GLAY 令和初の全国ホールツアーで大
ヒットアルバム『HEAVY GAUGE』を完
全再現、25周年イヤーの旅へ「行って
きます!」

6月26日(水)に福岡サンパレスで開催されたGLAYの全国ホールツアー『GLAY LIVE TOUR 2019 -SURVIVAL- 令和最初のGLAYとHEAVY GAUGE』ファイナル公演のオフィシャルレポートが到着した。

令和初となるGLAYの全国ホールツアー『GLAY LIVE TOUR 2019 -SURVIVAL- 令和最初のGLAYとHEAVY GAUGE』が、6月26日(水)福岡サンパレスにて、千秋楽を迎えた。
開演時刻になると、ステージ上のスクリーンにメンバー4人の顔が映し出される。SEと共に、ゾンビやピエロなど様々な姿に扮したメンバーの映像が流れ、ステージ上は赤いライティングに包まれる。紗幕にメンバーの影が映し出され、会場中が歓声に包まれると、新曲「JUST FINE」と共に紗幕が降りメンバーが登場。「JUST FINE」は、TAKUROが作詞・作曲を担当した“THIS IS GLAY”とも言える王道のロックナンバーだ。TAKUROとHISASHIによるヘビーなギターリフが特徴的な一曲だが、2本のギターが奏でる生音は最高に心地良い。デビュー25周年を迎えたGLAYだが、常に変わることなく届けるGLAYサウンドに会場中が酔いしれた。TERUの「今日が最後のファイナルだ!」という、いつからかお決まりとなったセリフとともに、2曲目「Young oh! oh!」へ。
続くMCでTERUは、約20年ぶりとなった『HEAVY GAUGE』ツアーに関して、全国12箇所計20公演を行ってきたことに触れつつ、北海道出身のGLAYが遠く離れた福岡でライブができていることへの感謝の意を述べた。「今日はどっぷりとHEAVY GAUGEの世界に引きずり下ろしてやる! HEAVY GAUGEを楽しんで下さい」と意気込みを語り、今回のツアータイトルでありアルバムタイトル曲である「HEAVY GAUGE」を披露。アルバム収録曲の中で最もヘビーとも言えるこの曲では、重たいサウンドとシリアスな演出で、会場を一気に『HEAVY GAUGE』の世界へ誘い込んだ。
GLAY 撮影=岡田裕介
TERUのロングシャウトが印象的な「FATSOUNDS」、20万人ライブで披露した名曲「SURVIVAL」と会場を盛り上げると、爽やかな曲調が際立つ「ここではない、どこかへ」のサビでは観客全員が手を挙げ、間奏ではハーモニーを奏で、会場が一つとなって曲を作った。「HAPPINESS」で更に盛り上がり会場中が身体を揺らす。この日、九州地方は梅雨入りが発表されたばかりだが、続く「summer FM」で会場は一気に早くも夏が到来したかのような雰囲気に包み込まれる。青と白が基調のライティングで爽やかなイメージのナンバーが立て続いた中、雰囲気は一転。激しいロックンナンバー「LEVEL DEVIL」では、メンバーがステージ中を端から端まで無駄なく使い切る。暗転した会場には、TAKUROの奏でるピアノのイントロが響き渡り、ギターを持ったTERUが登場すると、名曲「BE WITH YOU」を歌い始め、すべての観客が聴き入った。青く照らし出されたステージで、TAKUROのギターソロから始まったのは「Winter, again」。雪をイメージさせるかのような映像とともに、冬の世界へ誘い込まれた会場は、まるでGLAYと共に春夏秋冬を巡っているかのようであった。
GLAY 撮影=岡田裕介
ミラーボールが回り輝くステージ上で、TERUの長い息づかいの高音ヴォイスが印象的な「Will Be King」、「生きがい」、「Savile Row ~サヴィル ロウ3番地~」と、アルバム『HEAVY GAUGE』の楽曲を収録順に余すこと無く披露した。
アルバム収録曲を全て披露し切ったところで、『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の主題歌であり、父子の絶妙な関係性を表現した歌詞が話題を呼んでいる、TERU作詞・作曲の新曲「COLORS」を披露した。既に公開されている映画を連想させる壮大な楽曲であり、TERUが紡ぐ歌詞の一言一言が、会場に集まった全員の心を揺さぶっていることがひしひしと伝わってきた。この日の会場にも、親子と思われる二人組も数多く見受けられたが、間違いなく心に響いていたことだろう。次いで、TVアニメ『ダイヤのA act II』オープニングテーマとなっている「はじまりのうた」を披露。この曲は「JUST FINE」「COLORS」同様、7月2日(火)に発売となる57枚目のシングル「G4・V-Democracy 2019-」に収録される。爽やかな楽曲が続く中、「愁いのPrisoner」で会場をより疾走感溢れさせ、本編を締めくくった。
GLAY 撮影=岡田裕介
張り裂けんばかりのアンコールを求める声に応えるべく、ステージ上に戻ってきたGLAY。TERUは「20年ぶりのHEAVY GAUGEツアー、無事終了です。楽しいツアーでした!」と約2ヶ月に及んだ全国ホールツアーを振り返り、「今の自分たちで演奏すると、(20年前と比べて)また違った形で『HEAVY GAUGE』を届けることができるのがまた良い」と『HEAVY GAUGE』ツアーへの想いを語った。グルーヴの細かいチェックを直前まで行っていたというほど、今回のツアーは音に拘ったというJIROは「このツアーが始まる前は、再現ライブというものは過去を振り返るようで正直嫌だった。ただ実際にやってみると、20年前を思い出しながら演奏でき、当時より自分がどれくらい成長できているのかを試す機会にもなり、とてもよかった」と振り返った。今回のツアーでは毎公演“緊張感”をテーマに、異なる“モノ”を身に付けてライブを行ってきたHISASHIは、最終公演では週末に迫る韓国公演に因んでパスポートを身に付けていたことを告白。全力の演奏を届けていた証拠に、パスポートはまるで湯船に浸けたかのようにしわくちゃとなっており、会場中が笑いの渦に包まれた。韓国公演も気になるところだが、「韓国へ行って、(テレビを通して見る自分の)目がぱっちりしていても、鼻が真っ直ぐになっていても、ツッコまないでください」と、近々GLAYとしてテレビ出演を控えていることが、TAKUROの口から明かされた。
GLAY 撮影=岡田裕介
最後にTERUが「令和も皆への感謝の気持ちを忘れず、良い音楽と皆と真摯に向き合いながら頑張っていきます」と感謝の意と決意を表した。「皆と一緒に強く生き抜いていこう、という決意表明的な曲があるので、聴いて下さい」という曲紹介と共に、元号が変わり新たな時代を迎えるにあたり制作したという新曲「元号」を披露。令和初となる全国ツアーだからこそ、平成という一時代と共に25年を歩んできたGLAYならではの想いを詰め込んだこの曲の歌詞が、より一層の意味を持つように感じる。どこか懐かしいようなサウンドに乗せ、TERUは力強い歌声で歌いきった。その後も「Missing You」、GLAYのライブの定番曲「SHUTTER SPEEDSのテーマ」「彼女の”Modern…”」と床が抜けんとばかりに会場を盛り上げ、観客のボルテージは最大に。TERUの掛け声に合わせ鳴る激しいドラムの音と共に「誘惑」でこの日一番の盛り上げを図ると、最終日ということで特別に「YOUR SONG」を披露することに。韓国公演を目前に「チェゴ!」(韓国語で「最高」の意)の掛け声も交え、会場は大合唱とともに更なる盛り上がりをみせ、約2ヶ月に渡り全国を染め続けた『HEAVY GAUGE』ツアーは幕を下ろした。
GLAY 撮影=岡田裕介
韓国公演、シングル「G4・V-Democracy 2019-」の発売、テレビ出演、メットライフドームでのライブと、直近2ヶ月だけでも話題に事欠かないGLAY。25周年イヤーとして掲げた7つの公約を実現することは勿論、ファンと交わした多くの約束を一つひとつ確実に叶えるというGLAYの決意が表れたライブであり、最もGLAYらしい“行ってきます!”を聞けたような気がする。

SPICE

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