DISH//、キャリア史上最大規模となる
野外ワンマンのオフィシャルレポート
が到着

DISH//が8月18日(日)に富士急ハイランド・コニファーフォレストで行なった野外ワンマンライブ『DISH// SUMMER AMUSEMENT’ 19 [Junkfood Attraction]』。本記事では、そのオフィシャルレポートをお届けする。

4人組ダンスロックバンド・DISH//が8月18日(日)に富士急ハイランド・コニファーフォレストでキャリア史上最大規模の野外ワンマンライブ『DISH// SUMMER AMUSEMENT’ 19 [Junkfood Attraction]』を開催した。
本公演は今年4月にリリースし、オリコンデイリーチャート1位を獲得した最新アルバム『Junkfood Junction』で提示した、ジャンクフードのように中毒性があり多彩なエンターテイメントを体験できるアトラクション型のライブとなっており、巨大なセットが設置された会場の入口ではDISH//のロゴが入った紙皿が配布された。
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開演時間となり、大型ビジョンにステージ袖を歩くメンバーの後ろ姿が生中継で映し出されると、集まった8,000人のスラッシャー(DISH//のファンの呼称)は大きな歓声をあげて4人を迎え入れた。雨が降りしきる中、ライブはアルバムの1曲目を飾っていた「This Wonderful World」で幕を開け、ヴォーカルの北村匠海がスタンドマイクで<素晴らしい1日にしようよ>を歌い上げると、場内ではクラップとシンガロンが沸き起こり、いきなり一体感に包まれた。さらに、ドラマ主題歌としてヒットしたロックナンバー「僕たちがやりました」「勝手にMY SOUL」で観客のテンションを引き上げると、北村は「今日という一日を楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、4人が歌い継ぐチャーミングなラブソング「スマホの中のラブレター」では、メンバーとスラッシャーを画面上でつなぐと、あいみょん提供の「へんてこ」からロックバラード「理由のない恋」へとアルバムに収録されていたラブソングを立て続けに演奏し、切なくも優しい歌声を響かせた。

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ギター&コーラスの矢部昌暉の「アルバムの曲を思う存分楽しんでいただきたいんですが、昔やっていて、最近やってない曲もやったりやらなかったりします」というMCを皮切りに、ロックバンドからダンスロックバンドへと移行。インディーズ時代の人気曲「ピーターパンシンドローム」では、キーボード&ピアノの橘柊生が鼓を持ってステージ上を所狭しと動き回り、彼ら独自のダンスロックスタイルを確立させた「HIGH-VOLTAGE DANCER」では、楽器を演奏しながら踊り、観客を魅了。早着替えを経て、“グランドハッピーコースター”と名付けられたトロッコに乗り込んだ4人は、場内を周回しながら、橘の合図で紙皿を空に思い切り投げるアトラクションで楽しませた。

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センターステージに移動した4人は、「雨やべーな!」と苦笑しながらも、アコースティック編成で「乾杯」を感情を込めてしっとりと歌いあげた。「乾杯」は、彼らも作詞に参加した楽曲。北村が「DISH//のことを4人で書いた曲で、サビはドラムの泉大智が書いているんですが、柊生は5回泣いたそうです」と明かし、橘が「なんだかんだDISH//が、メンバーが好きだという気持ちです」と返すと、場内は温かい空気で包まれた。ここで、機材トラブルに見舞われるハプニングもあったが、雨に濡れながら20分ほどをMCで乗り越え、「君がいないと」をアコースティックギター、カホーン、タンバリン、キーボードと、4人だけで演奏すると、観客は大きな拍手を送った。
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そして、約25mに及ぶ花道を歩いてメインステージへと戻った彼らは、この日のために配信リリースされ、ダンス動画も話題となった新曲「NOT FLUNKY」でスラッシャー共に全員と踊り、BiSHのアイナ・ジ・エンドとコラボした「SING-A-LONG」や田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)の楽曲提供で話題となった「ビリビリ☆ルールブック」、ライブの定番曲「愛の導火線」「JUMPer」を大きな火柱が燃え盛る中で激しく熱くパフォーマンスし、一気にクライマックスへ。本編の最後に北村が「今日は本当に集まってくれてありがとう! ここでライブができるのはみんなのおかげです。雨が降って、ハプニングもありましたが、むちゃくちゃ楽しいです。みんなの笑顔を見たり、みんなが一緒に騒いだり、歌ってくれるから楽しいんだと思います」と感謝の気持ちを伝え、最新アルバムのラストナンバーでもあったラウドなミクスチャーロック「DAWN」を高らかに歌い上げて幕を閉じた。
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アンコールではバンドとしての再出発を記した「Starting Over」をスラッシャー主導で歌い、続くタオル回し曲「東京VIBRATION」では会場全体が1つになった。降り止まない雨の中で花道に寝転んでギターをかき鳴らした北村は「今日、また伝説のライブっぽいです」と苦笑し、「この時間はマジで特別で素晴らしい1日でした」と声をあげ、最後にもう一度、「This Wonderful World」を全力で絶唱し、約100発の花火が打ちあげられるなか、計23曲で2時間を超えた雨のライブを締めくくった。
また、本公演のライブ音源を収録した「NOT FLUNKY / THIS IS WHAT DISH// IS -完全版-」(CD+DVD)が2019年9月25日にECサイト限定でリリースされることと、2019年11月からスタートする全国ツアーの情報が合わせて発表された。

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