心の根っこそっくりで…名曲「無限大」に重なる関ジャニ∞の絆

心の根っこそっくりで…名曲「無限大」に重なる関ジャニ∞の絆

心の根っこそっくりで…名曲「無限大
」に重なる関ジャニ∞の絆

2019年9月、突如流れた衝撃のニュース。関西出身の8人組で結成された人気アイドルグループ「関ジャニ∞」からひとりのメンバーが旅立ち、今後グループは5人で活動していくという。
寂しさや悲しみがないとは、嘘でも言えない。けれど旅立ちを決める者、グループを守り続ける者…それぞれ道は分かれても、苦楽を共にした彼ら「8人」の絆は無限に続いていく。
関ジャニ∞の再出発曲『無限大』
『無限大』は、2005年9月にリリースしたトリプルA面シングルの1曲。7人の関ジャニ∞の出発地点にあたる曲だ。
ここから13年、関ジャニ∞はトップアイドルへの階段を駆け上がってきた。
メンバーの旅立ちに、どうしようもなく寂しくなった日には『無限大』を聴く。思い出すのは、楽しかった日々と、関ジャニ∞の深い深い絆。いつのまにか悲しみは、温かい涙へと変わっていく。
無限大 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/to15011903
20年以上、苦楽を共にしたメンバー
KinKi Kids以来、二組目となる関西発のジャニーズグループ。そう聞くと華々しいが、関ジャニ∞のデビューも、それまでの道のりも、決して平坦なものではなかった。
「関ジャニ∞」としてのCDデビューは2004年、正式な結成は2002年だが、関ジャニ∞のメンバーはみな、90年代にはジャニーズ事務所入りを果たしており、彼らの歴史は20年以上にもわたる。
早くから関西ジャニーズを支えてきた彼らだが、Jr.黄金期の終焉や世代交代といったさまざまな理由により、デビューまでの数年は仕事がほとんどない時期もあったという。
10代における5年、6年という時間は、大人が思うよりも長く、果てしないものだ。
ブームによって乱高下する人気、いつ訪れるとも分からないデビュー…見えない将来に、心が折れてしまいそうな時期もあっただろう。そうそうくさらずにいられるものではない。
それでも彼らは続けた。そして大阪・松竹座には、彼らを求めて多くのファンが集まっていた。
決して諦めない
無限大 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/to15011903
関ジャニ∞は、あきらめないことでデビューをつかみとった。華々しくはなくとも、美しくはなくとも…。
無限大 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/to15011903
デビュー後も、すぐにブレイクに至ったわけではない。握手会やホール公演を積み重ね、テレビでも貪欲に前に、前に出た。
全国の47都道府県のファンに会いに行き、ツアーを欠かさず、バンドとしても着実に力をつけた。
そして、苦楽をともにしたメンバーと道が分かれても、走ることをやめなかった。
この先並んで歩くことはなくとも、関ジャニ∞が存在し続けるかぎり「8人」の名前も軌跡も、永遠に残り続けるのだ。
どこにいても家族以上の絆で結ばれている

『無限大』は、フレーズのすべてが関ジャニ∞を示しているような楽曲だ。友情、夢、希望…「まさにこれから」という、当時の関ジャニ∞にぴったりの言葉が並ぶ。胸が弾む。
無限大 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/to15011903
決して、前だけを向いて進もうというポジティブな楽曲ではない。ふと足を止め、過去を振り返る。これまでの道を確かめ、そうしてまた前を向いて歩いていく。そんな強さが感じられる楽曲なのだ。
無限大 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/to15011903
彼らが過ごしてきた、20年にもわたる時間。その間に、きっと、うれしいことも楽しいことも、悔しいことも全部の荷物を一緒に分け合ってきたのだろう…。
関ジャニ∞にしか分からない関係性、関ジャニ∞にしか分からない絆は、きっと永遠に失われることはない。
そう、きっと、どこにいても、何をしていたとしても。
それだけは、彼ら関ジャニ∞を見てきた人ならば、きっと分かるだろう。
無限大 歌詞 「関ジャニ∞」
https://utaten.com/lyric/to15011903

Gerd AltmannによるPixabayからの画像
eighterである限り…
旅立つメンバーの背中を祝福したい想いと、寂しさと混乱。ファンの心が平穏を迎えるまでには、まだまだ時間がかかることと思う。
「この8人だけは何があっても分かれることはない」そんな風に思っていたファンもいたはずだ。
けれど家族だからこそ、旅立つことができるのかもしれないとも思う。
なにがあっても、どこにいても、彼らは永遠に友達であり、家族であり、グループだ。
関ジャニ∞というグループが守られ続けるかぎり、そしてそれぞれの場所で輝き続けるかぎり、彼らが走り抜けた青春も私たちの記憶もなくなりはしない。
いつか笑って話せる日まで、今は想い出をそっと宝箱にしまっておこう。
TEXT シンアキコ

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