L→R 伊藤壮吾、飯島 颯、志村玲於、柴崎 楽、田中洸希、古川 毅、ジャン海渡、村松和哉、池田彪馬

L→R 伊藤壮吾、飯島 颯、志村玲於、柴崎 楽、田中洸希、古川 毅、ジャン海渡、村松和哉、池田彪馬

【SUPER★DRAGON インタビュー】
九人九色のアイデンティティーを
示した比類なき野心作

リード曲の色のない世界から
色付いた9曲へと広がっていく

唯一9人全員が出演するリード曲「Don’t Let Me Down」のMVでも同じようなシーンがあるじゃないですか。ただ、表情やムードがまったく異なっていて、この対比は何なんだろうかと。

要するに「Don’t Let Me Down」の中での僕たちはSUPER★DRAGONでしかなくて、それぞれの“個”としての記憶を失ったまま、ソロMVと同じ行動をしたり、無意識にアイテムを触ったりしているんです。その無機質感を表すために、全身髪の毛まで白く塗って、片腕だけ赤くしたイメージシーンも入っているんですよね。曲調からも無機質や機械的な部分っていうのは伝わると思うので、これを機軸にそれぞれのアイデンティティーへと広がっているというとらえ方をしてもらえれば、他9曲のMVがより色立つんじゃないかな。

なるほど! 歌詞のテーマも存在意義を問い掛けて再確認するというものですし、「Don’t Let Me Down」のみなさんはアイデンティティーを獲得する前の状態と言えるかもしれない。

ジャン
“これって本当の自分なのかな”とか“このスタイルでいいんだろうか”と迷うことも多いので、自分を再確認するというテーマは通ずる部分も多かったですね。
和哉
ただ、決して後ろ向きな歌詞ではないので、芯は強く持っているけれど、それはあまり前には出さないという解釈で歌いました。特に僕のパートでは“周りに流される必要もない”っていう意味のことを歌っているので。
彪馬
こういったサウンドで明るく歌うっていうのも違うし、どういう塩梅で歌うかっていうのは若干苦戦しましたね。自分的にも声に前向きな感情は出さずに若干ブレーキを掛けて歌った部分があって、そこで切なさや儚さを出せたのかなとは思います。

しかし、ここまでキャッチーとは真逆の位置にある曲がリード曲になるとは、正直驚きました。

前回リード曲だった「WARNING」も新たなジャンルを開拓するという意味では挑戦だったけれど、それ以上にでかい壁が来たような感じはしましたね。求められるハードルが上がったのはプレッシャーではありつつ楽しさでもあったし、聴き手に媚びることなく、より音楽的に真摯に向き合えた作品になったので、音楽好きの方にも刺さるアルバムになっていると思います。その前衛的な姿勢みたいなものを1曲でも感じていただけるのが、「Don’t Let Me Down」なんじゃないかなと。
玲於
「My Playlist」の振りでは僕と颯で合体技に挑戦してるんで、そういったパフォーマンス面での広がりも注目してほしいですね。
「Dragonfly」はファンも一緒にタオルを振り回して盛り上がれる曲になっているので、この疾走感や勢いを活かしたパフォーマンスにしていきたいです。
壮吾
「雨ノチ晴レ」には、もちろん鉄道的な振りも入っているので(笑)。
ほとんどの曲は振りがついていて…「Remedy of Love」はまだなんですけど、すごく楽しみですね。

アルバム発売前なのに、もう振りが付いてるなんて早いですね。

玲於
僕らもびっくりしてます。
でも、8月の大阪城野外音楽堂と9月の日比谷野外大音楽堂はアルバムを引っ提げてのワンマンなんで、スケジュール的には早くもない。
和哉
むしろギリギリかも。

野外ワンマンって今回が初めてですよね?

初めてです。日比谷野外大音楽堂は先輩のDISH//さんがやっていたので、どういう感じなのか訊いてみたんですけど、ペース配分には気を付けないといけないみたいで。ただ、ステージからの客席の見え方は、すごく幻想的で特別みたいなので、それを自分たちの目で確かめられるのはすごく楽しみですね。
野外ということで、その日の天候や陽の出具合だったり、偶然の巡り合わせからしか生まれないライヴができるのも魅力だと思うので、しっかりと準備して良いパフォーマンスにしていきたいです。僕たちのライヴは雨が多いんですけど(笑)。
壮吾
それだけが怖いよね…
でも、「雨ノチ晴レ」では雨降ってほしいよね。で、曲終わりに晴れる!
玲於
雨はそこだけでいい!

ちなみに現在、ソロMVのショートバージョンも順次YouTubeで公開中ですが、海外の方からのコメントがかなり多くありません?

ジャン
そうなんです。僕たちも驚いてるんですよ。でも、エビ中さん(私立恵比寿中学)もトルコの遺跡でライヴをやったりしてるし…海外進出したいよね?
全員
したい!

取材:清水素子

アルバム『3rd Identity』2019年8月14日発売 SDR
    • 【Limited Box(Blu-ray付)】
    • ZXRC-2049 ¥5,500(税込)
    • 【通常盤】
    • ZXRC-2050 ¥2,500(税込)

ライヴ情報

『SUPER★DRAGON ONEMAN LIVE「IDENTITY NINE」』
8/20(火) 大阪・大阪城野外音楽堂 ※追加公演
9/07(土) 東京・日比谷野外大音楽堂

『EBiDAN THE LIVE 2019 ~Summer Party~』
8/28(水) 千葉・幕張メッセ国際展示場 9~10ホール
8/29(木) 千葉・幕張メッセ国際展示場 9~10ホール

『SUPER★DRAGON UNIT LIVE TOUR「TRIANGLE」』
10/13(日) 福岡・DRUM LOGOS
10/14(月) 福岡・DRUM LOGOS ※2公演
【出演】一部:ファイヤードラゴン、二部:サンダードラゴン
10/19(土) 宮城・仙台 GIGS
10/20(日) 宮城・仙台 GIGS ※2公演
【出演】一部:サンダードラゴン、二部:ファイヤードラゴン
10/26(土) 北海道・PENNY LANE24
10/27(日) 北海道・PENNY LANE24 ※2公演
【出演】一部:ファイヤードラゴン、二部:サンダードラゴン
11/09(土) 愛知・ReNY limited
11/10(日) 愛知・ReNY limited ※2公演
【出演】一部:サンダードラゴン、二部:ファイヤードラゴン
11/30(土) 大阪・なんばHatch
12/01(日) 大阪・なんばHatch ※2公演
【出演】一部:ファイヤードラゴン、二部:サンダードラゴン

SUPER★DRAGON プロフィール

スーパー★ドラゴン:スターダストプロモーションが手がける9人組ミクスチャーユニット。通称“スパドラ”。2016年11月にリリースしたデビューシングル「Pendulum Beat!」は人気アニメ『遊☆戯☆王ARC-V』のオープニング主題歌となり、オリコンデイリーチャート3位にランクイン。ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、ニューミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが特徴。SUPER★DRAGON オフィシャルHP

「Strike Up The Band」MV

「My Playlist」MV

「New Game」MV

「Dragonfly」MV

「雨ノチ晴レ」MV

「Jacket」MV

「PANDORA」MV

「La Vida Loca」MV

「Remedy For Love」MV

OKMusic編集部

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