TFG 満員のファンミーティングでデ
ビューシングルを熱唱、 BIG ECHOコ
ラボ企画もスタート

2.5次元舞台などを中心に活躍する俳優の赤澤遼太郎(22)・前川優希(21)・佐藤信長(24)・坂垣怜次(24)・堀田怜央(23)・桜庭大翔(23)・健人(25)の7名で結成された新感覚アーティストグループ、TFG(読み:ティーエフジー)が、本日7月17日にデビューシングル「My dear Summer」をリリース。そのメジャーデビュー前夜祭として、昨日7月16日に『2nd Fan Meeting「TFG おまちどうさま! Debut Party」』が開催された。当日のオフィシャルレポートをお届けする。

業界では初となる“五感”をコンセプトに結成された7人組TFG。そのグループ名は“Touchable FraGrance”、すなわち“触れることのできる香り”を由来としており、「TFGを通じて視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚と“五感”全てを刺激し楽しませる」という意味合いを持っている。そのため各メンバーが担当カラーのみならず、担当フレグランスまで持っているのが大きな特徴だ。
そんな彼らがメジャーデビューを翌日に控え、7月16日に自身二度目のファンミーティングを渋谷WWWXにて二部制で開催。7人の新たな船出を見届けるべく、推しメンカラーのペンライトを携えたファンが詰めかけた満員のフロアを前に、開演時刻になるとメンバーが一人、またひとりと現れる。湧き上がる大歓声のなかでスツールに腰掛けながらポーズを決め、髪をかき上げた7人がセクシーに贈ったのは、デビューシングルのカップリング曲「With You」。“重なる7つのメロディー”とラップ交じりのダンスチューンでなめらかにグルーヴし、サビではそれぞれが手にした一輪のバラを客席にスローイングする場面も! ちなみにバラには7人それぞれの香りが仕込まれており、結果フロアに芳香を漂わせるというのも、五感の中でも特に“嗅覚”をフィーチャーする彼らならではだろう。
TFG/健人 撮影=上條遼
TFG/佐藤 撮影=上條遼
続いて「盛り上がる準備はできてますか? 俺たちと一緒に最高の物語を作っていきましょう!」と健人が煽り、デビューシングル「My dear Summer」へと突入。カップリングとは真逆のハッピーなポップチューンでアッパーなリズムに乗り、サビで“My dear Summer!”と大きく手を振るオーディエンスは、次の瞬間“お待ちどうさま!”の声を大きく返す。本日のファンミーティングのタイトル『TFG おまちどうさま!Debut Party』ともシンクロした熱いコール&レスポンスは、ここまで『夏期講習』と呼ばれるリリースイベントで、ファンと共に鍛錬を重ねに重ねてきた賜物。ペンライトを振り上げて沸きに沸くフロアからは“TFG!”のコールも大音量で発生して、その姿にメンバーは「みんな大好き!」と返礼する。あまりのエキサイトぶりに、一部の公演では、髪色を黒から金に染めた前川優希も「楽しみすぎて起きたらこうなってた」と嘯いたほどだ。
TFG/坂垣 撮影=上條遼
TFG/桜庭 撮影=上條遼
パフォーマンスを終えると、場内から“スパイシー!”コールを受けたスパイシーノート/レッドの赤澤遼太郎を筆頭に、担当カラー&フレグランスも含めたメンバー紹介へ。ハーバルノート/ブルーの前川が「タフネス、ファンタスティック、グローバル!」と、TFGのアルファベットを取った“TFG3ヶ条”を高らかに掲げれば、「みんな受粉する準備はできてますか? 皆様をお花の香りで包みます!」と花粉を飛ばしたのはフローラルノート/ピンクの佐藤信長だ。続いてエキゾチックなオリエンタルノート/オレンジの坂垣怜次、元気にフレッシュなシトラスノート/イエローの堀田怜央、ミステリアスなバルサムノート/パープルの桜庭大翔、さわやかなウッディーノート/グルーンの健人と、それぞれが担当の特性に合わせて個性豊かに自己PRする。
TFG/赤澤 撮影=上條遼
TFG/前川 撮影=上條遼

TFG/堀田 撮影=上條遼

そんなメンバーの内側をもっと深く知るべく、ここからは事務所の先輩である永松文太をMCに立てたゲームコーナーへと進み、まずは『TFGメンバーぶっちゃけアンケートランキング』でメンバー間での互いの評価を探ってゆく。一部では『2丁目でもてそうランキング』が公開され、1位の桜庭と最下位の健人がTFGのYouTubeチャンネルで“2丁目をテーマにした何か”に挑戦することになったが、二部で発表されたのは『こいつとなら一緒に住めるメンバーランキング』だ。表舞台では見えない“裏”の顔が赤裸々に暴き出されるお題に、フロアはワクワクと期待でいっぱいに。6位の赤澤から順に発表しながら、それぞれが付けたランキングも同時に公開され、1位に自分を据えた赤澤には「おいおい!」と全員から総ツッコミが入る。5位には「世話をしてくれそう」と桜庭が入り、4位の前川に対する「程よくダラけた生活を一緒に送れそう」とのコメントには“ああ〜!”と納得の声があがるが、そんな彼は「常に自分のハマッてることに付き合わされそう」と坂垣を最下位に。事実、その坂垣は「家でサバゲ—やらされそう」と言われつつも3位にランクインし、「世話焼き」「のんびりリラックスして生活できそう」と2位を獲得した堀田もまた自分を1位に置いて、桜庭に「そんなヤツTFGにはいないと思ったのに2人もいた!」と嘆かれる。そして栄光の1位を獲得したのは健人で、理由は「静かそう」「リラックスできそう」と、さすが最年長らしいもの。その彼が1位に指名した坂垣はガッツポーズを繰り出し、「うるさそう」と最下位に置かれた佐藤はリアルにショックを受けた様子だった。ちなみに佐藤は過半数の4人から最下位を付けられたそうで、坂垣が流した「信長の家には虫が出る」との噂が大きく影響したらしい。しかし、その佐藤自身が自分と健人に続く3位に置いた堀田は、唯一3位という上位に佐藤を入れており、「なんだかんだ仲良しなんで!」とツンデレを爆発させて、二人の仲をメンバーから囃し立てられていた。
TFG 撮影=上條遼
続いては、コンセプトの“五感”を活かして『チームで激突!五感+音楽ゲーム!!』へ。イントロゲームが行われた一部に対し、二部では「ドレミの歌」をフレーズごとにバラして即興で歌う『ドレミの歌ゲーム』で音感対決を試みた。くじびきにより赤澤、佐藤、坂垣の紅組と、前川、堀田、桜庭、健人の白組に分かれ、次に歌う音階を敵方に指定していくが、想定外の難易度に誰も正しい音階で歌うことができず、「アーティストなんですけど!?」と呆れかえった前川でさえミスる始末。「これはダメだ! 引き分けです!」との永松の判定で、次のゲーム『ダンス de イス取りゲーム』へと勝負は持ち越される。デビュー曲「My dear Summer」のサウンドに乗って、ダンスしながら椅子を取り合うシンプルなゲームだが、最後は前川と佐藤の一騎打ちから白組・前川の勝利に! 負けた紅組にはTFGの罰ゲーム恒例『ムチャブリ3分間劇場』が課せられ、病院というシーン設定+“指輪”“虫”“一緒に住もう”と客席から募った3つのキーワードを盛り込んだ即興劇に、3人は挑戦することになる。そこで医者に佐藤、その恋人に坂垣、謎の宅急便屋に赤澤が扮したエチュードに場内は大爆笑! こじつけ気味ながらもお題を着実にクリアして、自ら「メンバーに不人気」と自虐する佐藤をオチに持ってくる算段など、さすが俳優として豊富な舞台経験を持つ彼らだけのことはある。
TFG 撮影=上條遼
衣装替えの間には「My dear Summer」の完成版フルMVが、ステージ上のスクリーンでいち早く披露された。海辺を舞台にした笑顔いっぱいの爽やかな映像は、メジャーデビューという一つの旅立ちにふさわしく、フロアからはひっきりなしに歓声とペンライトの光があがる。そして佐藤がデザインしたというTシャツに着替えて再登場した7人は、デビューを翌日に控えた現在の心境と決意を、赤裸々に語り始めた。
健人「皆さんと一緒に過ごす時間が僕は好きです! だから、また皆さんとお会いできる日を楽しみに、これからも頑張っていきたいと思います」
桜庭「まだまだ『ドレミの歌ゲーム』もできないくらい未熟な僕らなんで、バーンと成長して、皆さんがファンミーティングに来ていたのを誇りに思えるくらい、誰もが知ってるアーティストになりたいですね」
堀田「明日とうとうメジャーデビュー。もう震えてますが、これからも役者もアーティストも双方全力で皆さんの前で輝いてみせたいと思っております!」
坂垣「ライブハウスの空間は心地いいですよ! でも、もっと広い会場で皆さんと楽しい時間を共有できるように、日々精進していきたいと思います」
佐藤「TFGを通していろんな経験と、楽しい想いをさせていただいてます。今後は楽しむだけじゃなくパフォーマンス力も上げて頑張るので、いつまでもついてきてください!」
前川「普段、役者として活動している7人の道が重なって、TFGというグループが結成されました。僕らの中には見たことのない景色や感じたことのない感情が生まれていますが、皆様の中にも役者としての僕らを応援しているだけじゃ生まれなかった感情が生まれていると思います。それは今、この時点で応援してくださっている皆様にしか感じられないものなので、大切にしていただきたい。そして何より、僕らは皆様のことが大好きです!」
赤澤「この業界に入って印象に残っているのが、とある演出家さんの“お前たちにはチャンスがそこら中に転がってるのに頑張らないのはおかしいことだ”という言葉で、本当にその通りだなと思うんです。ちょっと頑張ったら見てくださる方に伝わって、チャンスが広がる。だから、このTFGで2倍も3倍も頑張って、もっと大きなチャンスを掴んで、皆さんの笑顔のために頑張っていきたいと思います」
TFG 撮影=上條遼
そして拍手が湧くなか、「皆さんのことを大好きな僕たちを大好きな皆さん、このまま終われないですよね?」(前川)と、客席にシングル収録2曲のコール&レスポンスをレクチャー。「My dear Summer」では一部の時点で「一体感がすごい!」と前川にお墨付きをもらい、ヒップホップ感が強いぶんタイミングを取るのが難しい「With You」でもオーディエンスの息はバッチリだ。本番でも宙を舞うバラが7つの香りを場内にまき散らし、「My dear Summer」では手をグルグル回してメンバーがその場で考案した振りを一緒にダンス! 桜庭の投げキスに黄色い声が湧き、果ては左右に波打つウエーブが、ペンライトの光でフロアをカラフルに染め上げる。
さらに「まだまだあるんです!」(坂垣)と、オーディエンスの中から1名にメンバー全員のサイン入り“おまちどうさまTシャツ”をプレゼントすべく抽選会を実施。そしてBIG ECHOとのコラボにより、BIG ECHO水道橋店にて期間限定で“TFGルーム”が設置されること。そして「次回公演、決定しました!」と、10月20日の日曜日にVeats Shibuyaにて三回目のファンミーティングを開催することを前川が発表するや否や、客席からは喜びの声が湧く。堀田いわく「Veats Shibuyaはビクターエンタテインメントが新しく設立するライブハウスで、9月20日にオープン予定なんです! 出来立てホヤホヤ!」とのことなので、アーティストとして新たなスタートを切る彼らにはうってつけの会場と言えるだろう。終演後にはハイタッチ会も実施されたが、これも“五感”がコンセプトの彼らならでは。ライブパフォーマンスで視覚と聴覚を刺激されたのみならず、触覚と嗅覚をTFGで満たして、オーディエンスは心地好い陶酔のうちに帰路に着いたに違いない。今後は味覚を満足させてくれる機会もあるとのこと。“五感”を楽しませるという、前代未聞のテーマを掲げた彼らの道のりは、まだ始まったばかりだ。
TFG 撮影=上條遼
なお、本日から「TFG x BIG ECHO コラボルーム&キャンペーン」がスタート。BIG ECHO水道橋店では、期間限定で“TFGルーム”が設置され、「My dear Summer」MVやメイキング映像、スペシャルメンバーコメントを、プロジェクターを使った迫力の大画面で観ることが出来たり、全国のDAMを使ったスペシャルプレゼント企画なども用意されているので、詳しくはTFGのオフィシャルホームページをチェックして欲しい。
1st Fan Meeting、 2nd Fan Meetingは無事大成功を果たし、これからは10月20日(日)のVeats Shibuyaへ向かって進んでゆく、、、。今後の彼らの活躍から益々目が離せない。
文=清水素子 撮影=上條遼

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