タワレコが新たに始めたサブミッショ
ン・メディア「TOWER DOORS」の狙い
とは|音楽×YouTube特集
音楽情報が溢れる時代の新たな提案
海外ではそのような名前では呼ばれていませんからね。「サブミッション・メディア」という言葉は日本独自の言葉なんですよ。簡単に言えば「YouTube上にある、楽曲を集積しているメディア」です。サブミッション・メディアの始まりは、YouTubeのサービスが始まってから友達同士でミックステープを作るようにYouTube上に再生リストを作っていったところからだと言われていて、そこから音楽をプロモーションするメディアとして確立していったのだと思います。「サブミッション・メディア」以外の呼び方も考えたいなと思ったのですが、ぱっとするものが無かったんですよね。
新規事業を考えていく中で、海外ではMajestic CadualやTrap NationのようなYouTubeに基点を置いてインディーズアーティストを扱う新たな音楽メディアが現れ、日本でも去年luteがlute musicというサブミッション・メディアを始めました。そこでタワーレコードとしても新人〜中堅のアーティストに焦点があたるようなサブミッション・メディアが出来ないかということで、社内に提案をしたんです。
最初に発案したのが去年の9、10月あたりで、本格的に楽曲を集めたりアーティストと交渉を始めたのが12月下旬から1月上旬あたり。そこから3、4か月で楽曲を集めて、今も楽曲を集めている最中です。
見せ方には一番注力しました。「ドアーズ」というメディア名である通り、扉を開いてほしいということで、色々な音楽のジャンルのチャンネルを作り、各ジャンルに分かれたアイコンが「扉」になっていて、そのアイコンを押すとその先には色々な音楽が待っているという設計になっています。
メディア名は色々な候補が上がったんですが、一番しっくり来たのがこの「ドアーズ」で。色々な音楽のジャンルにも当てはまるし、音楽以外にも広げられるし、メディア名としての汎用性が高いということで、この名前に決定しました。
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