闘病を応援する気持ちが届きますように…岡村孝子まとめ

闘病を応援する気持ちが届きますように…岡村孝子まとめ

闘病を応援する気持ちが届きますよう
に…岡村孝子まとめ

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あみん」とソロ、二つの顔を持つ岡村孝子
岡村孝子は37年前の大学生時代に、友人の加藤晴子とフォーク・デュオ「あみん」でデビューしました。
デビュー曲「待つわ」はミリオンセラーとなり、現役女子大生デュオ「あみん」の活躍は社会の注目の的でした。
岡村孝子と加藤晴子の二人の飾らない人柄やお互いを想いあう友情が、テレビ画面からも伝わり、美しい透き通った声同士が奏でるハーモニーが、日本中の多くの人を癒しました。
その後、一度「あみん」としてのは活動休止に至ります。
その後、岡村孝子はソロデビュー。
楽曲「はぐれそうな天使」を披露したところ一気に人気に火がつきます。
多くの楽曲を発表しています。
中でも、「夢をあきらめないで」は中学校の音楽教科書にも採用されました。
この楽曲で描かれた夢を追い、未来を強く信じる歌詞の内容・物語が、幅広い層から共感を得て、支持された証でしょう!
今回の特集では、女子大生デュオとして注目を浴びた「あみん」時代の楽曲と、ソロ岡村孝子としての楽曲を一気にご紹介していきます!
三角関係の平和的解決法「待つわ」
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なんと切ない歌詞なのでしょうか…。
主人公は、好きな彼と「行ったり来たり」ですれ違ってしまうわけです。
それでも、彼が自分の手の届くところまでじっと待つ。
一緒に幸せになれることを夢見ながら…。
切ないですね。
ちなみに、この楽曲「待つわ」が発表された当初、「他の誰かにふられるまで、あなたを待つ」。
この部分の歌詞が注目されました。
「他の誰かにふられるのを待つ」つまりは、相手の不幸を待つことになるんじゃないか?と解釈されたわけです。
しかし、本当にそうでしょうか?
ちょっと視点を変えてみましょう。
例えば、今の時代だとこんな人も居ます。
自分が片思い中の彼が、他の女性と恋愛関係になったとたんに態度を豹変させ、彼の悪口を周囲に言いふらすなんて人もいますよね。笑
「彼を愛していたはずでしょ?そんなことどうしてできるの?なんで?」と真顔で訊きたくなるようなことを平気でする人も世の中には居ます。笑
さらに、怖いことに自分が好意を寄せている彼の心を射止めた女性に対して、深い憎しみを炸裂させ、様々な嫌がらせをしたり、彼と関係のある友人らに悪い印象を持たせるべくあることないことをでっちあげて、言いふらす人もいます。
彼が誰かにふられるのを待つことより、こういった行動の方が、よっぽど彼を不幸にしてしまっていますよね。
少なくとも、「待つ」ことは、誰のことも攻撃していません。
ある意味、三角関係を平和的に解決する手段ですよね。
「かわいいふりして」と揶揄されたとしても、平和に愛する人を思う一途な想い。
素敵な物語だと言わざるを得ません。
宇宙のように広くて深い愛 「SOLEIL(ソレイユ)」
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歌の主人公は「星の距離」で、愛する彼を見守っています。
「ふと」見上げた時に心を照らす、そんな「ささやかな」存在でいることを望んでいます。
これは、よほど相手を深く愛していないと出来ないことだと思うのです。
どうしても「彼のそばにいたい」「彼を感じていたい」。
そうすることによって幸せを感じるのが恋愛だからです。
歌の主人公は、なぜ彼のそばにいなくても良いのでしょうか?
もう少し歌詞を見ていきましょう。
彼は何か「終わらない」ほどの大きな痛みを抱えているのですね。
それなら尚、「そばにいてあげたい」「寄り添いたい」「支えてあげたい」と思いますし、力になって役に立ちたいですよね。
主人公は、どうして「星の距離」で良いのでしょうか?
私は、この部分をこんな風に考察してみました。
「おそらく、彼がそれを望んでいない。
だから、星の距離で良いと思った」と…。
彼は、「終わらない」ほどの大きな痛みや悲しさに押しつぶされそうになりながらも、一人で耐えることを選んでいる。
一人で乗り越えることによって、それを自信に変えていきたいと考えるタイプだから。
または、主人公のことを深く愛していて、弱いところを見せるのがカッコ悪いと思っているから。
いずれにしても、主人公に対しては「そっとしておいて欲しい」と願っているのでしょう。
このようなときに相手の願いを受け入れて「そっとしておいてあげる」ことは、意外と難しいですよね。
人間には誰にでもエゴがあります。
彼が痛みや悲しみを感じているときに、側にいてあげて、役に立つことによって、自分も満たされたい。
満足したい。
自分を役に立つ彼女だと認めて欲しい。
そのような気持ちは誰にだってあります。
彼がそれを望んでいるときは美しい気持ちだけれど、彼がそれを望んでいないときはエゴになってしまいます。
そのエゴを抑えて、「星の距離」で見守ることの難しさ。
宇宙のように広くて深い愛情と、強い精神力、意志の力がないとできないですよね。
主人公は彼のために、あえて「ささやかな存在」になっています。
深いですね。笑
こんな素敵な想いを、ゆったりとしたメロディにも癒されながら、ぜひ感じてみてくださいね。
最高の応援歌「夢をあきらめないで」
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岡村孝子の元夫の石井浩郎参院議員は、プロ野球選手時代に急性肝炎で闘病中だったときに、「夢をあきらめないで」を何度も聴いて、病に打ち勝つことができたと話しています。
それが二人が出会うきっかけだったのですね。
また、2005年の映画「逆境ナイン」の主題歌も「夢をあきらめないで」です。
「逆境ナイン」は弱小高校野球部が、逆境を乗り越えながら甲子園を目指すコメディなので、「夢をあきらめないで」は誰をも勇気づける応援歌なのですね。
「あなた」のすべてを肯定しているので、安心感をもたらしてくれています。
このあたりが最高の応援歌になっている理由なのかもしれません。
闘病を応援する気持ちが届きますように
東京のタワーレコード新宿店と、大阪のディスクピア日本橋店では、岡村孝子を応援するメッセージを書き込めるノートを期間限定で置かれています。
タワーレコード新宿店では、ノートにぎっしりと応援メッセージが書き込まれ、ノートの置いてあるテーブルにはファンからの折り鶴が飾られていました。
その一角だけが、陽だまりのような温かな雰囲気に包まれていて、岡村孝子らしさにあふれていました。
たくさんの人が岡村孝子の歌に励まされ、背中を押されてきました。
そして今、たくさんの人が、岡村孝子の闘病を応援しています。
応援メッセージを書き込めるノートの置いてあるCD店は全国に2か所しかなく、行けない人の方がはるかに多い。
行けない人たちの分も含めた応援の気持ちが届きますように。
一日も早いご快癒を心から祈っています。

TEXT 三田綾子

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