ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
いよいよ今週末に迫ってきました『氣志團万博』! 彼らの地元・千葉県木更津市に程近い袖ヶ浦海浜公園にて、2012年よりフェス形式で行なわれるようになった同イベント。毎年、異ジャンル乱れ混じるラインナップが話題になっていますが、その面子がまた豪華なのですよ! ド肝を抜いた、矢沢永吉・和田アキ子・郷ひろみの三巨頭を筆頭に、ここでだから実現する、そんな期待で毎年わくわくしながら出演アーティストの発表を横目で気にしております(笑)。どんな様子だったかは次週にお任せするとして、“万博初心者にもオススメなこれが聴きたい”という5曲をピックアップ!
シングル 「令和」/ゴールデンボンバー
シングル「抱きしめてTONIGHT」/田原俊彦
「響く都」収録アルバム『This World』/ROTTENGRAFFTY
シングル「TIME FLIES」/ACE OF SPADES×PKCZ(R) feat. 登坂広臣
配信シングル「星のファンファーレ」/新しい地図 join ミュージック

「令和」(’19)/ゴールデンボンバー

シングル 「令和」

シングル 「令和」

なんと、今年で氣志團万博7回目の出場となるゴールデンボンバー。個人的には氣志團とゴールデンボンバーって同じようなポジションに感じていて、それは初めて観る人でも誰もが必ず楽しめる!ということ。これねぇ、フェスにとっては大事なことよ、ほんとに。来てよかった、楽しかった♪って思わせてくれる存在だと思います。そんな彼らの代表曲「女々しくて」や「抱きしめてシュヴァルツ」はもちろん聴きたいけれど、今年はやっぱりね、せっかくなら「令和」で楽しまなきゃ♪ 4月1日の新元号発表当日には早くもこの曲のMVが公開され、音源も先行配信。戦略的でありながら、その発想やそこに至る努力を思うと感心極まりない! ゆえに、海浜公園に集まった何万の人が“令和~♪”と踊る姿を想像すると、今からわくわくでいっぱいなのです。

「抱きしめてTONIGHT」(’88)
/田原俊彦

シングル「抱きしめてTONIGHT」/田原俊彦

シングル「抱きしめてTONIGHT」/田原俊彦

トシちゃんですよ! いや~、正直観たい。スーパーアイドルだったトシちゃんも現在58歳。ただ、今でも脚が高く上がり、ダンスはキレッキレだというのだから、そりゃあ観てみたいでしょ。数年前に郷ひろみのコンサートに行ってみたところ、その動きと、幾つになってもファンを魅了させて楽しませることに全てを集中させた“ショー”に感動すら覚えたのだけれど、トシちゃんにもまさに同じものを感じるなと。そして、それが同じくジャニーズ出身というところに、先日のお別れ会で何人もが口にしていたジャニーさんの精神“SHOW MUST GO ON”ということなんじゃないかと勝手に気付いてみたりして。今回、万博のサブタイトルに“びんびん物語”と付いているってことはもちろん、やらないわけがないですよね、「抱きしめてTONIGHT」を。野外の空間にあの前奏が流れるのはカッコ良すぎて震えそう!

「響く都」(’10)/ROTTENGRAFFTY

「響く都」収録アルバム『This World』/ROTTENGRAFFTY

「響く都」収録アルバム『This World』/ROTTENGRAFFTY

1999年京都で結成のミクスチャーロックバンド。その昔、仕事でインディーズ担当をしていた時、自分の好み関係なくたくさんのアーティストの曲を聴いていた中で、やっぱりいくつかいいなと思うバンドもいたりして、持ち帰ったCDのうちの1枚が当時まだ全員スーツ姿だったROTTENGRAFFTYの3rdミニアルバム『SYNCHRONICITIZM』でした。そこからだいぶ時間が流れて、数年前に偶然フェスで目にしたロットンは印象が違いすぎてまったく気付かず(笑)。でも、激しいながらもメロディアスなところとか、合間合間でツインヴォーカルのNOBUYAとN∀OKIが挟んでくる言葉に、なんかちょっと掴まれた気がしてね。その時演奏された中で他とは雰囲気が違って面白い曲だなと思ったのが「響く都」。アズキ色電車、嵐山、保津川下り、阿弥陀仏、朱雀大路.. と、自分たちの地元である京都への愛情が詰まった雅な一曲で、フェスにはとっても向いているナンバーなんじゃないでしょうか。開場中の両手が高らかに空に伸びる光景と、千葉に響く“毎度おおきに~!”を期待しています!

「TIME FLIES」(’16)
/ACE OF SPADES×PKCZ(R)
feat. 登坂広臣

シングル「TIME FLIES」/ACE OF SPADES×PKCZ(R) feat. 登坂広臣

シングル「TIME FLIES」/ACE OF SPADES×PKCZ(R) feat. 登坂広臣

2005年にコラボレーションしたユニット・GLAY×EXILEをきっかけに、2012年に期間限定プロジェクトとして結成されたACE OF SPADES。一見異色の組み合わせのように感じますが、HISASHI(Gu)、TOKIE(Ba)、MOTOKATSU MIYAGAMI(Dr)というベテラン勢が奏でるガッツリのロックの音に、のびやかなTAKAHIRO(Vo)の声が実に心地良い! そんな彼らの曲の中、“ACE OF SPADES×PKCZ(R) feat. 登坂広臣”名義で2016にリリースされ、今年2月に発売された1stアルバム『4REAL』にも収録されている「TIME FLIES」はACE OF SPADESのカラーがとても分かりやすく凝縮されている一曲。不定期での活動となっている彼らだけに、しっかり目に焼きつけつつ、楽しまなきゃ損々!

「星のファンファーレ」(’19)
/新しい地図 join ミュージック

配信シングル「星のファンファーレ」/新しい地図 join ミュージック

配信シングル「星のファンファーレ」/新しい地図 join ミュージック

誰もがご存知、稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾。これまでにファンサイト『新しい地図』の会員向け特典CDに収録した「Join!」や、昨年のクリスマス・イヴには3人が出演したAmebaTV『72時間ホンネテレビ』のテーマソングとしてデジタル配信された「72」を発表してきた彼らですが、今年5月に発表したのが大人気スマホゲーム『星のドラゴンクエスト』応援ソングの「星のファンファーレ」。SEKAI NO OWARIのNakajinが作詞・作曲を手掛けた今作は、MVでは3人がドラクエのキャラクターとコラボ。ポップで楽しげな曲調にゲームの世界感がワードで散りばめられ、特別彼らのファンでなくても気持ちが上がる曲なんじゃないでしょうか? となれば、万博でも盛り上がらないわけがない!と同時に、詞をじっくり聴いていると、なんだか彼らのことを書いているようにも聴こえてきて…。《まだ知らないことは無限にあるんだし どこかに眠る宝物が僕らをきっと待ってくれてるはず》——3人がきらきらした想いで見つめている未来と、希望いっぱいに踊って歌う姿を、ぜひその目でその耳で!

TEXT:K子。

K子。プロフィール:神奈川・湘南育ち。DIE IN CRIESで“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。どっぷりの反動で旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。

OKMusic編集部

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