DJ KOO、アンミカも主演のリチャード
・ウィンザー登壇でフィーバー! ミ
ュージカル『サタデー・ナイト・フィ
ーバー』

ハリウッド俳優のジョン・トラボルタが主演した映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を舞台にした同名ミュージカルが2019年12月13日(金)から29日(日)まで東京国際フォーラム・ホールCで開かれる。ミュージカル開催の前に同年11月6日、東京都内でディスコファン50人を集め、公開記者会見が行われた。ステージにはミュージカルにトニー役で主演する英国の俳優でダンサーのリチャード・ウィンザーがゲスト出演。同作品の公式サポーターを務めるモデルのアンミカとダンスを披露するなどして会場をわかせた。
巨大なミラーボールが輝くフロアには、70年代当時のディスコファッションでキメた男女がかっ歩。会見が始まる前から異様な熱気に満ちていた。軽部真一フジテレビアナウンサーの司会でスタートしたイベントは、ディスコ全盛期にDJデビューしたDJ KOOとアンミカがミュージカルの応援隊として登壇。アンミカは、流行しているスパンコールを使用したシルバーのドレスに、白い羽根がフワフワしたショールを首に巻くなど、時代をミックスさせたファッションで会場を魅了した。
トラボルタの出世作となった「サタデー・ナイト・フィーバー」は労働者階級の中で生きる若者が、ディスコで出会った女性に触発され大好きなダンスを通じて自らの道を切り開いていく物語。1977年に米国で公開され、瞬く間に大ヒット。日本では翌年に上映されディスコ人気に火が付いた。同名ミュージカルは2018年に、マシュー・ボーンの『白鳥の湖』などで好演したウィンザーが主演し英国で初演。ビン・ケンライト演出、ビル・ディーマー振り付けも話題を集めた。
ミュージカルに主演するウィンザーはトラボルタが映画の中で着用していた白いスーツに開襟シャツで登場。昨日の早朝に来日したばかりで、まだ時差ぼけ中と話していたが、大好きだというラグビーの話しになると、一気にノリノリに。日本で行われたラグビーワールドカップでは、母国のイングランドが決勝で負けてしまったが「いままで見たワールドカップの中で、一番素晴らしい大会だった。日本もアメージングな活躍だった」と笑顔を見せた。
ウィンザーと同じ楽屋だったというDJ KOOは、「本番前は鏡の前で何度も腕の角度などを確認していた。すさまじいプロ魂を感じた」と秘話を紹介。「一緒に踊ろう」と集まったファンに振り付けをレクチャーしたウィンザーは、『Stayin' Alive』、『Night Fever』など5曲を全力でダンス。ミュージカルでは『カーテンコール』の場面で会場も一緒になって踊る時間があり、司会を務めた軽部アナウンサーが飛び入り参加。トレードマークの蝶ネクタイを外しステップを踏んでいた。またこの日、最年少で来場した11歳の男の子も舞台に登壇。軽やかにターンするなどして、大人たちを驚かせた。終盤にはアンミカの手を取ったウィンザーが、体を密着させたセクシーなペアダンスでファンをくぎ付けにしていた。
踊り終えたアンミカは「骨までとろけそう」とうっとり。「(ウィンザーの)角張ったあごの骨が大好き。(至近距離で)ガン見しました。ぜいたくなこと。人生の運の1割ぐらい使ったかも」と告白し、会場を爆笑させた。
DJ KOOは「ディスコは僕にとっての青春。ジョン・トラボルタは当時の男子にとって、かっこつけたくなる年頃の象徴だった。フィーバーという言葉が流行するきっかけになったのがこの作品。ミュージカルをきっかけに、日本が1番元気だった時代が帰ってくる」とうれしそうだった。
アンミカも「『サタデー・ナイト・フィーバー』で描かれている若者の葛藤は、時代が変わった今もあるもの。年配の人、若者も一緒に楽しめる作品だと思います。今はお子さんたちにダンスブームが起きているので親子三代で観に来て欲しい」とPRした。
ウィンザーは「UKツアーで培ったものを、12月の日本公演で見せたい。また日本に来るのを楽しみにしています」と呼びかけていた。

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