アニメ「巌窟王」が放送から15年を経
て舞台化 アルベール役に橋本祥平、
モンテ・クリスト伯爵役に谷口賢志
パリの青年貴族・アルベールは退屈な日常に飽き、刺激を求めて、親友のフランツとともに、月面都市・ルナのカーニバルに参加する。
そのころ、ルナの社交界では東方宇宙からやって来た謎の紳士、モンテ・クリスト伯爵の話題でもちきりだった。
オペラ座でモンテ・クリスト伯爵の姿を見たアルベールはその存在感に圧倒される。
やがて、モンテ・クリスト伯爵との交流を深めていったアルベールは、伯爵の妖しい魅力の虜となっていく。
15年間熟成されてきたその愛と復讐が、生の感情が届く演劇の場でより衝撃的に『巌窟王 Le théâtre』として甦ります。今回、原作の魅力に加えて、集まった俳優・スタッフの魅力が発揮される作品になるよう精一杯努めたいと思っております。そして、あらためて不朽の名作『巌窟王』を語り合う良き機会となることを願ってやみません。皆様どうぞご期待ください。
まず、この作品を観た時に物凄い衝撃を受けました。
舞台は中世と近未来を融合させたとても面白い世界観で印象的な色彩の作画が幻想的で美しく、僕が今まで観たことのない作品でした。
物語はモンテクリスト伯の復讐劇を描いたミステリー、その中で様々な人間ドラマが展開していく様子は演劇で表現したら面白い! と作品を観ながら心が踊っておりました。
この世界観と人間ドラマを演劇と言う力を使って熱く表現したいと思います。
魂削って挑ませて頂きます。
15年前……アニメ「巌窟王」は僕の感性、価値観に大きな影響を与えてくれた。
映像、音楽、物語、衣装……すべてが衝撃の出逢いだった。
それ以来、事あるごとに「モンテ・クリスト伯爵を演じたい」と言い続けてきた。
彼の人生を生きたいと強く願い続けてきた。
その夢が……作品同様15年の時を経て叶う。
奇跡でしかない。この喜びを言葉にするのは難しい。
身体中にあらゆる感情が渦巻いている。
そのすべてを込めて舞台上から皆様にお届けします。
誰かにとって衝撃の出逢いになるように。
では……「待て、しかして希望せよ!」
主人公アルベールの親友であり、命を賭けてモンテ・クリスト伯からアルベールを守る非常に重要な役柄ではありますが、フランツという人物の内面にまで深く追求していければと思っています。原作ファンの方にはもちろん,舞台で初めて「巌窟王」を知るという方にも楽しんでいただけるよう、キャスト、スタッフの皆さんと素晴らしい舞台を
作り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
(c)2004 Mahiro Maeda・GONZO/KADOKAWA / (c)「巌窟王 Le théâtre」製作委員会
アニメ「巌窟王」のスタッフ、キャスト コメント
それはちっとやそっとでは揺るがない。
そう信じて取り組んだ日々からもう15年も経ってしまったのですね。
あっという間な気がします。
パース感の消失した、全てが書き割りのような。
グラフィックとしての美観のみがレイアウトを決定するような「電気紙芝居」。
ポーズがあるだけ。ACTではなくSTATIC。
リアリティから遠く離れて表現したい……
「声」だけが「肉体」を担保する!!!!
でもやっぱり、自分にとって大切な大好きな作品です。
今回どのようなカタチに結晶してくれるのか楽しみでなりません。
「待て…しかして………」
これまでにも映画化、TVドラマ化、舞台化されてきたデュマの名作ですが、この度はアニメ版に沿った内容になるとのこと。アルベール達若者の視点で描かれるストーリーはもとより、音楽、テクスチャを使用した衣装がどうなるかも大きな見所の一つとなるのは間違いありません。
未来のパリを舞台にした一味違う華麗なる復讐劇を是非ご覧くださいませ。
今回の寄稿にあたり作品を観直したのですが、時の流れを全く感じさせない唯一無二の映像美、そしてストーリーに、改めてこの作品の素晴らしさを感じました。そんな、僕にとって一生忘れることはない大切な大切な作品である「巌窟王」が舞台化されると伺い、あの世界観が、あのキャラクター達が、そしてあのストーリーがどのように舞台で表現されるのか、今から楽しみで仕方ありません。
いち巌窟王ファンとして、僕も是非拝見したいと思います!!
そして一人でも多くの方に足を運んでいただき、「巌窟王」が益々『永遠に皆様の心と共に』ある作品となっていったら幸いです。
SPICE
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