Angeloが切り開いた新境地。ツインギ
ターKaryu&ギルのロングインタビュ
ーで紐解く最新作『FAUST』とは。

前作『RESONANCE』から約1年を経て、遂に待望のニューアルバム『FAUST』が完成した。キャッチーさをテーマに制作したという今作だが、その言葉からあなたはどんな音楽を想像するだろうか。誤解を恐れずに記すならば、Angeloが生み出した楽曲たちは単純明快ではない。なぜなら、彼らの嗜好と感性に基づくヘヴィーかつマニアックなサウンドが揺らぐはずもなく、さらに新たなアプローチを取り入れ、あくまでAngelo流のキャッチーさに昇華させた作品だからだ。それは結果としてAngeloの新境地を開くこととなった。約4年ぶりとなるギター隊Karyu&ギルのロングインタビューを通して、最新のAngeloサウンドの全貌を紐解く。

色々と実験しながら試していたら、
新しい方向性が見えてきた(Karyu)

――久々のギター隊インタビューです。実はEP『FACTOR』(2015年9月)『RESULT』(2015年12月)二作連続リリースの時以来なので、約4年ぶりとなります。
Karyu:もっとやっている感じがしますね。
ギル:お久しぶりでございます!

――最近キリトさんがKaryuさんを「天才」と発言していますが、改めて2015年のインタビューを読み返すと、この時点で既にギルさんは言っていたんですよね。
Karyu:有り難いですけど、自分自身では天才だなんて思ってないです。毎回、ない才能を振り絞って出た一滴みたいなものが作品になっているので(笑)。

――(笑)。ここ2年間はキリトさんのソロ活動もあり、ギルさんはその全ライブでサポートを務めてきましたが、そこで得たものはありますか?
ギル:自分のスタンスとして、より責任を負って、自信も持って発信するようになってきたなと。音に関してやリハーサルに対する姿勢、準備段階全てにおいて、確固たるこういう理由があってこうしています!という、自分で自分に理由を付けて行動するようになりました。これは明らかに変わったと思います。ソロに関しては身内が僕だけなので、僕がコケるわけにはいかないというか。キリトさんが僕を指名してそこにいるわけだから、僕がコケるとAngeloの看板を汚すことにもなりかねない。そういう部分を念頭に置きながら、自分なりにちょっと強くなれたかなと思いますね。上手に立つこともありましたし、アコースティックにしてもバンドスタイルにしても、Angeloとは違う形でした。これが今も活きていればいいんですけどね!

――今年のバンドスタイルのツアーではサポートメンバーはギルさんが最年長だったので、Angeloの時とは真逆の立場でしたよね。
ギル:疲れました(笑)。でも、それによって得た経

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