UVI、ハイブリッドシンセ「Falcon 2
」は加算合成方式のオシレーターも新
搭載

サンプルやバーチャルアナログ、ウェーブテーブルやFMなど多彩なシンセモジュールの組み合わせで幅広い音づくりができるUVIのハイブリッドシンセサイザー「Falcon」がバージョンアップ、「Falcon 2」が登場した。発売を記念して特別セールが実施中、既存ユーザーには無償で提供される。

「Falcon 2」は、16オシレーター、90超のエフェクト、11モジュレーター、シーケンサー、ハーモナイザーをはじめとする先進的スクリプトプロセッサーを多数装備。各部のリファイン、1000以上の音色プリセット、500のウェーブテーブル、MPEコントローラー対応、最大10.2チャンネルのマルチオーディオなど、シンセサイザー/サウンドデザインツールとして、一層充実した内容で登場した。
新たにシンプルで扱いやすい加算合成方式のオシレーター「Additive」を追加。伝統的な減算方式を組み合わせたこのオシレーターはパーシャルストレッチ、フリクエンシーシフト、フラクショナルオーダーフィルタリング、偶数/奇数倍音コントロール、矩形波からノコギリ歯への連続モーフィングなど、さまざまな加算処理を装備する。
▲上からTape Echo、Sallen Key Filter、Formant Crusher、Redux。

新搭載のエフェクトでは、70年代テープディレイを再現するTape Echo、二次シングルオペアンプの回路モデリングによる非対称のクリッピングと電源供給制御を備えたノンリニアフィルターのSallen Key Filter、フォルマントフィルター処理によるスクリーミングローファイサウンドが特徴のFormant Crusher、さまざまなヴィンテージデジタルハードの質感をシミュレートするために新アルゴリズムを設けたReduxを装備。モジュレーターにはモーフィングを含む自由なLFO波形デザインとハイスピードモジュレーションを可能にしたParametric LFOが追加。さらにスクリプト機能を駆使したユークリッド型シーケンサーを含むカスタムメイドのシーケンサー3種も新たに用意された。
▲パンとピッチ設定を装備した8パートのステップシーケンサー「Drum Sequencer」(左)、メロディ楽器に適した8パートのユークリッド型シーケンサー「Euclidean Tonal Sequencer(右)などシーケンサーも追加。

音色面では、新たにプリセット音色を100、ウェーブテーブルを150追加。どの音色もこれまでどおり即戦力と新たなサウンドデザインへの刺激の両方を考慮したプログラミングがなされ、単にプリセットを選ぶのではなく、積極的な操作と音づくりを楽しめるUVIのポリシーが受け継がれている。

操作面では、モジュレーションクイックメニューやユーザーテンプレートが追加され、複雑な音色プログラムのイージーアクセスや新規の音色作成時の手順簡略化も図られている。

2019年10月27日までの期間、リリース記念セールが実施されるのも見逃せない。期間中はFalcon 2が30%オフで提供されるほか、UVIストアでは新規購入時に専用の拡張音源Falcon Expansionを2つ無料提供する。Falconの購入でもれなく発行される100ドル/ユーロの特別割引クーポンも、本セールに関わらず購入者に進呈される。
製品情報

◆Falcon 2
発売記念価格(2019年10月27日まで):
UVIストア:Falcon+お好みのFalcon Expansion二つで244米ドル/ユーロ(通常合計427ドル/ユーロ)
国内のセールスパートナー(販売店):Falconを30%オフの26,950円(税込)
通常価格:349ドル/ユーロ(UVIストア価格)/ 38,500円(税込 国内UVIセールスパートナー価格) ※2019年10月28日以降
発売日:2019年10月10日

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