奥華子、
2年振りの弾き語りツアー
東京公演のレポートが到着
2019年3月に通算10作目のオリジナルアルバム『KASUMISOU』をリリースした奥華子が、6月14日(金)に約2年振りとなる全国ツアー『奥華子コンサートツアー2019〜弾き語り〜』の東京公演を北とぴあさくらホールで開催した。
ツアー前のインタビューで“新しいアルバムの曲だけではなくて、いろんな歌を歌いたいです。自分のコンサートは久しぶりなので、ちょっと緊張するかも。新鮮な気持ちでツアーに臨めるのはいいかもしれないですね”と語っていた奥華子。その言葉通りに、彼女はアルバム『KASUMISOU』の楽曲と新旧の代表曲、ヒット曲を織り交ぜながら、リスナーの心に直接訴えかけるラブソングをたっぷりと聴かせてくれた。
ステージにはグランドピアノとキーボードが用意され、曲によって2台の鍵盤を使い分けながらライブを進行。序盤はアルバム『KASUMISOU』の楽曲が中心となった。
ピュアな片想いを描いた「逢えなくても」、“嬉しいとか悲しいとか、もし感情が目に見えたらどうなるだろう?というテーマで作りました”という「鞄の中のやきもち」、観客の手拍子とともに《あなたがいないと困る》というフレーズが広がった「ホントはね」、そして恋の本質を射抜くような歌詞と叙情的なメロディーがひとつになった「恋の果て」(スマートフォン向け恋愛ゲーム『イケメン源氏伝あやかし 恋えにし主題歌)と、色とりどりの感情を映し出す楽曲が揃ったアルバムをダイレクトに実感できる場面が続く。“一昨日、珍しく料理をしようと思ってナスを洗っていたら、トゲが刺さっちゃって”という気の置けないトークでも観客を楽しませた。
ライブ中盤では代表曲「ガーネット」(アニメ映画『時をかける少女』主題歌/2006年)を披露した。何度も耳にしたことがある名曲だが、もっともシンプルなスタイルである弾き語りによって、楽曲の魅力が真っすぐに伝わってきた。
“17才のときには曲を書き始めていたんですが、そのときから孤独を歌いたいと思っていて。孤独だからこそ、誰かを求めるんだと思うし、好きになるんじゃないかなって。だから失恋ソングが多いんですよね”というMCの後は、哀切なラブソングを次々と披露。ヒットシングル「初恋」(2010年)、アルバムの収録曲「絶対」などを情感豊かに歌い上げ、会場全体を大きな感動で包む。
ここからライブは終盤へ。“自分に素直に生きていきたい”という切実な思いを込めた「素顔」、アルバムのタイトル曲であり、“僕が君を幸せにする”という願いがまっすぐに伝わってくる「カスミソウ」を演奏した。“弾き語りライブは緊張感があるけど、“1対1”という感じが好きで。最後まで聴いていただいて、ありがとうございました”という言葉も強く心に残った。
アンコールでは“ライブのたびに“今日が最初で最後になるかも”と思っているし、“また次がある”と思わないで、後悔のないように生きていきたいという気持ちが強くなっていて。日々は続いていきますが、どうか元気で。元気でいれば、また会えると思っています”と挨拶し、大きな歓声と拍手のなかライブはエンディングを迎えた。
『奥華子コンサートツアー2019〜弾き語り〜』は、9月7日(土)奈良・秋篠音楽堂公演まで続く。2年振りの弾き語りツアーによって奥華子は、愛しさ、切なさ、悲しさが詰まった“ラブソングの名手”としての存在感を改めて示すことになりそうだ。
ツアー前のインタビューで“新しいアルバムの曲だけではなくて、いろんな歌を歌いたいです。自分のコンサートは久しぶりなので、ちょっと緊張するかも。新鮮な気持ちでツアーに臨めるのはいいかもしれないですね”と語っていた奥華子。その言葉通りに、彼女はアルバム『KASUMISOU』の楽曲と新旧の代表曲、ヒット曲を織り交ぜながら、リスナーの心に直接訴えかけるラブソングをたっぷりと聴かせてくれた。
ステージにはグランドピアノとキーボードが用意され、曲によって2台の鍵盤を使い分けながらライブを進行。序盤はアルバム『KASUMISOU』の楽曲が中心となった。
ピュアな片想いを描いた「逢えなくても」、“嬉しいとか悲しいとか、もし感情が目に見えたらどうなるだろう?というテーマで作りました”という「鞄の中のやきもち」、観客の手拍子とともに《あなたがいないと困る》というフレーズが広がった「ホントはね」、そして恋の本質を射抜くような歌詞と叙情的なメロディーがひとつになった「恋の果て」(スマートフォン向け恋愛ゲーム『イケメン源氏伝あやかし 恋えにし主題歌)と、色とりどりの感情を映し出す楽曲が揃ったアルバムをダイレクトに実感できる場面が続く。“一昨日、珍しく料理をしようと思ってナスを洗っていたら、トゲが刺さっちゃって”という気の置けないトークでも観客を楽しませた。
ライブ中盤では代表曲「ガーネット」(アニメ映画『時をかける少女』主題歌/2006年)を披露した。何度も耳にしたことがある名曲だが、もっともシンプルなスタイルである弾き語りによって、楽曲の魅力が真っすぐに伝わってきた。
“17才のときには曲を書き始めていたんですが、そのときから孤独を歌いたいと思っていて。孤独だからこそ、誰かを求めるんだと思うし、好きになるんじゃないかなって。だから失恋ソングが多いんですよね”というMCの後は、哀切なラブソングを次々と披露。ヒットシングル「初恋」(2010年)、アルバムの収録曲「絶対」などを情感豊かに歌い上げ、会場全体を大きな感動で包む。
ここからライブは終盤へ。“自分に素直に生きていきたい”という切実な思いを込めた「素顔」、アルバムのタイトル曲であり、“僕が君を幸せにする”という願いがまっすぐに伝わってくる「カスミソウ」を演奏した。“弾き語りライブは緊張感があるけど、“1対1”という感じが好きで。最後まで聴いていただいて、ありがとうございました”という言葉も強く心に残った。
アンコールでは“ライブのたびに“今日が最初で最後になるかも”と思っているし、“また次がある”と思わないで、後悔のないように生きていきたいという気持ちが強くなっていて。日々は続いていきますが、どうか元気で。元気でいれば、また会えると思っています”と挨拶し、大きな歓声と拍手のなかライブはエンディングを迎えた。
『奥華子コンサートツアー2019〜弾き語り〜』は、9月7日(土)奈良・秋篠音楽堂公演まで続く。2年振りの弾き語りツアーによって奥華子は、愛しさ、切なさ、悲しさが詰まった“ラブソングの名手”としての存在感を改めて示すことになりそうだ。