りゅうちぇる、生きづらさを感じた過
去を語る 「自分を偽ったりもしたけ
ど結局孤独だった」

 「True Colors Festival-超ダイバーシティ芸術祭-」記者会見が23日、東京都内で行われ、アンバサダーに就任した、作家、スポーツライターの乙武洋匡氏、タレントのりゅうちぇる、IVAN、ラブリが出席した。
 本祭典は、障害、性・世代・言語・国籍を超え、多様性にあふれ、みんなが支え合う社会の実現を目指し、2019年9月から2020年7年までの1年間を通して、東京都内を中心に、多彩なパフォーミングアーツの演目を展開する。
 りゅうちぇるは、アンバサダー就任を受け「光栄です。みんなが自分の色で輝けるよう、イベントを通してメッセージを伝えていけたら」と意気込みを語った。
 また、自身が生きづらさを感じていた過去のエピソードを披露した。
 りゅうちぇるは「僕は小さい頃から、男の子だけどかわいいものが大好きだったり、メークが好きだったり、人と違った個性があったので、結構からかわれたりもした。人に嫌われたくないと思い、男の子っぽく演じたこともあったけど、結局本当の友達もできず孤独だった」と振り返った。
 そんな葛藤の中で「自分を偽らず生きていきたい」と決意したりゅうちぇる。行動に移した結果「大切な人や大好きな仕事にも巡り会えて、皆さんに応援してもらえる今の自分になれた。芸能の仕事をする前は『男なのに』とからかわれりもしたけど、僕みたいな人が前に出ることで、こうしてキラキラ生きられるんだよ、ということを発信していけたら」と熱く語った。
 トランスジェンダーであることを公表しているIVANも「True Colors、ありのままに生きる、ということを皆さんと一緒に広めていけたら」と笑顔で語った。

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