AI支配に抗う情熱の詩。ジョーダン・
ラカイが語る希望と、ロンドンシーン
の今
幼少期の自分と繋がるソウル
ーCOTTON CLUBでのライブを見させていただきました。ラグジュアリーで穏やかな気持ちにれる演奏であり、同時に内なる情熱のようなものも感じました。今はパッションが溢れるようなモードになってるんでしょうか。
そう、今は情熱的になれていて、その理由はソウル・ミュージックやジャズをやれているということにリンクしていると思う。ソウルやジャズは自分の幼少期に繋がるものだから、ステージの上で歌ったり演奏している時に、子供の頃の自分と繋がっているような気持ちになるんだ。
ーその感覚は、これまでの作品やライヴではあまりなかったものですか?
もちろん。前回のアルバム『Wallflower』はどちらかというとエレクトロニックな音楽だったから、新しい音を使って模索していくように作っていて。あのアルバムをステージでやる時には興奮状態で、「楽しい」という気持ちのほうが強かった。でも、変な言い方かもしれないけど、ソウルやジャズは自分のDNAの一部みたいなものだから、これまでとは違う感覚でステージに立てているよ。