ウド鈴木「ノー・サルーン、ノー・ラ
イフ!」と断言 カナダ生まれのミュ
ージカル・サーカス『サルーン』いよ
いよ開幕

2019年10月25日(金)より東京・東急シアターオーブにて、その後11月13日(水)からは大阪・オリックス劇場にて、シルク・エロワーズによるミュージカル・サーカス『サルーン』日本公演が開幕する。東京初日の前日、同劇場にてゲネプロ(通し稽古)が公開された。
シルク・エロワーズは、1993年にカナダ・モントリオールで産声を上げた「稲妻サーカス」という意味を持つ、新進気鋭のアクロバティック・エンターテインメント集団。2013年にはストリートダンスと3Dプロジェクションマッピングを駆使した「iD(アイディー)」で日本公演を実施し、東京、大阪、名古屋、福岡にて全48公演行い、7万人以上を動員している。
ティーターボード
チャイニーズ・ポール
全員でダンスも!
ゲネプロでは、シルク・エロワーズ初となる、ミュージシャンによる生歌&生演奏でカントリー・ウエスタンの楽曲の数々を奏でるなか、アーティストたちの恐るべきサーカス・テクニックが披露された。二人の女性が回るシャンデリアの上で美しく舞う「エアリアル・シャンデリア」、また、こんなシーソーゲームは見た事ある? と思うくらいど派手に空中に飛び上がる「ティーターボード」、複数の男たちが腕や足の力だけで軽々と登り、空中でストップしたり、床スレスレまで高速落下して止まったりとドキドキさせる「チャイニーズ・ポール」など華麗かつスリリングなサーカス・アクトに拍手喝采。またそれぞれのアクトの間はダンスやコミカルなパントマイムなどでうまく繋いだ、約80分間のノンストップ“ミュージカル・サーカス”だった。

パフォーマーは外国語で芝居を進めているが、その言葉が伝わらなくても身振り手振り、そして懐かしさを感じさせるカントリー音楽によって、子どもから大人まで、誰でも楽しめる内容に会場からあたたかい拍手が贈られていた。
ゲネプロ後、本公演のスペシャル・サポーターを務めるキャイ~ンのウド鈴木、天野ひろゆきとDa-iCEの岩岡徹、花村想太、和田颯、大野雄大、工藤大輝がサルーン・アーティストと共に壇上に上がり、観劇ホヤホヤの『サルーン』の感想を口にした。
左から)サルーン・アーティスト、ウド鈴木、天野ひろゆき、岩岡徹、花村想太、和田颯、大野雄大、工藤大輝、サルーン・アーティスト
キャイ~ン(ウド鈴木、天野ひろゆき)
天野は「本当にすばらしい。あっという間の時間だった。ただ観るだけで当時のアメリカの息吹を感じる事ができますね。そして演目と演目のつながりを感じさせないくらい次から次と見せてくれるステージでした。これを英語で言えたらどんなに素晴らしいか」と興奮を口にする。と、ウドが「英語で言えたら」の天野の発言に乗っかり「グレイト!」と嬉しそうに語ると、天野が「ベリーショート!!」とツッコミ、Da-iCEメンバーも大笑い。改めてウドは「興奮が止まらないです。ノー・サルーン、ノー・ライフ!」と言うとその言葉が聞き取れたサルーン・アーティストたちもニコっと笑顔を見せた。
工藤大輝
大野雄大
和田颯
Da-iCEメンバーも口々に「楽しかった」と語り、工藤は「席を変えて何度も観たくなりますね」、大野は「一つの部分に着目していると周りでもいろいろな事をしているので1回では観きれないです」、和田は「気が付いたら自分の口が開いていて。“開いた口が塞がらない”ってこういう事なんだって気が付きました。一つひとつの技が綺麗すぎです」と上気した表情でコメント。花村は「先日ラスベガスで仕事をした時に本場のショーを見せていただきましたが、そのショーと同じくらい、いやそれ以上の熱量を日本で味わえるのが凄い事ですね」、そして岩岡は「一流の方の演技を見ていると、あれ? 僕らもできそうだな、と思うくらい簡単にやってのける。本物の凄さを体感しました」と感想を言っていた。
花村想太
岩岡徹
天野さんの発言に大笑い!
実際に自分でやってみたい演目、できそうな演目はあるか? と聞いたところ、天野が「ほとんどの演目が生まれ変わってもできない!」とキッパリ。この発言に一同また大笑い。大野はこの夏演目を試してみたとのことだが、実際にプロがやっている様を観て「速くて見えなかった! こんな風になっているのかな、となんとなく想像で理解しようとしていましたが、次元が違い過ぎて理解さえできなかった」と感服しているようだった。
逆にアーティストに質問を、という事になると、「皆一人で複数の演目をしたり、楽器も弾いたりしているが、一番初めは何から始めたの? 音楽から?」と天野。その質問に一人の女性アーティストが「私は両方ほぼ同時に始めました。ヴァイオリンは4歳からやっていましたが、一方で身体を動かす事も好きで、6歳の時にはサーカスのアクロバティックを始めました」その言葉に一同感心しながら聴き入っていた。
取材・文・撮影=こむらさき
舞台写真=オフィシャル提供

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