【対談】ALICE IN MENSWEAR × defs
piral、2マンツアー開催直前「魂とか
熱量は過剰なほど意識する」

ALICE IN MENSWEARとdefspiralの2マンツアー<ALICE IN MENSWEAR COUPLING TOUR 2019『Down The Rabbit Hole』with defspiral>が、7月7日の西川口Hearts公演を皮切りに全国6都市6公演の規模で開催される。ALICE IN MENSWEARとしては、初のツアーであり、その初日公演は初ワンマン以来、自身2度目のステージとなる。同ツアーに迎えられたのが親交の深いdefspiralだ。
メンバー全員による対談では、2マンツアー開催の経緯をはじめ、ツアーの楽しみ方やプライベートでの交流について深く語られた。また、Twitter上ではすでに予告されているが、驚きのアンコールセッションについてもヒントが明かされている。開幕目前に、両バンドの6人が全員集結したオフィシャル対談テキストをお届けしたい。なお、BARKSでは後日改めて、ALICE IN MENSWEARのKOJIに同2マンについて深く訊いたインタビューを公開する予定だ。

   ◆   ◆   ◆

■いいツアーになると確信しました
■新たな一歩に声をかけていただいて嬉しい

──defspiralとの2マンツアー<ALICE IN MENSWEAR COUPLING TOUR 2019『Down The Rabbit Hole』 with defspiral>が、7月7日に開幕します。スタート間近の2マンツアーが、どういう経緯で行われることになったのかファンの方も気になっていると思います。どちらから提案されたのか教えていただけますか?

KOJI:今年に入ってALICE IN MENSWEARの2019年の全体のスケジュールを模索していた時、春に初ライブ、秋から全国ツアーがしたいと思っていて、じゃ夏は何をしようかなと話し合ってた時に、2マンか3マンでショートツアーをするのも面白いかなと思ったんですよね。その話を詰めていく過程で、ちゃんとALICE IN MENSWEARの世界観を魅せるにはしっかりとした曲数をやりたいと思うようになって、2マンライブとしてカッコいい形で成立させられるバンドを探し始めたところが、この企画のスタートでしたね。

michi.:その中で、今の僕らと理想的なマッチングのバンドとなると、真っ先に思いついたのがdefspiralでしたね。音に対する向き合い方は近く、世界観はそれぞれにある。このバランス感覚でひとつの空間を造ったとき、特別で面白い感覚をオーディエンスと共感できるんじゃないかと。

KOJI:自分の記憶で強烈に残っているのはALvinoとdefspiralとで異色の2マンをしたこと事があって、その時のオーディエンスの反応や、アンコールセッションでdefspiralの曲をガチカバーして、演奏し終えた後のオーディエンスの盛り上がりは今でも鮮明に残っているんです。そういう記憶があったので、今度はALICE IN MENSWEARと本気でぶつかった時にどんな化学反応が起こるか見てみたいって思ったんです。

──声がかかった時に、defspiralのメンバーはどう思いましたか?

TAKA:驚きましたね。もちろん想像もしていなかったので。ですが、今KOJIさんが言われたように、これまでのライブでのセッション等でそれぞれ響きあう瞬間がたくさんあったので、いいツアーになるなと確信しました。バンドの新たな一歩に声をかけていただいて嬉しかったですね。

MASATO:ALICE IN MENSWEARは以前からゆかりのあるメンバーのユニットなので、いつか対バンすることはあるだろうと思ってましたが、ファーストツアーに声をかけてもらったのは嬉しかったですね。S.Q.FやALvinoとの2マンを思い出したりもしました。どちらのライブもセッションが最高に良かったのを鮮明に覚えてて、今回も何かできたらすごいことになるだろうなと。
──2マンライブだとお互いに意識し合うこともあるのかなと想像しますが、セットリストなどに影響したりするものですか?

KOJI:ウチの場合はまだ曲が少ないですからね(笑)。でもALICE IN MENSWEARの魅力を限られた時間の中で魅せたいわけだから……でもどうなんだろ、意識してるのかな?

RYO:僕は、あえて意識しないように……今のdefspiralの魅せ方でぶつかって行こうかなと思ってます。

MASAKI:特には意識してないですね。らしくやれたらと思っています。

michi.:KOJIの言うように、意識してられるほど持ち曲はないので、我々らしさを色濃く表現できればと。その分セットリストではない部分、魂とか熱量は過剰なほど意識していくつもりです。

──実際に本番のライブを見てもらって、ファンの方々には色々と想像を巡らせて欲しいですね。全6ヵ所のツアーになりますが、ツアーに向けて楽しみにしていることとかありますか?

michi.:今回はアルバムリリース後という事実を踏まえたパフォーマンスが出来ますので、ファーストライブとは違った楽しませ方で遊べそうですね。あと、僕はツアー中は飲まない人なので、熱くなってるみんなを冷静に分析したいなと思います(笑)。

TAKA:ははは(笑)。飲む飲まないは別にしても、いろいろゆっくり話せると嬉しいですね。

MASATO:楽屋での時間や打ち上げもめちゃめちゃ楽しみですが、まずは尊敬する先輩2人がガチでやるALICE IN MENSWEARを間近で体感することが個人的に楽しみです。

KOJI:俺もdefspiralの音を体で感じたいって思ってます。先日のライブも見させてもらいましたが、パワーアップして進化したステージですごくカッコよかったよ。

TAKA:ありがとうございます。

RYO:話は変わるんですが、僕が個人的に密かに楽しみにしてるのはKOJIさんの裏の顔を知ることです! 普段、完璧すぎるんですもん、KOJIさん(笑)。

KOJI:急にやめて(笑)!! 立ち振る舞い意識しちゃう。

michi.:KOJIはこう見えて、意外に天然なところがあるから別の意味で裏の顔を見れるかもよ(笑)。

KOJI:話を変えよう(笑)。MASAKIくんは?

MASAKI:先輩お2人を前にして緊張する、という名目でたくさん飲みたいと思います(笑)。

michi.:飲みの話! でも、みんなで集まる時間は作ろうね。
■アンコールセッションでは
■ステージ上に6人が立つ

──KOJIさんが今回のツアーで楽しみにしていることは?

KOJI:こうやって2マンで同じ時間を共有してツアーをするというのが本当に楽しみだし、ALICE IN MENSWEARの世界観をいろんな街で表現できるのも本当に嬉しいし、気合い入りますよね。そして、この2マンの企画として、アンコールセッションではステージ上に6人で立とうと思って準備しているんです。こういうのは本当に音楽的に響き合うミュージシャンとしか出来ない企画で。だからオーディエンスのみんなが大きな声でアンコールをかけてくれないと実現し得ないので、そこは本気の声でお願いします。もちろん、アンコールをしたくなるような最高のライブを本編では魅せますので。

RYO:アンコールがかからず、ボツにならないように本編も気合い入れていきます。6人で集まってこの企画を詰めていた時に、ふと僕が「アコースティックアレンジもしたいですね」と提案したところ、みんなグイグイ乗り気になってくれたのでアコースティックにアレンジした曲をやる日もありますよ。

MASATO:2マンのイベントツアーなのにワンマンライブをするくらいの準備期間を設けて最高の音を届けますので楽しみにしていてください。

MASAKI:僕はアコースティックの時はパーカッションで参加できたら、カッコいい音を届けれると思っているので、どの楽器をチョイスしようか悩むのも楽しいです。

TAKA:ボーカルもただうっすらハーモニーを入れる感じじゃなく、かなり作り込んでメロディのパート分けをして挑もうと思っています。

michi.:準備にかなり気合入ってるよね。聴き慣れた曲でも新たな景色が見えるような世界を6人で表現したいと思ってます。
──それは見逃せない企画ですね! そんな難易度の高い企画を行えるというのもお互いの信頼度の高さを物語ってます。このトークセッション中の皆さんの雰囲気がとても和やかなので気になったのですが、プライベートでのメンバー同士の交流ってあったりするんでしょうか?

michi.:僕にとってdefspiralのメンバーは同郷の後輩ですから兄弟みたいな感覚ですね。特にRYOとは昔からプライベートでもよく遊んでました。近年はS.Q.FでMASATOとMASAKIがサポートで手伝ってくれたり、TAKAも僕が主宰したイベントに出演してくれたりとか。

MASATO:去年もmichi.さんに誘ってもらって、大阪で2人だけでアコーステイックライブやったのが印象的です。そしてKOJIさんにはよくギター借りてますね(笑)。

KOJI:確かにギターめっちゃ貸してる。でも音源にそのギターを使った素敵な音色が録音されるわけだし、お礼にめちゃめちゃ美味しいスイーツを持ってきてくれるし、嬉しいことばかり。メンバー4人ともプライベートでも会いたいくらいなんだけど、defspiralのメンバーはみんな忙しくて、なかなか時間が合わせられないんですよね。

RYO:僕は17歳の頃から当時michi.君がやってたMASCHERAのローディーだったので、皆さんが知らないmichi.君の裏の顔を沢山知っているのですが……ここでは言えないことばかりです(笑)。

──その「言えないこと」が気になりますが(笑)。最後に、ツアーへ向けて全員の意気込みを聞かせていただけますか?

michi.:イベントタイトルどおり、とても刺激的な空間づくりが出来ると確信してます。いい男たちが本気でぶつかり合った先に在るものを全身で感じてください。清々しい戦いを終えた後の連合ユニット“ALIspiral”もぜひお楽しみに。

KOJI:defspiralは個人的にも大好きなバンドなので、同じステージに立って競演出来るのはとても楽しみ。defspiralもALICE IN MENSWEARもステージの世界観を大切にしているバンドなので、見に来てくれるファンのみんなもその世界観に飲み込まれて今までにない体験が出来ると思います。

TAKA:はじめから終わりまで濃厚な時間を提供できると思います、足を運んでくれた人と楽しみたいですね。

MASATO:KOJIさんも言ったように、どちらも世界観を大切にしているので、それとたっぷり堪能してもらい、そして6人が合わさった時にどんなものが生まれるのか、ぜひ会場で体感してほしいと思ってます。

RYO:僕を育ててくれた先輩からのオファーなのでと、にかくご一緒できることがまず光栄なのですが、やるからには全力で首取りに行きます。負けませんよ。

MASAKI:先日9周年のライヴを終え、このカップリングツアーが10周年へ向けてのスタートとなります。全部出し切って楽しみまくって、みんなの熱とか笑顔をかき集めて帰ってくるつもりです。良いツアーになりますよ! みなさんよろしくね!

(c) ALICE IN MENSWEAR COUPLING TOUR 2019『Down The Rabbit Hole』with defspiral

■2マンツアー<ALICE IN MENSWEAR COUPLING TOUR 2019 『Down The Rabbit Hole』with defspiral>

▼出演ALICE IN MENSWEAR / defspiral

7月07日(日) 西川口Hearts
open17:00 / start17:30
(問)サイレン・エンタープライズ 03-3447-8822
7月12日(金) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
open18:00 / start18:30
(問)サイレン・エンタープライズ 03-3447-8822
7月27日(土) 大阪MUSE
open17:00 / 17:30
(問)夢番地大阪 06-6341-3525
7月28日(日) 名古屋JAMMIN
open17:00 / start17:30
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
8月04日(日) 仙台HOOK
open17:00 / start17:30
(問)ニュース・プロモーション022-266-7555
8月12日(月・祝) 赤羽ReNY alpha
open17:00 / start17:30
(問)サイレン・エンタープライズ 03-3447-8822

関連リンク

BARKS

BARKSは2001年から15年以上にわたり旬の音楽情報を届けてきた日本最大級の音楽情報サイトです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着