4人組バンドGEZANが放つ轟音と優しい
歌詞に救われる
沈み行く感情に飲み込まれそうになった
とき、掬い上げてくれるのは神ではなく
GEZANかもしれない
GEZANとは?
ボーカルのマヒトは人気のバラエティ番組、月曜から夜ふかしにも出演したことがあります。彼らは自主レーベル十三月から、これまでに4枚のフルアルバムをリリース。LOSTAGEや踊ってばかりの国、テニスコーツらともスプリットを発売するなど、どんどんとフィールドを広げています。
6月21日からは「Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN」と題されたドキュメンタリー映画が公開されています。アメリカで体験した差別や偏見といった現実を目の当たりにした彼ら。葛藤を抱えながらGEZANはどんな答えを導き出すのでしょうか。
GEZANの歌詞と音楽性
またマヒトは5月に小説「銀河で一番静かな革命」を発売し小説家としてデビューもしました。メロディーの制約がありながらもハッとさせる歌詞と、言葉の塊になって読者の心を翻弄する文章。どちらも使いこなすマヒトのワードセンスにも注目です。
GEZANの音楽性は水のように変化しています。パンクロックライクなのかと思えば、次のアルバムでは息がつまるような轟音でヘヴィーなサウンドを鳴らすこともあります。それが2018年10月に2年ぶりのリリースとなった「Silence Will Speak」という作品です。レコーディングはシカゴのエレクトリカル・オーディオ・スタジオにて行われ、レコーディングエンジニアを担当したのは、ニルヴァーナやピクシーズのレコーディングに携わった経験のあるスティーヴ・アルビニ。グランジやオルタナティブロックを得意とするアルビニの手によって、GEZANは更なる深みを手にしました。
YouTubeで人気がある楽曲
「瘡蓋と爆撃機」
「DNA」
「Absolutely Imagination」
「BODY ODD」
「NO GOD」
フェスシーズンということもあり、GEZANは数多くのイベントに出演予定。7月27日にはFUJI ROCK FESTIVAL ’19にも出演が決定しています。
またGEZANが主催を務めている投げ銭制の野外ライブ「全感覚祭 19 -NEW AGE STEP-」も開催が決定しています。今年は9月21日に大阪、10月12日東京の2箇所での公演になります。今回は新たな挑戦としてフードフリーという前代未聞の試みも。
これを機会に、轟音で優しいGEZANを体感してみてはいかがでしょうか。
GEZAN公式サイト
映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』公式サイト
Tweets by gezan_official
ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。