大坂なおみが地元凱旋! グランドス
ラム優勝選手が4名出場する『東レPR
Oテニス』は9/14開幕

世界の女子トッププレーヤーが集まる『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント』が、9月14日(土)~22日(日)にITC 靭テニスセンター(大阪府)で開催される。予選は14日~15日、本戦が16日~22日。
左から沢松奈生子トーナメントアンバサダー、中川裕トーナメントディレクター、 飯島みゆきアシスタントトーナメントディレクター
本戦に出場する19名の選手を発表する記者会見では、トーナメントアンバサダーを務める沢松奈生子が大会の注目ポイントなどを語った。
今年で36回目となる『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント』は、初の大阪開催となり、関西での開催も初めてのことになる。早々に出場を表明していた世界ランキング1位の大坂なおみを始め、世界ランキングトップ10以内からキキ・ベルテンス(世界ランキング5位)、スローン・スティーブンス(世界ランキング10位)が出場する。
さらに、アンゲリク・ケルバー(世界ランキング13位)、ガルビン・ムグルサ(世界ランキング27位)の出場も決まり、これで大坂、スティーブンスを含めてグランドスラムを制したことのある選手が4名揃うことになった。なお、ワイルドカード(主催者推薦)には土居美咲が選ばれている。
※世界ランキングは2019年8月12日付のもの
■大坂なおみ(日本)
生年月日:1997年10月16日(21歳)
身長:180cm
利き腕/右、バックハンド/両手
全豪オープン優勝(2019年)
東レPPOテニス準優勝(2016年、2018年)
全米オープン優勝(2018年)
BNPパリバオープン優勝(2018年)
全仏オープン3回戦(2016年、2018年)
ウィンブルドン3回戦(2017年)
大坂なおみ
■キキ・ベルテンス(初出場・オランダ)
生年月日: 1991年12月10日(27才)
身長: 182cm
利き腕/右、バックハンド/両手
サンクセントペテルブルグ・レディース・トロフィー優勝 (2019年)
マドリッドオープン優勝 (2019年)
ウィンブルドンベスト8 (2018年)
全豪オープン3回戦 (2018年)
全米オープン3回戦 (2018年)
全仏オープンベスト4 (2016年)
キキ・ベルテンス(初出場)
■スローン・スティーブンス(アメリカ)
生年月日: 1993年3月20日(26才)
身長: 170cm
利き腕/右、バックハンド/両手
全仏オープンベスト8 (2019年)
マドリッドオープンベスト4 (2019年)
マイアミオープン優勝 (2018年)
全仏 オープン準優勝 (2018年)
全米オープン優勝 (2017年)
スローン・スティーブンス
■アナスタシア・セバストバ(ラトビア)
生年月日: 1990年4月13日(29才)
身長: 169cm
利き腕/右、バックハンド/両手
全豪オープン4回戦 (2019年)
全仏オープン4回戦 (2019年)
全米オープンベスト4 (2018年)
アナスタシア・セバストバ
■ベリンダ・ベンチッチ(スイス)
生年月日: 1997年3月10日(22才)
身長: 177cm
利き腕/右、バックハンド/両手
東レPPOテニス準優勝 (2015年)
ドバイデューティフリーテニス選手権優勝 (2019年)
マドリッドオープンベスト4 (2019年)
BNPパリバオープンベスト4 (2019年)
全豪オープン3回戦 (2019年)
ウィンブルドン3回戦 (2019年)
ベリンダ・ベンチッチ
■アンゲリク・ケルバー(ドイツ)
生年月日:1988年1月18日(31歳)
身長:173cm
利き腕/左、バックハンド/両手
東レPPOテニス準優勝(2013年)
ウィンブルドン優勝(2018年)
全豪オープン優勝(2016年)
全米オープン優勝(2016年)
ウィンブルドン準優勝(2016年)
アンゲリク・ケルバー
■ビアンカ・アンドリースク(初出場・カナダ)
生年月日:2000年6月16日 (19才)
身長:170cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ロジャースカップ優勝 (2019年)
BNPパリバオープン優勝 (2019年)
ASBクラシック準優勝 (2019年)
ビアンカ・アンドリースク(初出場)
■マルケタ・ボンドロウソワ(初出場・チェコ)
生年月日: 1999年1月28日(20才)
身長: 172cm
利き腕/左、バックハンド/両手
全仏オープン準優勝 (2019年)
全米オープン4回戦 (2018年)
マルケタ・ボンドロウソワ(初出場)
■マディソン・キーズ(アメリカ)
生年月日: 1995年2月17日(24才)
身長: 178cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ボルボ・カーズオープン優勝 (2019年)
全仏オープンベスト8 (2019年)
全仏オープンベスト4 (2018年)
全米オープン準優勝 (2017年)
マディソン・キーズ
■アネット・コンタベイト(エストニア)
生年月日: 1995年12月24日(23才)
身長: 174cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ポルシェ・テニス・グランプリ準優勝 (2019年)
マイアミオープンベスト4 (2019年)
全仏オープン4回戦 (2018年)
全豪オープン4回戦 (2018年)
アネット・コンタベイト
■ペトラ・マルティッチ(クロアチア)
生年月日: 1991年1月19日(28才)
身長: 181cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ペトラ・マルティッチ
■エリーゼ・メルテンス(初出場・ベルギー)
生年月日: 1995年11月17日(23才)
身長: 179cm
利き腕/右、バックハンド/両手
エリーゼ・メルテンス(初出場)
■キャロリン・ガルシア(フランス)
生年月日: 1993年10月16日(25才)
身長: 177cm
利き腕/右、バックハンド/両手
東レPPOテニスベスト8(2018年、2017年)
武漢オープン優勝(2017年)
チャイナオープン優勝(2017年)
全仏オープンベスト8(2017年)
全豪オープン4回戦 (2018年)
キャロリン・ガルシア
■ドナ・ヴェキッチ(クロアチア)
生年月日: 1996年6月28日(23才)
身長: 179cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ドナ・ヴェキッチ
■ガルビン・ムグルサ(スペイン)
生年月日: 1993年10月8日(25才)
身長: 182cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ガルビン・ムグルサ
■シェ・シュウェイ(台湾)
生年月日: 1986年1月4日(33才)
身長: 169cm
利き腕/右、バックハンド/両手
シェ・シュウェイ
■ダイアナ・ヤストレンスカ(初出場・ウクライナ)
生年月日: 2000年5月15日(23才)
身長: 175cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ダイアナ・ヤストレンスカ (初出場)
■ダリア・カサトキ(ロシア)
生年月日: 1997年5月7日(22才)
身長: 170cm
利き腕/右、バックハンド/両手
ダリア・カサトキ
■土居美咲(日本)
生年月日: 1991年4月29日(28才)
身長: 159cm
利き腕/左、バックハンド/両手
ウィンブルドン4回戦(2016年)
ウィンブルドン3回戦(2011年)
土居美咲(ワイルドカード)
注目を集めるのはやはり大坂なおみだ。大坂はビデオメッセージで「プレーするのを楽しみにしています。大阪で会いましょう」とファンにコメントした。
昨年は全米オープンを優勝した直後の大会ということもあり、大きな期待がかけられたが、決勝でカロリナ・プリスコバに敗れ準優勝という結果になり、インタビューでは涙を滲ませていた。今大会は自身が生まれ育った大阪での大会ということもあり、是が非でも優勝を狙いたい。
大会の見どころを話す沢松奈生子トーナメントアンバサダー
ただ、今年の全豪オープンを優勝した後の成績を見て、コンディションに疑問を投げかける声もある。これに対して沢松トーナメントアンバサダーは、「アメリカでハードコートシーズンに入って、先週行われた『ロジャーズ・カップ』でのセレーナ・ウィリアムズとの試合では、かなり力が戻っているように感じました。そして、何より彼女が試合中に少し笑顔を見せるようになりました。また少しテニスが楽しくなっているのではないかなと思っています」と、彼女が徐々に復調していると分析した。
「今回の東レを彼女の中でどういう位置付にして挑むのか。この先、東京オリンピックを目指して頑張って行く中で、1つの試金石になるのかなと思います。東レで泣いた悔しい思いは、東レでしか返せないので、彼女の強く熱い思いが反映されたプレーを楽しみにしています」(沢松トーナメントアンバサダー)
今回も錚々たるメンバーが世界中から揃ったが、沢松トーナメントアンバサダーは初出場のアンドリースクとボンドロウソワを注目選手としてあげ、大坂なおみを脅かす存在になる可能性があると話した。次世代が巻き起こす風が、今大会では注目となるだろう。
なお、22日に行われるシングルス決勝戦の前には、大阪出身の元プロテニスプレイヤーと関西トップジュニア選手がチームを組み、対抗戦によるエキシビジョンマッチが行われる。
元プロテニスプレイヤーとしては、2004年のアテネオリンピックに出場し、引退後は幅広いジャンルで活躍している森上亜希子。さらに、2007年に自己最高ランキング47位を記録し、引退後はジュニア選手の指導やテニスクリニックなどで活躍している中村藍子が登場する。
試合の様子は沢松トーナメントアンバサダーがライブ解説を行うとのこと。エキシビションマッチの概要は以下の通りとなる。
日時:9月22日(日)11時~
内容:第1対戦 ジュニア選手ペアによるダブルス
   第2対戦 元プロテニスプレーヤー&12歳以下ジュニア選手ペアによるダブルス
   第3対戦 元プロテニスプレーヤー&18歳以下ジュニア選手ペアによるダブルス
また、大会期間中は試合以外にも、様々なイベントが用意されている。主なイベントは以下の通り。
■本戦公開ドロー
9月16日(月・祝)から始まる本戦の組み合わせ抽選会を、出場選手が立会いのもと公開で実施。
日時:9月14日(火)14:00~14:50(予定)
場所:ITC 靭テニスセンター イベント広場内
■Q&Aインタビュー&サイン会
選手の素顔と魅力に触れ合うことができる、Q&A形式の公開インタビューとサイン会。
日時:9月14日(火)~9月20日(金)(予定)
場所:ITC 靭テニスセンター イベントスペース
■サインボールの打ち込み
センターコートでの勝者(シングル・ダブルス)がサインボールを観客席へ打ち込む。
日時:9月14日(火)~9月22日(日)の各試合終了後
場所:ITC 靭テニスセンター メインコート
■オンコートインタビュー
センターコートで行われる試合の勝者(シングル・ダブルス)へのインタビュー。
日時:9月14日(火)~9月22日(日)の各試合終了後
場所:ITC 靭テニスセンター メインコート
■ジュニア強化レッスン
選手2名ならびに関西テニス協会が選抜した小・中学生の女子選手各15名に直接指導。
日時:9月15日(日)15:00~16:00(予定)
場所:ITC 靭テニスセンター内テニスコート(雨天の場合は室内)
■選手参加による「浴衣で羽根つき大会」
3~4名の選手が浴衣を着て登場し、選手同士の羽根つき体験を行う
日時:9月17日(火)13:00~(予定)
場所:ITC 靭テニスセンター イベント広場ステージ
最後に沢松トーナメントアンバサダーは、関西での開催について注目点を挙げた。
「私も関西でのプレーの経験は何回かありますが、観客の質が違います。東京の方は割と静かで、礼儀正しく日本的な応援をされる方が多いのですが、関西ではイタリアとかスペインみたいに熱い応援をされる方が非常に多いです。なので、海外の選手も関西ならではの空気感を肌で感じて、また違ったプレーを出してくれるのではないかなと期待しています」
実績のある選手から次世代の選手まで、幅広いメンバーがそろった今大会。関西で世界のテニスプレーヤーが見られるまたとない機会なので、ぜひその一流のプレーを生で味わってほしい。

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