が発表された。
今回発表されたのは門外不出のキャンバス作品『三つのマリリン』、「死と惨事」シリーズから『ツナ缶の惨事』、大型作品『最後の晩餐』、大型作品『最後の晩餐』、ウォーホルが生み出したブロッテド・ライン技法に日本の金箔の技法を取り入れた『孔雀』、1950年代の世界一周旅行で訪れた際のスケッチ《京都(清水寺)1956年7月25日》、の5作品。他にも日本初公開作品100点以上を含む約200点と映像15作品が出展されることが決定している。
アンディ・ウォーホル 『三つのマリリン』 1962年 ●日本初公開作品 (アンディ・ウォーホル美術館所蔵) (c)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 『ツナ缶の惨事』 1963年 ●日本初公開作品 (アンディ・ウォーホル美術館所蔵) (c)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 『最後の晩餐』 1986年 ●日本初公開作品(アンディ・ウォーホル美術館所蔵) (c)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

アンディ・ウォーホル 『孔雀』 1957年頃 ●日本初公開作品(アンディ・ウォーホル美術館所蔵) (c)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 『京都(清水寺)1956年7月25日』1956年(アンディ・ウォーホル美術館所蔵) (c) The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

本展覧会は、京都における初のアンディ・ウォーホルの大回顧展であり、京都市京セラ美術館新館 東山キューブで開催される初の海外アーティストの個展となる。アンディ・ウォーホルの出身地アメリカ・ピッツバーグにあるアンディ・ウォーホル美術館所蔵品のみで構成され、展示作品を通して複雑と言われてきたウォーホルの内面に迫る。さらにこれまで語られてこなかった京都とウォーホルの関係についても目を向け、1950年代の世界一周旅行で訪れた際のスケッチ《京都(清水寺)1956年7月25日》をはじめとした京都ゆかりのある作品も展示し、若き日のウォーホルの心をとらえた京都の姿を感じることができる。
●アンディ・ウォーホルについて
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928-1987)は、そのキャリアを商業デザイナーからスタートさせ、線画にのせたインクを紙に転写する「ブロッテド・ライン」という手法を発明。30代でアーティストとして本格的に制作を開始。初期にはアクリル絵具などでキャンバスに描いていたが、1960年代以降はニューヨークにファクトリーと呼ぶアトリエを設け、当時目覚ましい経済成長のさなかにあったアメリカの大量消費社会を背景に、版画技法のシルクスクリーンを多用した “大量生産”のアジテーションとも呼べる作品を次々と発表する。また「キャンベル・スープ缶」「コカ・コーラ」など当時広く普及していた人気商品や「マリリン・モンロー」「エルヴィス・プレスリー」など数多くの有名人をモチーフに次々と作品を制作し、新たなポップ・カルチャーを定義。アート・音楽・ファッションなどさまざまなジャンルに影響を与えた。

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