【イベントレポート】<富士葵生誕祭
令和元年>で感じた心の絆

“キミの心の応援団長”をコンセプトに掲げ、YouTubeでの動画配信を中心に幅広く活動している富士葵が6月15日、東京・池袋HUMAXシネマズにて初のソロイベント<富士葵生誕祭令和元年>を開催。MCは甲賀流忍者!ぽんぽこ、オシャレになりたい!ピーナッツくん、ゲストに天神子兎音を迎え、トークやクイズコーナー、ライブと企画盛りだくさんの内容となった。
Tシャツや法被、はちまき、イベント限定ペンライトなどの応援グッズを身に着けた葵歌劇団(※ファンの呼称)と、MCの2人による「よっしゃいくぞー!」の掛け声で富士葵が登場。「富士〜葵です!」とお決まりの挨拶をきめるといよいよイベントがスタートした。

登場したばかりだというのに、興奮のあまり息切れを起こしている富士葵に団員から笑いが起こるなか、まずは親交のあるVTuberたちからのビデオメッセージが上映された。かしこまり、燦鳥ノム、夜桜たま、ばあちゃる、YuNi、ときのそら、田中ヒメ鈴木ヒナ、月ノ美兎、電脳少女シロ、ミライアカリ、猫宮ひなたが順番に画面に映り、個性あふれるメッセージで誕生日をお祝い。ときのそらからのメッセージのあとには、富士葵とときのそらによるラジオ番組『そらあおと!』がTOKYO FMにて7月からスタートすること、“そらあお”のファンコミュニティが開設されることが発表され、団員から喜びの声が上がった。
続いて、YouTubeに公開された歌唱動画を振り返るトークコーナー「富士葵ミュージックヒストリー」へ。2017年12月にYouTubeチャンネルを開設後、これまでに100本以上の「歌ってみた動画」の投稿を行なってきた富士葵。初めて投稿した「なんでもないや」(RADWIMPS)の話題からはじまり、2019年4月に配信限定リリースした初カバーアルバム『声 〜Cover ch.〜』にも触れ、同作のなかで特に思い入れのある曲として「First Love」(宇多田ヒカル)を挙げ、「とても緊張した」「難しいところがいっぱいあって思い出深い」と振り返った。

中盤ではゲストの天神子兎音も参加し、「富士葵“はじめてシリーズ”クイズ」と題したクイズコーナーが行なわれた。このクイズは、富士葵、ぽんぽこ、ピーナッツくん、天神子兎音が4つのお題に挑戦し、実際に挑戦している1人を団員が当てるという内容。「ヘリウムガスを吸っているのは誰か」「ビリビリペンでビリビリしたのは誰か」「激辛ペヤングを食べたのは誰か」「ぐるぐるバットでぐるぐるしたのは誰か」を予想し、団員は「SPWN DIVE」というアプリを使って回答した。なかでも、ぐるぐるバットでフラフラになった富士葵が、ステージ上のとんでもないところから飛び出した瞬間、この日一番の笑いが起こった。

クイズのあとには、富士葵の友達としてたびたび動画に出演するキクノジョーがサプライズゲストとして登場した。富士葵へ向けた手紙を読んだあとに、団員に呼びかけてバースデーソングを会場全体で歌唱。団員の温かい歌声を受け取った富士葵は「来年も一生に祝おうね」「みんなありがとう、大好きだよ! 歌劇団最高だぜ!」と感激の涙を流していた。
イベントの締めくくりはライブコーナー。「太陽系デスコ」(ナユタン星人/カバー)の歌唱後に新衣装がお披露目され、初めてのパンツスタイルで「Rising Hope」(LiSA/カバー)を熱唱。クールな衣装に身を包み、「歌ってみた」を始めた当初は苦手だったというロックナンバーで会場を熱く盛り上げる。富士葵が団員に「新衣装どうかな?」と問いかけると、「かわいい!」「カッコいい!」と絶賛の声が飛び交っていた。ラストにデビューシングル「はじまりの音」のカップリング「ユメ⇒キミ」。富士葵は「キミとともに ここまで来たんだ」という部分の歌詞を「みんなとともに ここまで来たんだ」と変えて歌い、初のソロイベント開催の感謝と喜びを歌に込めて届けた。
終演後にはプレミアムチケット購入者を対象としたミート&グリートが行なわれた。記念撮影と会話の時間が個別で設けられ、団員は誕生日のお祝いやイベントについて、新衣装についてなど、直接感想を伝えることができる貴重な時間に胸がいっぱいの様子。富士葵は「いつも来てくれてありがとう」「こないだ誕生日だったよね」「ちょっと髪切りました?」「試験がんばってね!」など声をかけ、団員たちとのコミュニケーションを楽しんでいた。

団員一人ひとりの名前や顔を覚えて、まるで普段から一緒に過ごしている友人のようにスムーズに会話をする富士葵。見えないだけでいつもそばにいる、そんな絆が感じられるイベントだった。
取材・文:BARKS
撮影:福田華菜

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