【対談】 RUKI×REITA(the GazettE
)、経験を積み重ね向かうは横浜アリ
ーナ<「第九」>
アルバム『NINTH』を手に、2018年より始まった<the GazettE LIVE TOUR18-19 THE NINTH>。
ホールを舞台にした<PHASE #01-PHENOMENON->、規模の大きなスタンディング会場を軸に据えた<PHASE #02-ENHANCEMENT->、小さなライブハウスをまわった<PHASE#03 激情は獰猛>、北米・南米・欧州・亜細亜と各地をツアーした<PHASE #04 -99.999->。スタイルを変え、細かく回り続けてきた同ツアーも、残すは、8月15日(木)に横須賀芸術劇場で行う<PHASE#05「混血」>と9月23日(月・祝)に控えたファイナル公演<「第九」>を残すのみ。ツアーも終盤に差しかかった中、今の心模様をRUKI(Vo)とREITA(B)に伺った。
◆ ◆ ◆
■経験を積み重ねる機会になったツアー
──全部で6つのPHASEに分けて行った今回のツアー。最初にファイナル公演の地として9月23日の横浜アリーナ公演を選び、そこから、逆算する形で構築したのでしょうか?
RUKI:そうです。昔はファイナル公演だけツアーとは少し切り離し、そこへ新たな要素を加えた形で構築していたんですけど。前回の<the GazettE LIVE TOUR 15-16 DOGMATIC>の頃から、ツアーで培ったものをファイナルへ繋げ、それを結実させてゆく形を取るようになりました。
──あえて長いスパンでのツアーを組み立て、ファイナル公演へ向け1枚のアルバムをどれだけライブを通して昇華していけるか。そのためには、幾つもライブ形態を変えながら、楽曲たちを自身の懐へ吸収し続けてゆく。そのスタイルが大切だったわけですね。
RUKI:そうなります。とくにアルバム『DOGMA』や『NINTH』に詰め込んだ曲たちは、ホールという大きな空間でないと活かしきれない規模感やレンジ感のある曲たちもあるので。それに合わせて照明なども組んでいくように、そのスタイルで昇華してゆくことを軸にしたうえで、どんなシチュエーションでも世界観を描き出せるようにと、いろんな規模の会場でアルバムの曲たちを突き詰めることをしてきました。今回の<the GazettE LIVE TOUR18-19 THE NINTH>に関して言うなら、ホール、Zepp規模のライブハウス、さらに小規模なライブハウス、そして海外ツアーをやったうえで、ファイナルへ繋げて昇華したい。前回の「DOGMA」ツアーでは一度ファイナルを迎えながらも、さらに突き詰めたくて追加でツアーを組み、結果ファイナル公演を2回行ったわけだけど。それを1回の流れの中へ詰め込もうということから、今回のスタイルを取ったことでした。
──まさに今は、それらの経験をしっかり自分たちの身体の中へ蓄えたうえで、ファイナル公演で昇華しようとしている状態なわけですね。
RUKI:そうです。ファイナル公演で、それを最大限まで仕上げていければなという感じですね。
REITA:今回のツアーの流れが、自分たちの中では一番理想的なライブスタイル。一番いい流れを作れたからこそ、次にどういう流れを作るかを考えるのも大変そうですけどね(笑)。
◆ ◆ ◆
■経験を積み重ねる機会になったツアー
──全部で6つのPHASEに分けて行った今回のツアー。最初にファイナル公演の地として9月23日の横浜アリーナ公演を選び、そこから、逆算する形で構築したのでしょうか?
RUKI:そうです。昔はファイナル公演だけツアーとは少し切り離し、そこへ新たな要素を加えた形で構築していたんですけど。前回の<the GazettE LIVE TOUR 15-16 DOGMATIC>の頃から、ツアーで培ったものをファイナルへ繋げ、それを結実させてゆく形を取るようになりました。
──あえて長いスパンでのツアーを組み立て、ファイナル公演へ向け1枚のアルバムをどれだけライブを通して昇華していけるか。そのためには、幾つもライブ形態を変えながら、楽曲たちを自身の懐へ吸収し続けてゆく。そのスタイルが大切だったわけですね。
RUKI:そうなります。とくにアルバム『DOGMA』や『NINTH』に詰め込んだ曲たちは、ホールという大きな空間でないと活かしきれない規模感やレンジ感のある曲たちもあるので。それに合わせて照明なども組んでいくように、そのスタイルで昇華してゆくことを軸にしたうえで、どんなシチュエーションでも世界観を描き出せるようにと、いろんな規模の会場でアルバムの曲たちを突き詰めることをしてきました。今回の<the GazettE LIVE TOUR18-19 THE NINTH>に関して言うなら、ホール、Zepp規模のライブハウス、さらに小規模なライブハウス、そして海外ツアーをやったうえで、ファイナルへ繋げて昇華したい。前回の「DOGMA」ツアーでは一度ファイナルを迎えながらも、さらに突き詰めたくて追加でツアーを組み、結果ファイナル公演を2回行ったわけだけど。それを1回の流れの中へ詰め込もうということから、今回のスタイルを取ったことでした。
──まさに今は、それらの経験をしっかり自分たちの身体の中へ蓄えたうえで、ファイナル公演で昇華しようとしている状態なわけですね。
RUKI:そうです。ファイナル公演で、それを最大限まで仕上げていければなという感じですね。
REITA:今回のツアーの流れが、自分たちの中では一番理想的なライブスタイル。一番いい流れを作れたからこそ、次にどういう流れを作るかを考えるのも大変そうですけどね(笑)。
──前回の「DOGMA」ツアーとの大きな違いの一つが、<PHASE#03 激情は獰猛>を通し小規模なライブハウスでもツアーを行ったことでした。
RUKI:ホールツアーやZeppクラスのライブハウスだけをやっていると、自分たちが求める明確な演出もできるぶん、どうしても枠の中へ収まりがちになるんですね。でも、小さいライブハウスや海外公演では、かならずしも自分たちが求める演出等の条件が箱に揃っているわけではないので、そういう場所でやることで、自分らの表現してゆく姿勢や動きも柔軟になれば、あらかじめ決めた演出をさらにビルドアップさせることへも繋がるように、結果、いい感じにバンドのテンションも高めていける。それがあるからこそやった面もありました。
──小規模なライブハウスの場合、ステージは狭いし設備面もいろんな制約が出てくるから、自分たちのベストへどう持っていくかが大変じゃないですか?
REITA:狭くてあまり動けないからと言って、それで不完全燃焼に終わるわけではなかったんで。
RUKI:確かに、物理的なつらさはあります。たとえば、楽曲の持つ世界観を現すうえで、ホールなどでは赤の照明のみで表現してゆくところを、小さなライブハウスでそれをやるには限界がある。そこで、どう機転を効かせてゆくか。むしろ、その経験を積み重ねることで、改めてホールで表現してゆくうえでの良さや大切さもわかっていくことにもなる。逆も然りで。
──the GazettEは海外ツアーも積極的に行っています。以前は国内ツアーと海外ツアーでセットリストを変えたりもしていましたが、今は海外のファンの方々も国内のツアーをそのまま自国でも味わいたい人たちが中心になっているのでしょうか?
RUKI:その傾向はありますね。俺たちも日本で行っているアルバムツアーを海外にもなるべくそのまま持っていくことを基本としているように、アルバムを軸にしたセットリストを組みながら微妙に中身を変えてゆくスタイルを取っています。
REITA:最初の頃こそ「ヴィジュアル系バンドだから観に来た」という傾向もあったけど。今は「the GazettEの楽曲が好きでライブを観に来た」という人たちばかり。ファンたちと接しながら、バンドの姿勢を受け入れてくれているって強いな、と感じてましたからね。
RUKI:中には子供の頃からthe GazettEが好きで、大人になってようやくライブに来れたという人もいたからね。
REITA:「10年以上前から好きだったんだ」と言ってる子、いたね。
──同じ海外でも、地域によっては、まだそんなに回数を重ねていない場所もありますよね。
REITA:ヨーロッパは回数を重ねているけど、北米は今回のツアーでまだ2回目。1回目に足を運んだときは、手放しで「Welcome」な状態で待っててくれてたけど。2回目となった今回のツアーでは、よりthe GazettEの本質を「じっくり観てやろう」という雰囲気も感じてはいました。
RUKI:俺たちは、前回のツアーで評判の良かった楽曲も演奏してあげたほうが喜ぶのかなと思い、ツアーの始まりとなった北米では、そこを意識したセットリストも組んでいたんですけど。意外にみんな日本のツアーの流れを地元でも楽しみたいという傾向が見えてきたことから、そこからはアルバム『NINTH』の楽曲をメインに、その間に間に昔の曲を入れ変えてくような流れを持ってやっていきましたね。
RUKI:ホールツアーやZeppクラスのライブハウスだけをやっていると、自分たちが求める明確な演出もできるぶん、どうしても枠の中へ収まりがちになるんですね。でも、小さいライブハウスや海外公演では、かならずしも自分たちが求める演出等の条件が箱に揃っているわけではないので、そういう場所でやることで、自分らの表現してゆく姿勢や動きも柔軟になれば、あらかじめ決めた演出をさらにビルドアップさせることへも繋がるように、結果、いい感じにバンドのテンションも高めていける。それがあるからこそやった面もありました。
──小規模なライブハウスの場合、ステージは狭いし設備面もいろんな制約が出てくるから、自分たちのベストへどう持っていくかが大変じゃないですか?
REITA:狭くてあまり動けないからと言って、それで不完全燃焼に終わるわけではなかったんで。
RUKI:確かに、物理的なつらさはあります。たとえば、楽曲の持つ世界観を現すうえで、ホールなどでは赤の照明のみで表現してゆくところを、小さなライブハウスでそれをやるには限界がある。そこで、どう機転を効かせてゆくか。むしろ、その経験を積み重ねることで、改めてホールで表現してゆくうえでの良さや大切さもわかっていくことにもなる。逆も然りで。
──the GazettEは海外ツアーも積極的に行っています。以前は国内ツアーと海外ツアーでセットリストを変えたりもしていましたが、今は海外のファンの方々も国内のツアーをそのまま自国でも味わいたい人たちが中心になっているのでしょうか?
RUKI:その傾向はありますね。俺たちも日本で行っているアルバムツアーを海外にもなるべくそのまま持っていくことを基本としているように、アルバムを軸にしたセットリストを組みながら微妙に中身を変えてゆくスタイルを取っています。
REITA:最初の頃こそ「ヴィジュアル系バンドだから観に来た」という傾向もあったけど。今は「the GazettEの楽曲が好きでライブを観に来た」という人たちばかり。ファンたちと接しながら、バンドの姿勢を受け入れてくれているって強いな、と感じてましたからね。
RUKI:中には子供の頃からthe GazettEが好きで、大人になってようやくライブに来れたという人もいたからね。
REITA:「10年以上前から好きだったんだ」と言ってる子、いたね。
──同じ海外でも、地域によっては、まだそんなに回数を重ねていない場所もありますよね。
REITA:ヨーロッパは回数を重ねているけど、北米は今回のツアーでまだ2回目。1回目に足を運んだときは、手放しで「Welcome」な状態で待っててくれてたけど。2回目となった今回のツアーでは、よりthe GazettEの本質を「じっくり観てやろう」という雰囲気も感じてはいました。
RUKI:俺たちは、前回のツアーで評判の良かった楽曲も演奏してあげたほうが喜ぶのかなと思い、ツアーの始まりとなった北米では、そこを意識したセットリストも組んでいたんですけど。意外にみんな日本のツアーの流れを地元でも楽しみたいという傾向が見えてきたことから、そこからはアルバム『NINTH』の楽曲をメインに、その間に間に昔の曲を入れ変えてくような流れを持ってやっていきましたね。
■今のthe GazettEは自分たちが本当に納得した作品をリリースしていける環境
──海外ツアーを軸に据えた活動を行う海外バンドの場合、アルバム1枚を作ったら、それを手に2〜3年ツアーを行うのは当たり前。the GazettEはまさに、そのスタイルを国内で作っている数少ないバンドじゃないですか?
RUKI:その考え方はあります。
REITA:そっちのほうがいいですよね。作ってはツアーをして、作ってはツアーをしてのサイクルを短いスパンで繰り返していくと、どっかでガス欠になっちゃいますから。
──ツアー中に新曲制作などもやっているのでしょうか。それとも、完全にツアーを終え、気持ちを新たに制作へ取り組む形でしょうか。
RUKI:俺はボイスメモへアイデアを録ったり多少は準備もしていますけど。個人的には、制作のときにはそれだけに集中できる時間が欲しいというタイプです。とくにthe GazettEはアルバム毎に形を変えていくバンドなので、前回のアルバムの意識を持ったまま同時に次もと考えるのではなく、一度完全に気持ちを切り離したうえで新たに次の制作へ向かいたい。その結果、リリースのペースも自然と空いてしまうことにはなるんですけど……。
──今は、その環境を実際に作れていますからね。
RUKI:そこは、レコード会社の理解があってのことなので、ありがたいこと。the GazettEも、デビューして何年かは早いペースでリリースを続けていました。ただ、それを繰り返し続けると、自分たち自身が空っぽになってしまうんですよ。
REITA:以前は、毎年のようにアルバムを出していましたからね。
RUKI:なので、レコード会社の方にリリースのペースについても相談をしたところ、3年に1枚という感じでやれている今の環境を作れたわけです。
REITA:「何時までに出せ」とか言われないし、そこはけっこう自由ですね。以前までは、まだ何も出来てないにも関わらず、自分たちで次の作品やツアーなどの動きを発表し、結果自分たちで自分たちの首を締めてしまっていたので、さすがにそれは辞めました。
RUKI:今は、自分たちが本当に納得した作品を作ってはリリースしていける環境にthe GazettEはいます。
──先も見据えつつ、それ以上に、今をしっかり見据えてゆくことが何よりも大事だ。
RUKI:先へ向かってのアイデアも出していますけど、今は集中すべきはNINTHを完成させるという感じです。
──海外ツアーを軸に据えた活動を行う海外バンドの場合、アルバム1枚を作ったら、それを手に2〜3年ツアーを行うのは当たり前。the GazettEはまさに、そのスタイルを国内で作っている数少ないバンドじゃないですか?
RUKI:その考え方はあります。
REITA:そっちのほうがいいですよね。作ってはツアーをして、作ってはツアーをしてのサイクルを短いスパンで繰り返していくと、どっかでガス欠になっちゃいますから。
──ツアー中に新曲制作などもやっているのでしょうか。それとも、完全にツアーを終え、気持ちを新たに制作へ取り組む形でしょうか。
RUKI:俺はボイスメモへアイデアを録ったり多少は準備もしていますけど。個人的には、制作のときにはそれだけに集中できる時間が欲しいというタイプです。とくにthe GazettEはアルバム毎に形を変えていくバンドなので、前回のアルバムの意識を持ったまま同時に次もと考えるのではなく、一度完全に気持ちを切り離したうえで新たに次の制作へ向かいたい。その結果、リリースのペースも自然と空いてしまうことにはなるんですけど……。
──今は、その環境を実際に作れていますからね。
RUKI:そこは、レコード会社の理解があってのことなので、ありがたいこと。the GazettEも、デビューして何年かは早いペースでリリースを続けていました。ただ、それを繰り返し続けると、自分たち自身が空っぽになってしまうんですよ。
REITA:以前は、毎年のようにアルバムを出していましたからね。
RUKI:なので、レコード会社の方にリリースのペースについても相談をしたところ、3年に1枚という感じでやれている今の環境を作れたわけです。
REITA:「何時までに出せ」とか言われないし、そこはけっこう自由ですね。以前までは、まだ何も出来てないにも関わらず、自分たちで次の作品やツアーなどの動きを発表し、結果自分たちで自分たちの首を締めてしまっていたので、さすがにそれは辞めました。
RUKI:今は、自分たちが本当に納得した作品を作ってはリリースしていける環境にthe GazettEはいます。
──先も見据えつつ、それ以上に、今をしっかり見据えてゆくことが何よりも大事だ。
RUKI:先へ向かってのアイデアも出していますけど、今は集中すべきはNINTHを完成させるという感じです。
──前回の「DOGMA」ツアーから、アルバムの楽曲を長い期間をかけじっくり昇華してゆくスタイルを取るようになったというのは、やはりそれくらい時間をかけないと、自分たちも満足しきれないということでしょうか。
REITA:以前は、アルバムを出してから2〜3ヶ月くらい、合計二十数本のツアーをまわってファイナルを迎え、そこからまた次の作品の制作へ向かってというのが当たり前の流れでしたけど。どうしても、それだとね……。
RUKI:自分たちの中で完全にアルバムの世界観を昇華しきったわけではないところでツアーのファイナルを迎えてしまうこともあった。だから、アルバム『DOGMA』を出した辺りから、同じツアーの中でもいろいろ形を変え、長くやっていこうというスタイルに変えたわけなんです。とはいえ、何時もならシングルを出したうえでアルバムへ繋げる形ですけど。『DOGMA』ツアーのときは、アルバムを出し、そのあとにシングル「UGLY」を出したり、先にも語ったようにツアーのファイナルを2回行ったりと、けっこう変則的な形も取っていたので。それらの経験も踏まえたうえで作りあげた流れが、今回の「THE NINTH」ツアーですね。
REITA:でも、本気でアルバムの曲たちを昇華しようと思ったら「これくらいはやるよね」という感じですけどね。
RUKI:アルバムの制作期間も含め、本気で作品を昇華することを考えたら相応に期間や本数は必要なこと。以前のように、2ヶ月でアルバムを作りあげ、それを2〜3ヶ月のツアーで昇華して、それでまたすぐにアルバムの制作に入るという流れを突き詰めていくと、精神的にげっそりしちゃいますからね。
──やはり、アルバムの世界観を完全に昇華するうえでは、ある程度の期間が必要なわけだ。
REITA:そうじゃないと、次にはいけないし。
RUKI:それにライブツアーって、実際にやってわかることもいろいろとあるんですよ。今回のツアーを通してけっこう勉強になるなぁと思ったのが、「会場の規模によって合う表現、合わない表現があるな」ということ。当たり前の話ですが。
──今のthe GazettEは、ダイナミズムのある楽曲が軸ですからね。
REITA:どこの会場でも同じように見せたい気持ちを持って全力でやっていますけど。会場の広さや照明の当たり具合、それこそメンバーどうしの距離感も含め、いろんな要素が楽曲にも異なる形で投影されるんだなというのは、今回のツアーを通して感じたことでした。ただし、その違和感さえも、メンバーもファンたちもプラスに受け止めて楽しめてたなとも感じてたけどね。
──やはり、やらないとわからないこともいろいろあるんですね。
RUKI:どんな環境でも似合うように、という意識でいます。ただし海外ツアーではとくにそうですけど、設備が整っていなかったりするからこそ、環境を踏まえてのセットリストというのも考慮すべき点としてあるのも事実です。
──楽器隊の場合、とくに海外公演は機材面をどう整えてゆくか大変じゃないですか?
REITA:今回のツアーでは、あらかじめ国内を含め小さなステージでもライブをやることがわかっていたから、コンパクトに収まる機材の準備をして臨んだのであまり困りませんでした。ただドラムは海外では常にレンタルだったので、いろいろあったみたいでしたね。何処かの会場では、バスドラの左右の色が違ってたりしていたからね(笑)。
RUKI:バスドラのみならず、タムでもそういうのがあった。戒はめちゃくちゃ気になってたみたいだったけど(笑)。
──その都度、対応していくのは大変ですよね。
RUKI:それが、次第に感覚が麻痺していくんですよ。当たり前の環境が無いことが、当たり前になってくというか。
REITA:熱くて狭い会場は、ぜんぜん慣れましたね。
──目の前に近づいた、8月15日(木)に横須賀芸術劇場で行う<PHASE#05「混血」>と9月23日(月・祝)に控えたファイナル公演<「第九」>。公演内容が気になります。
RUKI:軸は一緒ですけど。<「混血」>は遊び心があるというか、アルバム『NINTH』に至るまでの過程の姿を、アルバム『NINTH』という濃い血の中へ混ぜ合わせた公演にしていこうとは考えてる。そのうえで、改めてファイナル公演で、アルバム『NINTH』としての世界観をしっかり見せきりたいなと思っています。
REITA:横須賀芸術劇場って、作りが独特なんですよ。5階くらいまで客席があるように天井も高いし。何より、ステージから見える景色がすごくいいんですよ。
──今のthe GazettEの場合、そこが高田馬場AREAでも横浜アリーナでも、向かう意識に大きな変化が現れるわけではないですよね。
RUKI:大きな変化はないけど、むしろ100人規模のほうが緊張します。
REITA:逆に、緊張しちゃうよね。
──ライブハウスツアーでは、お客さんたちの距離が本当に目の前でしたからね。
RUKI:確かに近いなとは思いましたけど。それ以上に、メンバーとの距離が近いなという(笑)。
REITA:以前は、アルバムを出してから2〜3ヶ月くらい、合計二十数本のツアーをまわってファイナルを迎え、そこからまた次の作品の制作へ向かってというのが当たり前の流れでしたけど。どうしても、それだとね……。
RUKI:自分たちの中で完全にアルバムの世界観を昇華しきったわけではないところでツアーのファイナルを迎えてしまうこともあった。だから、アルバム『DOGMA』を出した辺りから、同じツアーの中でもいろいろ形を変え、長くやっていこうというスタイルに変えたわけなんです。とはいえ、何時もならシングルを出したうえでアルバムへ繋げる形ですけど。『DOGMA』ツアーのときは、アルバムを出し、そのあとにシングル「UGLY」を出したり、先にも語ったようにツアーのファイナルを2回行ったりと、けっこう変則的な形も取っていたので。それらの経験も踏まえたうえで作りあげた流れが、今回の「THE NINTH」ツアーですね。
REITA:でも、本気でアルバムの曲たちを昇華しようと思ったら「これくらいはやるよね」という感じですけどね。
RUKI:アルバムの制作期間も含め、本気で作品を昇華することを考えたら相応に期間や本数は必要なこと。以前のように、2ヶ月でアルバムを作りあげ、それを2〜3ヶ月のツアーで昇華して、それでまたすぐにアルバムの制作に入るという流れを突き詰めていくと、精神的にげっそりしちゃいますからね。
──やはり、アルバムの世界観を完全に昇華するうえでは、ある程度の期間が必要なわけだ。
REITA:そうじゃないと、次にはいけないし。
RUKI:それにライブツアーって、実際にやってわかることもいろいろとあるんですよ。今回のツアーを通してけっこう勉強になるなぁと思ったのが、「会場の規模によって合う表現、合わない表現があるな」ということ。当たり前の話ですが。
──今のthe GazettEは、ダイナミズムのある楽曲が軸ですからね。
REITA:どこの会場でも同じように見せたい気持ちを持って全力でやっていますけど。会場の広さや照明の当たり具合、それこそメンバーどうしの距離感も含め、いろんな要素が楽曲にも異なる形で投影されるんだなというのは、今回のツアーを通して感じたことでした。ただし、その違和感さえも、メンバーもファンたちもプラスに受け止めて楽しめてたなとも感じてたけどね。
──やはり、やらないとわからないこともいろいろあるんですね。
RUKI:どんな環境でも似合うように、という意識でいます。ただし海外ツアーではとくにそうですけど、設備が整っていなかったりするからこそ、環境を踏まえてのセットリストというのも考慮すべき点としてあるのも事実です。
──楽器隊の場合、とくに海外公演は機材面をどう整えてゆくか大変じゃないですか?
REITA:今回のツアーでは、あらかじめ国内を含め小さなステージでもライブをやることがわかっていたから、コンパクトに収まる機材の準備をして臨んだのであまり困りませんでした。ただドラムは海外では常にレンタルだったので、いろいろあったみたいでしたね。何処かの会場では、バスドラの左右の色が違ってたりしていたからね(笑)。
RUKI:バスドラのみならず、タムでもそういうのがあった。戒はめちゃくちゃ気になってたみたいだったけど(笑)。
──その都度、対応していくのは大変ですよね。
RUKI:それが、次第に感覚が麻痺していくんですよ。当たり前の環境が無いことが、当たり前になってくというか。
REITA:熱くて狭い会場は、ぜんぜん慣れましたね。
──目の前に近づいた、8月15日(木)に横須賀芸術劇場で行う<PHASE#05「混血」>と9月23日(月・祝)に控えたファイナル公演<「第九」>。公演内容が気になります。
RUKI:軸は一緒ですけど。<「混血」>は遊び心があるというか、アルバム『NINTH』に至るまでの過程の姿を、アルバム『NINTH』という濃い血の中へ混ぜ合わせた公演にしていこうとは考えてる。そのうえで、改めてファイナル公演で、アルバム『NINTH』としての世界観をしっかり見せきりたいなと思っています。
REITA:横須賀芸術劇場って、作りが独特なんですよ。5階くらいまで客席があるように天井も高いし。何より、ステージから見える景色がすごくいいんですよ。
──今のthe GazettEの場合、そこが高田馬場AREAでも横浜アリーナでも、向かう意識に大きな変化が現れるわけではないですよね。
RUKI:大きな変化はないけど、むしろ100人規模のほうが緊張します。
REITA:逆に、緊張しちゃうよね。
──ライブハウスツアーでは、お客さんたちの距離が本当に目の前でしたからね。
RUKI:確かに近いなとは思いましたけど。それ以上に、メンバーとの距離が近いなという(笑)。
■「ついに本番、この日が見せどきだ!」という気持ち
──夏には<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>へも出演。そこも、昼間の野外という何時もとはまったく異なる環境ですよね。
REITA:しかも真夏の野外の午後帯、一番暑いときっていう(笑)。
RUKI:でも、昼帯のほうが俺は好きですね。
REITA:どの野外フェスも出ても、the GazettEの場合は昼帯だからね。
──ホント、似合わない環境でやっているんですね。
REITA:いかなる環境だろうとやっていかないとね。ワンマンではなかなか得られないこともあるので。
RUKI:呼んでいただけるうちは、積極的に出ようって感じです。
──the GazettEはイベントや対バンライブには、ほぼ出ないですよね。
RUKI:活動1〜2年目の頃はよくやっていたけど、次第に対バンする機会がなくなって、今や対バンのほうが慣れないです。
──対バンしたい気持ちはあるんですか?
REITA:したいような、したくないような……。2〜3バンドでライブをやるのは、なかなか想像がつかないですね。むしろ今は、ヴィジュアル系が呼ばれること自体が違和感なフェスに出ることを楽しんでいる状態だね。
──楽屋裏での交流は?
RUKI:他の場所でメイクなどの準備をして、出番前に会場に着いて、ライブをやるというスタイルなので。あまりそういう時間は無いですね。
REITA:外でご飯を食べることも少ないしね。どうしても衣装姿のままでいると、まわりからはすごい変な眼で観られてしまうので。
──メンバー同士は集団行動が多いんですか?
RUKI:ずーっと5人で固まってますよ。誰かが飯を取りにいけば、誰かが後ろにくっついていく(笑) 。
REITA:まるでドラクエみたいに(笑)。
RUKI:でもそれ、昔からですからね。普段のワンマンツアーの楽屋でもそう。だからかな、何をやるにも自然と一つの塊になってしまうのは……。
──海外でも、いつも一緒に行動をしているのでしょうか。
REITA:国内海外問わず、外ではいつも一緒に行動をしていますけど。それぞれがホテルの部屋に「お疲れー」と言いながら扉を閉めて入ったが最後。ホテルの部屋へ籠もりっきりで2日間誰とも会わないとかザラです(笑)。
RUKI:用事がない限り、二度と出ていかないよね(笑)。個人でいるか、集団で行動しているか、そのどっちかしかない。
──夏には<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>へも出演。そこも、昼間の野外という何時もとはまったく異なる環境ですよね。
REITA:しかも真夏の野外の午後帯、一番暑いときっていう(笑)。
RUKI:でも、昼帯のほうが俺は好きですね。
REITA:どの野外フェスも出ても、the GazettEの場合は昼帯だからね。
──ホント、似合わない環境でやっているんですね。
REITA:いかなる環境だろうとやっていかないとね。ワンマンではなかなか得られないこともあるので。
RUKI:呼んでいただけるうちは、積極的に出ようって感じです。
──the GazettEはイベントや対バンライブには、ほぼ出ないですよね。
RUKI:活動1〜2年目の頃はよくやっていたけど、次第に対バンする機会がなくなって、今や対バンのほうが慣れないです。
──対バンしたい気持ちはあるんですか?
REITA:したいような、したくないような……。2〜3バンドでライブをやるのは、なかなか想像がつかないですね。むしろ今は、ヴィジュアル系が呼ばれること自体が違和感なフェスに出ることを楽しんでいる状態だね。
──楽屋裏での交流は?
RUKI:他の場所でメイクなどの準備をして、出番前に会場に着いて、ライブをやるというスタイルなので。あまりそういう時間は無いですね。
REITA:外でご飯を食べることも少ないしね。どうしても衣装姿のままでいると、まわりからはすごい変な眼で観られてしまうので。
──メンバー同士は集団行動が多いんですか?
RUKI:ずーっと5人で固まってますよ。誰かが飯を取りにいけば、誰かが後ろにくっついていく(笑) 。
REITA:まるでドラクエみたいに(笑)。
RUKI:でもそれ、昔からですからね。普段のワンマンツアーの楽屋でもそう。だからかな、何をやるにも自然と一つの塊になってしまうのは……。
──海外でも、いつも一緒に行動をしているのでしょうか。
REITA:国内海外問わず、外ではいつも一緒に行動をしていますけど。それぞれがホテルの部屋に「お疲れー」と言いながら扉を閉めて入ったが最後。ホテルの部屋へ籠もりっきりで2日間誰とも会わないとかザラです(笑)。
RUKI:用事がない限り、二度と出ていかないよね(笑)。個人でいるか、集団で行動しているか、そのどっちかしかない。
──短い期間日本に戻ることもあったとはいえ、今回の海外ツアーは北米と南米で3週間、欧州で2週間、アジアで1週間と、ほぼ出っぱなしの日々でしたよね。長期ツアーって、けっこう疲れません?
RUKI:すごく疲れます(笑)。時差がどんどん変化していくんで、身体や感覚が麻痺していく感がすごくあって。一番感覚が変になっていたのは、ロシアかな。ロシアってぜんぜん暗くならないんですよ。深夜0時過ぎまで明るくて、突然暗くなったと思ったら、深夜3時頃には明るくなる。夜がほとんど無くて、そういうのって意外に体を狂わせたりもするんですよね。
──外に出ても、まだ明るいぞと。
RUKI:いや、海外にいっても外には出ないんで。部屋の窓を通して感じるくらい(笑)。
REITA:外へ出ても、せいぜいスーパーかコンビニへ行く程度なので。
──まさか、海外で引き籠もり生活をしていたとは……。
REITA:日本のツアー中も、地方へ行ってもまったく外へ出ないんですよ。
RUKI:出る理由がないですよね。とくに俺ら2人はお酒も呑めないし。
──食事に出るなどは?
RUKI:ほぼないですね。
REITA:セットリストを決めながら楽屋でご飯を食べて、それで終わり。
RUKI:それ、昔っからですからね。
REITA:別に観光しに来ているわけじゃなく、俺らはライブをしに来ているので。
──みなさん、部屋の中で何をしてるんですか?
REITA:だいたい寝てますね(笑)。
RUKI:むしろ、前日に体調を整えておかないと、それがライブへ露骨に出るんですよ。とくにツアー中は移動も含め生活のリズムが不規則になっていくからこそ、睡眠をしっかり取らないと身体に影響が出てしまうので。
──せっかくですから海外でのエピソードもお願いしたいなと思っていたのですが、みなさん、とくに行動しているわけではないんですね。
RUKI:海外でのエピソードといえば、ホテルの部屋ですね。
──えっ、ホテルの部屋ですか?
REITA そうです。いいホテルもあったんですけど、かなり部屋の仕様がピンキリというか、天と地の差でした。欧州のホテルはメンバー間格差もあったといいますか、部屋にバスタブのある人ない人、冷蔵庫やテーブルのある人ない人など、部屋へ入ってみないことには当たり外れがわからないんですよ。
──各地でミート&グリードもやったんですよね。
REITA:全箇所でやりました。
RUKI:何処の国の人たちもフレンドリーでしたね。
──海外の場合、ミート&グリードは当たり前の風習なんですよね。
REITA:当たり前みたいですね。不思議ですよね、なんで、日本ではやらないんだろうと思っちゃいます。
──日本でも、求められればやろうと?
RUKI:日本の場合、七夕みたいな感じというか、アルバムを出したときだけ大きい会場を借りてファンの人たちと直接触れ合える機会を設けています。2〜3年に1〜2回だけ会える貴重な機会になっていれば、それが良いのかなとも思っているので。
REITA:俺ら、昔からインストアは苦手でしたからね。
──the GazettEの場合、ステージと客席の境界線が明確ですよね。
REITA:ステージのときとは差があるのが、逆に良いのかどうか……。実際、お会いした方々からは、「怖い人たちだと思っていました」とは、よく言われます。
RUKI:アーティスト写真を観て、「優しそう」とは思わないですよね(笑)。
REITA:だから、それがいいですよね、大体、優しそうに見える人のほうが怖いですから(笑)。
──改めて、8月15日(木)に横須賀芸術劇場で行う<PHASE#05「混血」>と9月23日(月・祝)に控えたファイナル公演<「第九」>公演へ向けての想いを聞かせてください。
RUKI:横須賀芸術劇場での公演は、どういう内容になるのかを楽しみにしていて欲しいです。横浜アリーナ公演に関しては、初めて今回のツアーへ触れる人にはアルバム『NINTH』の世界観がより広がるライブにしたい。そしてずっと一緒にライブを作り続けてきたファンたちに対しては「ついに本番、この日が見せどきだ!!」という気持ちですね。一緒に作りあげてきた想いをすべて出し切る集大成の場という気持ちでいます。
REITA:確かにね。ファンとスタッフとメンバーで……全員でここまで育ててきた曲たちなんで、それを最後の横浜アリーナ公演を通し、どこまで成長したのかを確認したい。自分たちも、こんだけツアーをやったんだから1本も無駄じゃなかったという、しっかりと地に足の着いたステージをみんなに見せたいなと思っています。
取材・文◎長澤智典
<LIVE TOUR18-19 THE NINTH PHASE#05「混血」>
2019年8月15日(木) 横須賀芸術劇場
OPEN 18:00 / START 18:30
チケット価格:指定席・後方立見 前売り6,800円(税込)/ 当日7,300(税込)
一般発売:2019年8月3日(土)
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888(平日12:00~19:00)
RUKI:すごく疲れます(笑)。時差がどんどん変化していくんで、身体や感覚が麻痺していく感がすごくあって。一番感覚が変になっていたのは、ロシアかな。ロシアってぜんぜん暗くならないんですよ。深夜0時過ぎまで明るくて、突然暗くなったと思ったら、深夜3時頃には明るくなる。夜がほとんど無くて、そういうのって意外に体を狂わせたりもするんですよね。
──外に出ても、まだ明るいぞと。
RUKI:いや、海外にいっても外には出ないんで。部屋の窓を通して感じるくらい(笑)。
REITA:外へ出ても、せいぜいスーパーかコンビニへ行く程度なので。
──まさか、海外で引き籠もり生活をしていたとは……。
REITA:日本のツアー中も、地方へ行ってもまったく外へ出ないんですよ。
RUKI:出る理由がないですよね。とくに俺ら2人はお酒も呑めないし。
──食事に出るなどは?
RUKI:ほぼないですね。
REITA:セットリストを決めながら楽屋でご飯を食べて、それで終わり。
RUKI:それ、昔っからですからね。
REITA:別に観光しに来ているわけじゃなく、俺らはライブをしに来ているので。
──みなさん、部屋の中で何をしてるんですか?
REITA:だいたい寝てますね(笑)。
RUKI:むしろ、前日に体調を整えておかないと、それがライブへ露骨に出るんですよ。とくにツアー中は移動も含め生活のリズムが不規則になっていくからこそ、睡眠をしっかり取らないと身体に影響が出てしまうので。
──せっかくですから海外でのエピソードもお願いしたいなと思っていたのですが、みなさん、とくに行動しているわけではないんですね。
RUKI:海外でのエピソードといえば、ホテルの部屋ですね。
──えっ、ホテルの部屋ですか?
REITA そうです。いいホテルもあったんですけど、かなり部屋の仕様がピンキリというか、天と地の差でした。欧州のホテルはメンバー間格差もあったといいますか、部屋にバスタブのある人ない人、冷蔵庫やテーブルのある人ない人など、部屋へ入ってみないことには当たり外れがわからないんですよ。
──各地でミート&グリードもやったんですよね。
REITA:全箇所でやりました。
RUKI:何処の国の人たちもフレンドリーでしたね。
──海外の場合、ミート&グリードは当たり前の風習なんですよね。
REITA:当たり前みたいですね。不思議ですよね、なんで、日本ではやらないんだろうと思っちゃいます。
──日本でも、求められればやろうと?
RUKI:日本の場合、七夕みたいな感じというか、アルバムを出したときだけ大きい会場を借りてファンの人たちと直接触れ合える機会を設けています。2〜3年に1〜2回だけ会える貴重な機会になっていれば、それが良いのかなとも思っているので。
REITA:俺ら、昔からインストアは苦手でしたからね。
──the GazettEの場合、ステージと客席の境界線が明確ですよね。
REITA:ステージのときとは差があるのが、逆に良いのかどうか……。実際、お会いした方々からは、「怖い人たちだと思っていました」とは、よく言われます。
RUKI:アーティスト写真を観て、「優しそう」とは思わないですよね(笑)。
REITA:だから、それがいいですよね、大体、優しそうに見える人のほうが怖いですから(笑)。
──改めて、8月15日(木)に横須賀芸術劇場で行う<PHASE#05「混血」>と9月23日(月・祝)に控えたファイナル公演<「第九」>公演へ向けての想いを聞かせてください。
RUKI:横須賀芸術劇場での公演は、どういう内容になるのかを楽しみにしていて欲しいです。横浜アリーナ公演に関しては、初めて今回のツアーへ触れる人にはアルバム『NINTH』の世界観がより広がるライブにしたい。そしてずっと一緒にライブを作り続けてきたファンたちに対しては「ついに本番、この日が見せどきだ!!」という気持ちですね。一緒に作りあげてきた想いをすべて出し切る集大成の場という気持ちでいます。
REITA:確かにね。ファンとスタッフとメンバーで……全員でここまで育ててきた曲たちなんで、それを最後の横浜アリーナ公演を通し、どこまで成長したのかを確認したい。自分たちも、こんだけツアーをやったんだから1本も無駄じゃなかったという、しっかりと地に足の着いたステージをみんなに見せたいなと思っています。
取材・文◎長澤智典
<LIVE TOUR18-19 THE NINTH PHASE#05「混血」>
2019年8月15日(木) 横須賀芸術劇場
OPEN 18:00 / START 18:30
チケット価格:指定席・後方立見 前売り6,800円(税込)/ 当日7,300(税込)
一般発売:2019年8月3日(土)
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888(平日12:00~19:00)
<the GazettE LIVE TOUR18-19 THE NI
NTH TOUR FINAL 「第九」>
2019年9月23日 (月•祝)横浜アリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット価格:全席指定 前売り8000円(税込)/ 当日8500(税込)
一般発売:2019年8月24日(土)
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット価格:全席指定 前売り8000円(税込)/ 当日8500(税込)
一般発売:2019年8月24日(土)
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888
アーティスト