離れた恋人を想う歌詞が切ない「Brand New Story」

離れた恋人を想う歌詞が切ない「Brand New Story」

離れた恋人を想う歌詞が切ない「Bra
nd New Story」

悲恋を歌ったラブソング

6月21日より公開されている映画「きみと、波にのれたら」の主題歌に決定した『Brand New Story』。
生涯一緒にいるものと信じていた恋人の死を受け入れられない主人公が、ひょんなことから恋人と再会する、ファンタジックでロマンチックなストーリーです。
死んだ恋人と彼女がどのような未来を歩むのか、その先に道はあるのか?そんなことを考えさせる作品と見事にマッチした同楽曲。
その歌詞の端々に、映画とリンクする箇所があります。
最愛の人を失う悲しみ
Brand New Story 歌詞 「GENERATIONS from EXILE TRIBE」
https://utaten.com/lyric/ma19061108
この部分はまさに、遠い未来もずっと一緒だと信じていた恋人を不慮の事故で失った姿と重なります。
運命は時に残酷で、大きな挫折感や巨大な壁をこしらえるもの。
そこで諦めるか、歯を食いしばって立ち向かうかは本人次第です。しかし、壁を乗り越えてこそ道は開けるというメッセージが伝わってきます。
Brand New Story 歌詞 「GENERATIONS from EXILE TRIBE
https://utaten.com/lyric/ma19061108
まさにサビの部分で歌われている通り、悲しみの先に新しい日々が広がっているのです。
顔を上げた先にあるもの
大きな悲しみに打ちのめされそうになった時は、とても乗り越えられないように思えるでしょう。
このまま、失意のまま、絶望を抱いて生きていかなくてはならないと思えるのに、そんな日々にも終わりは来るのです。
「悲しみはいつか乾いてゆくもの」という言葉に、その意味が詰まっています。しかし、悲しみに背を向けるのも自分次第。
やはり、壁を乗り越えることは容易ではありません。しかし、そっと背中を押してくれる歌詞が爽やかです。
運命という唯一無二の絆
Brand New Story 歌詞 「GENERATIONS from EXILE TRIBE」
https://utaten.com/lyric/ma19061108
「同じ波」というのが、波乗りが人一倍上手い主人公の姿や、二人をつなぐ海を連想させます。
同じ波が二度とは訪れないように、人と人との出会いも同じものは二度とありません。失意の底にあろうと、深く愛した人のことは忘れられるものでもなく、簡単に諦められるものではないのです。
流れ始める時間
Brand New Story 歌詞 「GENERATIONS from EXILE TRIBE」
https://utaten.com/lyric/ma19061108
水の中から現れた彼。思わぬ再会に歓喜するも、二人の不思議な関係がいつまでも続くとは思えません。生きている彼女には時間が流れ、友達も家族も、いつか現れるかもしれない、彼女を大切に思ってくれる人もいるのです。
時間を止めたままではいられないなら、思い出を抱いて前に進むしかない。このあたりの歌詞から、過去に囚われていた彼女の時間が少しずつ動き出すように感じます。
胸に抱いた幸せな思い出や、彼の温もりは決して忘れることはありません。“だから大丈夫“と、自分に言い聞かせるような歌詞が切なく、印象的です。
「約束の場所」とは?
Brand New Story 歌詞 「GENERATIONS from EXILE TRIBE」
https://utaten.com/lyric/ma19061108
度々歌詞に登場する印象的なフレーズ「約束の場所」とは、一体どこでしょうか?おそらく、彼女が彼と交わした約束や、過ごした時間のことでしょう。
もう彼とは会えないけれど、二人の中に思い出や約束は生き続けます。
前向きに生きて、彼に堂々と向き合えるように、彼女は悲しみを乗り越えていくのでしょう。約束の場所が、彼との思い出が、これからの彼女を力強く支えるのです。
そう思うと、悲しいだけではなく、海のように深い愛が詰まった曲であります。まさに「きみと、波にのれたら」のために作られた楽曲だといえます。
最後に、『Brand New Story』のMVを紹介しましょう。作品の世界観と見事にマッチした歌詞に注目して視聴してみてください。
▲『きみと、波にのれたら』WEBスペシャルPV
TEXT 岡野ケイ

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