L→R カズマ・タケイ(Dr)、中村郁香(Key)、もっさ(Vo&Gu)、朝日(Gu)、藤田(Ba)

L→R カズマ・タケイ(Dr)、中村郁香(Key)、もっさ(Vo&Gu)、朝日(Gu)、藤田(Ba)

【ネクライトーキー インタビュー】
音楽を始めてからの
10年間があったから今がある

朝日(Gu)がボカロP“石風呂”名義で発表してきた楽曲をミニアルバム『MEMORIES』でセルフカバー! ライヴではバンド結成時から披露しており、メンバーが“そろそろ音源がないと不親切なのでは…”と感じるくらいの各楽曲。中村郁香(Key)が正式加入し、強力な5人がそろったタイミングで鳴らす石風呂曲には大胆不敵なパワーが漲っている。

古くなってほしくないから
この先も自分たちの曲としてやりたい

前作のアルバム『ONE!』を引っ提げて回った全国ツアー『ネクライトーキー「ONE!」リリースツアー“オーキートーキー!全国編”』は全公演のチケットが完売して、東京・渋谷WWWで開催した追加公演のワンマンも大盛況でしたね。

朝日
“こんなに人がいたんだ”って思いましたね(笑)。これまではフロアーにいるのが10~20人とかだったので、すごくびっくりしました。楽しみにしてくれる人がたくさんいるんだって思ったら背筋が伸びるというか、もっと楽しんでもらいたいってより強く思うようになった気がします。
もっさ
私はツアー自体が初めてだったので、今まであまり行けなかったところでも聴き込んでくれている人がいるってことを実感しました。
タケイ
ドキドキしつつもみんなで楽しんでやれて良かったです。演奏とパフォーマンスもひとつステップを踏めたのかなと。
藤田
行ったことがない地方で人が入るなんてあり得ないって思ってたんですけど、それがソールドアウトして、初めて観てくれる人が多い中で手拍子してくれるなんて“そんなことがあるんや!”って感動しました。ライヴ以外の発信方法があったから来てくれた人たちなんだろうし。

中村さんは大阪・梅田Shangri-La公演で正式加入を発表されましたよね。

中村
はい。加入を発表した時のお客さんの歓声がこんなに大きいものだとは想像もしてなかったので、発表した時に“これからここでやっていく!”っていう自覚が持てました。

中村さんが正式加入して初めての作品でもあるミニアルバム『MEMORIES』は石風呂名義の楽曲のセルフカバーですが、ライヴでの盛り上がりを観た時に、もうネクライトーキーの楽曲でもあると思いました。

朝日
石風呂の曲を残すって意味でも、ずっとやっていきたいと思っていたんです。古くなってほしくない曲たちだから、この先も自分たちの曲として自然とセトリに入れられたらいいなと思ってます。

バンド結成時からセルフカバーを出したいって気持ちはあったんですか?

朝日
それは全然なかったんです。でも、ライヴの盛り上がりを観て、“俺がお客さんだったらあったほうが嬉しいよな”って思うようになり、最初はライヴ音源で出そうとも思ったんですけど、どうせやるならしっかり作りたいっていう想いもあったので5人で録りました。

もっささんはネクライトーキーの結成前から石風呂ファンだったそうですね。

もっさ
まだバンドやってない時から聴いていて、バンドで観たら絶対にカッコ良いと思ってたのを自分がやってるっていうのは不思議って思いました。いつの間にかこんなことに…って感じで(笑)。自分が10代の時に聴いてたのを、20代になってから演奏しているなんてエモいって感じてます。
藤田
私は石風呂の曲がすごく好きなので、今回音源を作ることになって、それを自分が演奏できるのが純粋に嬉しかったですね。「音楽が嫌いな女の子」のアレンジは原曲からガラッと変えたりとか、そういうことができるのも楽しかったです。
タケイ
石風呂の曲はこれまでにも音源化されていたんですけど、「音楽が嫌いな女の子」は人が演奏して収録されるのが初めてっていうのもあったので、バンドの色が一番出ていると思います。

バンドマンとしての気持ちとか皮肉っぽさもあるこの曲が1曲目というのは、すごくパンチが効いているなと。朝日さんの楽曲にいつも感じる“絶対に自分と向き合うことをやめない”っていう頑固さも詰まっていますし。

朝日
今、ネクライトーキーが出すべき曲って何かって考えた時に、歌詞を見て「音楽が嫌いな女の子」なのかなって。どポップな楽曲だけど、歌詞の中では音楽に対してあれこれ垂れ流す人たちに《「ふーん…今何て?」》”って言えるむかつき具合みたいなものは、最高にカウンターパンチだと思うので。聴く人が聴いたら殺意が沸くんじゃないかって思いますけどね(笑)。
L→R カズマ・タケイ(Dr)、中村郁香(Key)、もっさ(Vo&Gu)、朝日(Gu)、藤田(Ba)
ミニアルバム『MEMORIES』

OKMusic編集部

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