宇宙Sixの江田剛は、台詞の野獣!?
 単独初主演『ザ・フォーリナー』が
開幕

2019年10月16日(水)、東京・三越劇場にて『ザ・フォーリナー』(原作・ラリー・シュー)が初日を迎えた。今作は昨年、盛況の後に幕を閉じた『キャッシュ・オン・デリバリー』に続く「SHY BOY プロデュース」第二弾。
単独では初主演となるジャニーズJr.内ユニット「宇宙Six」のメンバー、江田剛を座長に、同じくジャニーズJr.の高田翔をはじめ、徳山秀典、小島梨里杏、武藤晃子、我善導、そして30-DELUXから清水順二という豪華な布陣が脇を固める。
物語はアメリカ、ジョージア州にある古いロッジが舞台。常連客のフロギーは友人のチャーリー(江田剛)を連れて来るが、チャーリーは人見知りの上に人生に行き詰まり、自分に自身が持てなくなっている。そんな彼のためにフロギーは、誰とも関わらず、誰とも話をしないで済む奇想天外なアイデアを思いつく。それが「フォーリナー=外国人」を演じること。「フォーリナー」としてロッジに滞在することになったチャーリーと、彼を外国人と思い込む宿の常連客たちがちぐはぐな会話を交わしつつ、その奇妙な設定がやがて彼らの運命を、ひいてはチャーリーの人生までも大きく変えていくというハートウォーミングコメディーだ。
初日前の囲み会見でキャスト7名が登壇し、作品への思いと意気込みを語った。何と言っても作品の見どころは緻密に繰り広げられる会話。膨大なセリフや架空の言語を操り、細やかな表情、演技が求められる江田はリラックスした口調で「今緊張していないのが逆にヤバい」と言いながら余裕のある表情。以前の公開稽古取材では、主演の江田が膨大なセリフを全共演者分まで覚えているため「台詞のヘンタイ」と呼ばれていたが、そこからの進化を清水が「台詞の野獣となっている」と表現し、全員爆笑で同意する場面も。江田は「僕ずっと舞台にいるんですよ。座長ってこういうことなんですね」と笑いながらも宇宙Sixのメンバーがそれぞれ個人主演を務めている中、最後を飾る”初座長”公演のスタートに感慨深げ。「それぞれの愛がたくさん詰まっている舞台。その愛に少しでも多くの方が触れに来てくれたら嬉しい」と胸を張った。
本公演は10月16日(水)~23日(水)東京・三越劇場、11月9日(土)~10日(日)愛知・東海市芸術劇場、11月20日(水)~24日(日)大阪・近鉄アート座の3都市にて上演される。
文=柏崎恵理

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