【インタビュー】現在の首振りDolls
とニューアルバム『アリス』の関係

5月22日に待望のニューアルバム『アリス』をリリースした首振りDolls。音楽雑誌やWEBメディアが大きく彼らを取り上げ、現在渋谷のスクランブル交差点では大々的にスポットが打たれているほど、今、首振りDollsに注目が集まっている。

恒例となったマンスリーインタビュー第4弾では、リリースしたてのニューアルバムの制作秘話を訊きながら、大きく進化した魅せ方やアートワークについて紐解いてみることにした。【現在の首振りDollsとニューアルバム『アリス』の関係】とは?
▲ショーン・ホラーショー(Ba)

――5月22日にリリースされたアルバム『アリス』は、ショーン(Ba)が加入して新体制初となる作品だけど、音はもちろんのこと、アートワーク面や印象が一新したよね。アー写(公式のアーティスト写真)やMVも含め、より今の首振りDollsが放つ音とリンクするものとなったと感じるけど。

ナオ:そう。今までのどろどろした世界観も少し残しつつも、そこを脱ぎ捨てて新しい自分達になっていこうかなって思ったのもあるし、メンバーが変わったこのタイミングに、アー写もMVも白バックで撮ったというのは、今、俺達まっさらな状態なのかなって思うから、まさに、今のバンドの状態を象徴するような魅せ方ができてるんじゃないかなとは思いますよね。

――なるほどね。B級映画的なイメージを基盤としていたこれまでのアートワークは、昭和歌謡的な歌モノも多くみられた初期の首振りDollsにはとても似合っていたと思うけど、その頃から首振りDollsの真髄となるロックンロールやパンクやハードロック色を色濃く感じる硬派なバンドサウンドもど真ん中にあった訳で。なかなか魅せ方が難しいバンドではあるよね。振り幅が広いだけに。

ナオ:そうね、首振りDollsって本当に振り幅が広いから、魅せ方難しいと思う。

ジョニー:たしかにね。今までは、魅せ方的なところは、正直そんなに大して意識してなかったというか。各々好き勝手にやってた感じだったから。ナオちゃんは昔から着物着たりしてたし、俺はスーツ着たりしてたし。そんなこだわりはなかった。

――見た目的なとことか、衣装にもそこまでのこだわりはなかった感じなの?

ジョニー:そう。こだわりは特にないんやけど、でもまぁ、各々のロックは意識してたっていうのかな(笑)。

ナオ:そう。バンドとして共通の意識みたいなのは実は特になくて、それぞれがやりたいことやってるって感じやったね。

ジョニー:うん。別に決めごととか全くないし、好きに各々やったら、そういうイメージが付いたっていうか。

ナオ:だって、最初ジョニーに服借りてライヴやったりしてたからね(笑)。

ジョニー:あ、そうそう(笑)。最初は全員俺の服着てた。

ナオ:そうそう。当時は、それはそれで統一感あったかな。

――それはそうだね(笑)。ジョニーの服だから統一感あっただろうね。でも、何でジョニーの服だったの?

ナオ:ジョニーがいっぱい服持ってたのよね。

ジョニー:うん。俺ん家でファッションショーとか、メイクの練習したりしてましたよ(笑)。当時のベースがメイクするのを嫌がっていたのもあったから、“似合う似合う! 清志郎や!”って言ったりして(笑)。

ナオ:あははは。お互いにね(笑)。“いいじゃんいいじゃん!”とかおだて合いながら(笑)。

――「ティーンネイジャーアンドロックンロール」(『アリス』収録曲)、の世界だね(笑)。なんか、夢があっていい。キュンとする話だよ(笑)。今回のアルバムの『アリス』の意味の中には、“アリス・クーパーみたいな音像のミックス”という意味でのアリス・クーパー的要素も含まれている訳だけど、初期の頃のメイクもアリス・クーパーからきてたりしてたもんね?

ナオ:そうなのそうなの。アリス・クーパーのオマージュ。俺はね、首振りDollsの前にやってたバンドのときから、バンド内で唯一俺だけメイクしてたし。俺の中でロックをやる上でメイクは必然だったから。

ジョニー:うん。最初のライヴからメイクはしようと思ってて。これが普通って思ってたから。

――ショーンもでしょ?

ショーン:してましたね。普通に。普通にメイクしてました。

ナオ:ショーンくんも前のバンド内で唯一メイクしてたもんね(笑)。

――みんなそれぞれどこからの影響なの?
▲ジョニー・ダイアモンド(G, Vo)

ジョニー:俺はハードロックからの影響もあるんだけど、最初は小倉の先輩ですね。俺が影響受けたメイクは。Tシャツジーパンが一番ダサいって教え込まれてきたから(笑)。

――なるほどなるほど、ステージに上がる者としての嗜みだと。

ジョニー:そうそう。

ナオ:俺はもうスターリンの遠藤ミチロウさんがメイクしてたのをずっと真似してたから。だからバンドはメイクするもんだ、みたいなのが最初からあんの。ミチロウさんを好きになったのは両親の影響。

――そうね、ナオは英才教育だったね(笑)。ショーンは?

ショーン:何か俺も気付いたらしてたんですよね。何でだろう…? 

ナオ:物心付いた時から?

ショーン:そう(笑)。物心ついたら…何か目の周りを黒く塗るのが勝手に染み付いてたというか。カッコイイなぁって。ホラーテイストが多分好きなんでしょうね。ホラー映画とかのあの感じからだと思います。たぶん、『アダムス・ファミリー』とか。

――あぁ〜。

ナオ:居そうやもんね! ショーンくん、アダムスファミリーの中に!

ショーン:アダムスファミリーの雰囲気、すごく好きなんですよね。

――納得(笑)。ジョニーの服を衣装にしていたという、その衣装というのは?

ジョニー:主に古着とか婦人服(笑)。ハタチくらいからずっと古着屋さんの婦人服コーナーに行って、バブル時代のおばちゃんが着とるようなヒラヒラのやつを、500円くらいのを買い漁って来てたんですよ(笑)。めっちゃ家にあった。

ナオ:俺も婦人服売り場よく行ってたなぁ。最近はドラム叩きすぎて上半身がちょっとゴツくなっちゃって合わなくなっちゃったけど、昔は婦人服売り場で服買ってた。

――でも、昭和初期くらいのヒラヒラなコッテリとしたデザインの婦人服って、結構ロックだったりするんだよね(笑)。分かる(笑)。ちょっとグラムロック風というか。

ジョニー:そうそう。もうだって、New York Dollsとかもモロにその婦人服の500円くらいのやつっぽいからね(笑)。

――これやん! みたいなね(笑)。

ジョニー:そう。うまいことやれる(笑)。

――思い返せば、ナオもショーンも初めて会ったときに着てた柄シャツ、婦人服屋で買ったって言ってたね。

ショーン:あははは。そうですそうです。結構リンクしてるんですよ、ロックとおばちゃん服って(笑)。

ナオ:そうね。結構ロックな感じなのあんのよ、おばちゃんの服屋さんって(笑)。柄が派手なんよね。でも、花柄もいい花柄と悪い花柄があるんやけどね。ロックな花柄とロックじゃない花柄みたいな。これはおばちゃん用、これはおばちゃんじゃなくてもイケる用、みたいな。

――分かるなぁ(笑)。ジャパメタ世代の私たちなんかは、網タイツの股のとこ破って被って、足の部分に手を入れて袖にして、つま先を破いて指を出して、その上からおばちゃん服着て衣装にしてたりしたっていう(笑)。

ジョニー:へぇ〜(笑)。昔からそうなんやね(笑)。ウチらは、よくマンガ倉庫に行ってた。

――マンガ倉庫?

ジョニー:そう。小倉と言えばマンガ倉庫。

ナオ:めちゃくちゃデカイ、リサイクルショップみたいな古着屋さん。

――あぁ、よく海外にあるよね。

ジョニー:そうっすそうっす。

ナオ:古着がエゲツないほど売ってて。そこに良く買い物に行って。そこで首振りDollsの衣装揃えてた。俺、マリリン・マンソンとかも好きだったからね。Jack Off Jillっていうマンソンがプロデュースした女の子のバンドもすごく好きだし。ホラーの雰囲気っていうか、あんなのもすごく好きだったからやりたかったんですよね。ゴシックになるのかな。

ショーン:僕も元Slipknotのジョーイ(ジョーイ・ジョーディソン)がやってたMURDERDOLLSっていうバンドがすごい好きだったんですよ。

ナオ:MURDERDOLLSはあれゴシックやけど、ギターがロックンロールよね。

ショーン:そうだね。すごいポップで。

ナオ:ジョニーっぽいよ、ギターが。
――そういう意味では、3人ともルーツが違うようで重なる部分はあるというね。そこがまた面白かったりするのかな。

ナオ:そう。首振りDolls全員ルーツがどこですかって話してたら、みんな別々のこと言うんだけど、共通言語がちゃんとあるんですよね。みんな同じバンドを結構聴いてるんですよ、ずっと。だから、曲を作ってても、言うとすぐ伝わるから、いろいろと作業が早いんですよ。

――そうだね。

ナオ:曲に対しては、出来たものをとにかくやってみるって感じだからね。こんなのできた、よしやろう!みたいな。

――じゃあ、最初から方向性を話し合うとかはなかったんだ?

ジョニー:ない。例えば、突然ラップ調のやつができたとしても、とりあえず一回持って行って聴かせるからね。一回、いかがでしょうか? って。

ナオ:で、一回やってみる。だから、ラップでもやるよ。

ジョニー:なんなら、俺いつかやりたいよラップ。実はやりたいと思ってる。

ショーン:やりましょう! Beastie Boys!

ナオ:Beastie Boysやろう!

ジョニー:3MCで行こう!

ショーン:3MC(笑)!?

ナオ:いいね! 3MC! 3人ともわりと声高いからパート分け大変やね(笑)。

――いいかもいいかも(笑)。そういう意味では全然抵抗はないんだね、いろんなジャンルを首振りDollsの中に取り込むということに。

ジョニー:ないない。俺Beastie Boysとかめっちゃ好きやし。

――ショーンも?

ショーン:そう。前の前のバンドはBeastie Boysっぽいバンドやってたんですよ。

ジョニー:Beastie Boysって元々パンクバンドやん。ハードコアバンドから始まっとるし。一回バンド時期に戻ったけどね。

ショーン:戻りましたね。あの、ちょっとダサめな感じがたまらなくカッコ良かったんですよね(笑)。

ジョニー:そうそう(笑)。俺もあの時代好き。

ショーン:やっぱりあのバンドの音で、あのラップがカッコいいんですよね。ゆるいラップをのせるのが。そういうバンドになりたかった。あんなバンドになりたい!っていうバンドをやってました(笑)。そこが原点だったりしますね。

――ナオも抵抗はないんだ?

ナオ:全然。

ジョニー:ストーンズが黒人のシンガーとか入れてやったりしたじゃないですか。将来はあんなのもやりたい。サックスとかも入れて。
▲ナオ(Vo)

ナオ:カッコよかったり面白かったりすれば、何でもいい。いままで首振りDollsとしてやってて、これじゃないなって思ったこと今まであんまないかもね。一番最初の頃に、あの、「鏡地獄」っていう曲が出来たときにメンバーに聴かせたら、最初ボツになったんですよ。メンバーに“またその感じ?”みたいに言われて。当時、俺が持ってくる曲がそんな感じの曲ばっかだったってのもあって。自分の中では、この曲いいんやけどな…ってのがあったから、諦めきれなくてもう一回持ってってやってみたらすごく良くて。で、「鏡地獄」はやるようになったの。

――「鏡地獄」なんて、首振りDollsの代表曲だもんね。

ナオ:そう。リードトラックみたいな感じになったからね。だから、そのときのこともあって、バンド内で、頭ごなしにやらないっていう選択肢がなくなったような気がする。まずは、何でもやってみるような感じになっていったのかもしれない。

――「鏡地獄」ができたくらいの時代って、他にはどの曲が?

ナオ:「ニセモノ」とか「籠の鳥」とか「タイムマシーン」「ロックンロール」とかかな。

ジョニー:最初の最初よ。

――首振りDollsになって最初に出来た曲が「ニセモノ」って言ってたもんね。

ナオ:そう。その頃に一気にできた曲たち。「鏡地獄」とか「被害妄想」とか。あと「首輪」「嫌ダ!!」もあったかな。たしかに、こうやって上げてみると、このラインナップ見ると、このラインナップの中に「鏡地獄」が来ると、またその感じ? って思う気持ちも分からんでもない。

ジョニー:まぁね。展開的にパターンが似ていたりしたから、ちょっと変えたのかな。何かアレンジしたよね?

ナオ:したね。何か変えたと思う。

ジョニー:転調といか、ずっとEやったのをたぶん、Amを入れたとかだったかな。

――ちょっとしたアレンジを加えたことで随分印象が変化したんだね。

ナオ:メロ自体はできてたからね。

――ショーンは首振りDollsに加入する前から、首振りの音をカッコイイと思っていたって言っていたけど、どの辺りの楽曲が好きだったの?

ショーン:最初はピンポイントにこの曲が好きという感じではなく、ライヴパフォーマンスでしたね。

ナオ:あ、でも、首振りDollsってそういうバンドだと思う。

――たしかに、私自身も最初にライヴ観て、おっ! って思ったからね。キングレコードのアーティスト担当もそう言ってた。惹きつけられるというか。

ナオ:うん。そう言ってもらえるの。ライヴで見て、なんかよくわかんないけど面白かったな、から入ってくる人が多いらしい。

ショーン:まさにそんな感じだった。曲で、あ、カッコいい、好きだ! って思い出したのは「ピンクの実」とか「金輪罪」だったかな。

ナオ:おぉ。あの頃かぁ。

ショーン:当時、「ピンクの実」とか「金輪罪」をライヴで1曲目にやったりしてたよね?

ナオ:してたしてた!

ジョニー:あぁ、やりよったやりよった!

ショーン:それで、おぉっ! てなって。インパクトがすごかった。

ナオ:今聴くと「金輪罪」とかめちゃくちゃアングラ感のある曲だけど、俺、あの当時はめちゃくちゃメジャーな曲のつもりで書いてるからね。「ピンクの実」も全然オーバーグラウンドのつもりで作ったから。感覚的に多分ちょっと狂ってたんですよね、たぶん(笑)。

ショーン:めっちゃ良かったんですよね、あの始まりとか。

――たしかに「ピンクの実」はアンダーグラウンド寄りだね。

ナオ:暗い感じがするっていう印象だと思うんだけど、俺からしたらもう、最大限の笑顔で接したくらいの(笑)。

――それは、今作『アリス』のリード曲でもある「黒い太陽」もそうなんじゃない? 首振りDolls的にはショーンが加入して初めて挑戦するリズムの楽曲で、首振りDollsとしては、フェスでタオル振ってるくらい振り切った明るさと勢いを持った曲だけど、普段ポップスを聞き慣れている人からしたら、アングラ寄りに聴こえなくもないという。

ナオ:そうね。そういう意味では首振りDollsの基盤は変わってないかもね。「黒い太陽」もねぇ、俺の中ではどメジャーで、めっちゃ売れるだろうコレ! ぐらいの気持ちでやってるけど、聴く人っていうか、一般的にはアングラ寄りなのかしら? みたいなね(笑)。

ジョニー:「ピンクの太陽」とかにしとったら良かったんかな?

ナオ:あ〜、タイトルをね(笑)。そういう問題!?

ショーン:また全然イメージ変わってくるっていうか(笑)。

――たしかに(笑)。ショーンは「ピンクの実」や「金輪罪」をアングラだと感じた?

ショーン:いや、そこまで感じてないですね。その2曲が出来る前までは、「タイムマシーン」が好きでしたけどね。

――「ピンクの実」や「金輪罪」は昭和歌謡テイストを含む肌触りがあるけど、「タイムマシーン」はかなり明るいメジャー感あるロックンロールだもんね。全く違う。

ナオ:そうね。「タイムマシーン」好きな人めちゃくちゃ多いの。

――ジョニー曲だね。

ジョニー:うん。俺もすごく好きやけど、未完のまま形になった感があるから。

――未完成? 何で?

ジョニー:なんだろうね? なんか完成されてない、自分の中で。

ショーン:え、そうなの!? じゃあ完全版作りますか!

ジョニー:おっ、作ろうか! アンサーソング作ろか!

ショーン:「タイムマシーン2019」。

ジョニー:「ロード」みたいにね(笑)。でも、あの曲は、あの感じがいいんでしょうね。狙って作れないから、ああいうのは。

――そうだね。衝動だね。昭和歌謡テイストを含む楽曲はナオ曲だけど、ジョニーの中にはそういう要素はあるの?

ジョニー:嫌いじゃないけど、俺はそんなに詳しくはない。だから、ナオちゃんが作ってくるのを聴いて、おもろいなぁって思うし、いいんじゃない? みたいな感じ。

ナオ:なんか、たぶん「ピンクの実」のメロディとか「金輪罪」のメロディってやる人がやったらヴィジュアル系っぽくなると思うんですよね。首振りDollsのコピーバンドがいたんだけど俺達のイメージと違う! みたいな(笑)、ヴィジュアル系っぽくなっててびっくりして。そのとき、改めてジョニーのギターの個性を知ったというか。俺が作ったものがそっちに偏らないのは、ジョニーのギターなのかなって思ったんだよね。ジョニーのギターが、首振りDollsがロックンロールたる所以。そこにどれだけ面白い要素を入れていけるかなんだと思う。俺の歌だったり、ドラムだったり、ベースだったりが、どこまで持っていけるかが、もしかしたら勝負どころなのかもしれない。ジョニーの感じは変えたらいかんと思う。

ジョニー:まぁ変わらんけどね。なんでもウェルカムだけど、“俺こんなギターは弾かんよ”っていうのはある。弾けませんよ、みたいな。ポール・リード・スミスのギターに、めちゃめちゃハイゲインのデジタルアンプとか使って出すいかにもな音は出せない。なんか、永遠にサスティンが伸びるやつとか(笑)。ズンズン系は、MOTORHEADのズンズン系とかはOK。

ナオ:MOTORHEADのズンズンは、ズンズンやけどロックンロールやからね。

ジョニー:あれはマーシャルだから!

ショーン:KORNとかLimp Bizkitは?

ジョニー:あぁ、あそこまで重たいのは……。俺ダウンチューニングみたいなのはねぇ。

ナオ:ジョニー、ダウンチューニング嫌がるよね(笑)。

ジョニー:やるなら、KISSとか、AC/DCみたいな感じかな。最初から最後まで全部半音下げ。それやったらいいかな。

――なるほどね。すごくギタリストとしてのジョニーが浮き彫りになった話になったね。バンドって、この時期、この時期って、時期ごとに変化があったりするけど、そういう意味では首振りDollsってあんまり変化がなかったりするの?ショーンが入ってからの第2章からはガッと変わっているけど。

ジョニー:いや、なんだかんだ変化はあったんやない? ちょっとずつ。

ナオ:うん。あったと思う。最初はもう、本当俺がガレージが大好きだから、完全にガレージっぽい感じだったよね? ガレージ色強い。その後のシングル4枚で、あれどういう変化なのかな? 変わってないとこは変わってないんだけど、なんかちょっと変わったみたいな。

ジョニー:うん。でも、やっぱりガレージっぽさはあったと思う。バラードとかも作り出したもんね。やれるようになったというか。

――首振りDollsの番最初のバラードって何?

ジョニー:「渇いた雨」じゃない?

ナオ:そう。「渇いた雨」。ジョニーにAerosmithの「クライン」みたいなロックバラードを作ろうって言われて。「クライン」みたいな感じか〜って思って俺が考えてて、なんか出来ちゃったのが「渇いた雨」。

ショーン:そうなの!?

ナオ:そうそう(笑)。どちらかというとサンハウスの「スーツケース・ブルース」な雰囲気だね。

――ショーンはバラードは作ったりしないの?

ショーン:バラードバラードしたやつは作んないですけど……、優しい曲は作ります。美メロというか……。

――『アリス』収録曲のショーン曲は、リズミックな楽曲が多かったから、いつかそういう側面のショーン曲も聴いてみたいな。優しい曲調の首振りDollsの曲といえば?

ジョニー:いっぱいあるよ。

ナオ:今回のアルバムでいったら「BROWN SUGAR」とかそうじゃない?  ジャケットを描いてくれたカネコアツシさんが、「BROWN SUGAR」はすごく切ないねって言ってくれたの。“お迎えに来たよ、笑って泣いて”っていう歌詞がすごく印象的だったって。子供の頃の心情みたいなイメージなの? って。何か保育園とか幼稚園とかに行ってる子供の目線なのかと思ってたって言われたの。子供の頃の、すごく寂しい気持ちなんだろうなと勝手に思ってたって。

――カネコさんは、今回のアルバムのジャケットのアートワークを手掛けて下さったからね。

ショーン:そうなんです。ジャケットには今回のアルバムの歌詞やタイトルとリンクさせてくださっていて。

ナオ:そう。私もカネコさんの作品からセリフを引用したり、場面を切り取って歌詞にしたりしたんだけど、カネコさんもすごく歌詞を読み込んで下さって。「BROWN SUGAR」の歌詞のことも、カネコさんなりにすごく深く分析してくれたんですよね。カネコさんの「BROWN SUGAR」の感想を聞いて、子供を育てたことがある人は、そんな風に感じるのかもしれないなって思ったんですよね。

――なるほどね。でも、たしかに「BROWN SUGAR」は郷愁感があるというか。私も自分が子供だった頃の景色を思い出しながら聴いたからね。あったかくてすごく優しい曲。

ナオ:それすごく嬉しい。聴いてくれる人が思い浮かべてくれる景色があるって素敵なことだからね。でも、俺の中で「BROWN SUGAR」は、大学生だった頃のことを描いた曲なの。俺公園の隣に住んでて、ちょっと出たらすごいトラックとか走ってる通りで。当時すごく落ち込んだ時期とかもあって、当時は朝から夕方までの仕事をしてたりとかしてたんで、バイク乗って川沿い走って帰るんですけど、空がめっちゃ綺麗にクリーム色になるんですよ。九州ってあの、黄砂とかすごいから、光がこうパーってなって、普通の夕焼けと違う時あるんですよね。なんかその夕焼け空がお迎えに来た感じがしてたというか。

――いい曲だよね。ロックンロールバンドがこういう優しいバラードをサラッとやっちゃうのも首振りDollsの良さだったりするんだろうね。

ナオ:うん。俺ね、今回のアルバムの中で一番聴き入っちゃう曲だったりするんだよね、「BROWN SUGAR」って。

ショーン:いい曲ですよね。すごく優しくていい曲。

ナオ:1枚目のアルバムだったら「月のおまじない」とかもそうだし。

ジョニー:「冷たい涙」とかも優しいんじゃない?

――「冷たい涙」はまたあれ名曲だよね。

ナオ:「冷たい涙」が出来たとき、ジョニー興奮しとったよね。

ジョニー:うん(笑)。俺、これだ! って思った。絶対売れる! と思ったもん(笑)。

ナオ:シングルにしか入ってない曲だから、知らない人の方が多いと思うけど、あれは本当に名曲だと思う。歌詞もジョニーが書いてきて。

ジョニー:でも結果、1番のAメロだけ俺。あとはナオちゃんが書いてくれた。

ーー"探しものが見つからないわ、この先もずっと"って歌詞がすごく残った歌詞だった。

ナオ:そこ俺か。

ジョニー:そう。1番だけどそこはナオちゃん。

ナオ:ジョニーがサビのメロディとサビの歌詞だけ持ってきたんよね、たしか。

ジョニー:Aメロはどうしたらいいか分からないから、お願いしたい! ってお願いして書いてもらった。

ナオ:これはね、よくジョニーがやるの(笑)。今回のアルバムで言ったら、「lazy」とかで、ちょっと思い浮かばんってなったらポンって投げてくるから(笑)。わりとそこから受け取って書くっていうのが得意になったというか(笑)。ジョニー的に「lazy」は意図した形になったの?

ジョニー:満足。良い。OK!みたいな(笑)。「lazy」はもう全然本当にいい感じ!

――なるほどね(笑)。やっぱり早くショーンのバラード曲聴いてみたいね。

ショーン:優しい曲調っていうのがスーパーファミコンとかで、隠れた名曲というか、ドラクエやFFではない、隠れた名作と言われてるゲームのBGMみたいな曲を作ることが多いですね。

――ショーンは、映像から曲がつくられていくことが多いんだね。

ショーン:たしかにそうかもですね。イメージというか、インスピレーションが大事かもしれない。

ジョニー:あぁ。なんかそれ俺と違う。俺、そういう作り方したことないなぁ。面白いなぁ。やってみよう。

――ジョニーはどっから始まるの? リフ? サビ?

ジョニー:いや、散歩。

――散歩!?

ジョニー:そう。散歩しながら作る。

――へぇ〜! ギターも持たず?

ジョニー:そう。まず何も持たないっす。ギターも持たない。頭の中から。歌詞とメロディ同時に考える派です。

ナオ:“冷たい雪があなたのまつげの先に触れて真冬なのに…(「冷たい涙」より)”も?

ジョニー:そうそうそう。あれも、職場から帰ってくる家の間にできたからね。

――すごいよ!

ジョニー:すごいでしょ! ポール・マッカートニーか俺は!って思った。俺、すげえ! って思いながら(笑)。なんて素敵な曲と歌詞が生まれてしまったんだ! って。

ナオ:“真冬なのに溶けて頬を伝う…(「冷たい涙」より)”

ジョニー:そう、涙! 我ながらでかしたー!って思いながら。

ナオ:“あなたがついたため息〜…(「冷たい涙」より)”

ジョニー:へ? 忘れた(笑)?

ショーン:あはははは。忘れた(笑)。

ナオ:いい話だったのに、歌詞忘れちゃった(笑)。

一同:(爆笑)

ジョニー:「ティーンネイジャーアンドロックンロール」はサビだけはもうスコーン! ってきたけど、それ以外はそんなに…。「星くずのメロディ」は、結構悩んだからな…。

――「星くずのメロディ」なんて、ジョニーそのものなのに!

ジョニー:うん。サビだけはずっとあったんですけど。そこからなかなか出てこなくてすっごい悩んだ。

ナオ:迷ってたよね、ジョニーね。

ジョニー:うん。迷ってた。なにが正解か分からなくなって。そうそう、大分変わったよね。

ナオ:そう。結果いろんなアレンジがある。作ったけど、結局今の完成形に落ち着いて。いろいろと試したもんね。

ジョニー:そう! サビも全然違ったもん。サビもコードも変わったし。

ナオ:速さも変わった。

ジョニー:そう。実はいろいろとやってるんすよ。

ナオ:ポッと出来ましたってインタビューでは言ってるけど、振り返ると、ちゃんといろいろやってるわ(笑)。ちゃんと振り返ると(笑)。

ショーン:あはははは。やってるやってる(笑)。

――でも、その散歩作曲の話の続きだけど、人間って書いておかないと忘れちゃうじゃない?

ジョニー:そうそう。忘れたやつは俺の中でボツになる。よくないってことだなって。覚えてるやつは名曲やって思ってるから。だから、基本あんまり録らない。

ナオ:俺すぐ録る。

ジョニー:まぁなんか酔っ払っとるときとかは、忘れるからって録ったりするけど、次の日聴いたらなんじゃこれ? みたいな(笑)。寝言? みたいな。

ナオ:分かる! わかるわかる!

――ショーンは、このイメージで作ろうみたいな、アニメのエンディングでお願いしまーすって依頼されたみたいな感じで書くの?

ショーン:依頼されたって感じではないかもしれないですけど…。

ジョニー:阿久悠みたいな。

ショーン:あははは。ん〜、依頼されて作るとまたちょっと、わかんないですね。また考え方変わっちゃうかもしれないですよね。なんか自分で作るときは、ふわっと浮かんたのが、ふわっと落ちてくる感じですかね。

――歌詞は?

ショーン:歌詞は、無いです。基本的に歌詞ないです。書けないです。書こうともあんま思わないです。苦手なんですよね、書くの。

ジョニー:矢沢永吉スタイルやな。

ショーン:出てくる名前がビックですね(笑)。でも、首振りDollsってすごく不思議だなって思うんですけど、ジョニーさんが書いてもナオくんが歌うとナオくんの歌になるんですよね。けど、「星くずのメロディ」なんかは、ナオくんの歌になってるんだけど、ちゃんとジョニーさんも感じられるっていうとこがすごいなって思ったんです。不思議だなって。

ナオ:最初にジョニーが作った曲が「タイムマシーン」だったんだけど、ジョニー、俺の作った曲に関しては俺がどんな風に歌おうが何も言わないけど、自分の曲のときはすげー言ってくるからね。「タイムマシーン」のときとか、“とにかく、ほんっとマジでめちゃめちゃ弱い、いじめられっ子みたいな感じで歌って!”、みたいに言ってきたもんね。

ジョニー:そうそうそう。死にかけの感じで! って言ったよね(笑)。そうそう。そういう歌い方してほしかった。

ナオ:だいたいオーダーでよくあるのが、なんかスライダースみたいな感じっていうのが多い。

ジョニー:あ、そうそう!

――THE STREET SLIDERS? HARRYみたいな感じってこと?

ジョニー:そうそうそうそう! HARRY。気怠い感じ!

ナオ:そのオーダーに答えようと思って、やろうとするんだけど、俺の中で一生懸命やるんだけど、結局、なってるんかな(笑)? 今回のアルバムの「星くずのメロディ」に関しては、エンジニアのKENさんが、俺がちょっとメロディを伸ばし気味に歌ってたら、“もっとブツブツ切った方がいいと思うよ”って言われて。試してみたらジョニーもそれがいいってなって。

ジョニー:そう。そこでやっと、自分が求めていたものが見えたというか。あぁいい感じ! って思えて。

ナオ:“ビブラートしちゃダメ!”って言われたの。

――KENさんの感覚ってすごいよね。

ナオ:本当にすごい。

――ショーンは自分の曲で、ボーカルにこういう風に歌ってほしいとかってあるの?

ショーン:メロディに関してはありますね。自分は、曲作る中で、メロディも一緒に作ってる気がします、だいたい。歌い方とかに関しては、基本的には任せます。

ナオ:えっとね、ショーンくんも結構言うよ(笑)。

――言うってよ(笑)!

ショーン:あれ(笑)? 

ナオ:あのね、「ホール」の“1・2・3でタタンタッ”ってあるんですけど、あそこがブレスがないんですよ、ほとんど。続けて歌うのがめちゃめちゃキツイんで、これ、たぶんこのまんまではライヴ出来ないと思うけどな〜みたいな感じで言ったんだけど、“いや。ここは、もうこれはこれで歌ってほしい!”って。言われたよ、俺(笑)。

ショーン:あははは(笑)。

ジョニー:揺るぎない信念がある。

ショーン:あったみたいですね、どうやら(笑)。

ナオ:うん(笑)。だから、そこだけは変えてほしくないんやなと思って、わかった! 頑張る! って言ってそれで歌ったもん。

ジョニー:そういうのは大事。

ショーン:言ってたんだなぁ〜。いや、でも、たしかに、あれはもうあれだったんですよ。そこは揺るぎなかったかもですね(笑)。

――言ってんじゃん(笑)。

ナオ:でも、それ以外はほとんど言われてないかな。何やってもいい感じって言ってくれるし。

ショーン:めっちゃナオくんの声も歌い方も好きなんですよ。

ジョニー:俺も。基本、ナオの曲とかはもう一切口出ししないしね。

ナオ:うん、無い。言われたことないね。

ジョニー:好きに歌ってくれたの聴いて、ほぉ〜、そう来たか! みたいな感じ(笑)。いいぞって。もっとやりって(笑)。

――今回KENさんが「INU」とかに関しては、“汚いオカマが黄昏てるみたいな雰囲気で歌って!”っていう指示を出していたでしょ。そういうのに関しては、どういう感じるの? あ、なるほどって感じ?

ジョニー:うん。そこKENさんのすごいとこだと思う、そういう感性というか。完成のイメージが分かっとるんやね。

ナオ:すごく具体的に分かりやすく言ってくれるの。“汚いオカマになって!”とか“もうちょっと感情だけで歌って”とか、逆に、“もう歌わないで!”とか言われる。

──あぁ〜。言われていたね。歌なのに、どういうことだろう? って思いながら聞いてたけど。

ナオ:そう。歌わないで!って難しい。やっぱどうしても歌っちゃうから、何回か歌わないのを意識して録って、どれが一番歌ってないかな? みたいに聴き比べてみたりして。KENさんの言うことは、時に意味わかんないくらい凄すぎるときがありますね。

――吐息ひとつにしてもね。

ナオ:そう。何回も録った。あぁもう、うん。細部をすごく気にしてくれるというか、すごい細かいところを大事にしてくれる。でも、意外と、こっちが気にする細かいところは気にしなくていいんだよって言ってくれたりもして。でも、確実に、そこにちゃんと神を宿してくれてるのかなって思う。細かいところまでね。

――ショーンはKENさんも含め今回レコーディングは初だったんだもんね。

ショーン:そう。初KENさんでした。初めて会った感想は、

ナオ:どんだけ甘い物好きなん? みたいな感じ(笑)?

ショーン:あははは。たしかに、甘いものめっちゃ食べてましたね(笑)!

ジョニー:KENさん、やっぱエンジニアらしいというか、やっぱこの弦楽器に対してトーンとか、ちょっとしたトーンの変化に気付くから、そこめっちゃ細かいっすね。さっきとトーン違くない? みたいなとこ、すごく気づいてくれて。ボリューム、トーン何か半分になってない? って。あ、本当だ! なっとった!みたいな。俺より先に気付くみたいな。

――すごいねぇ。耳がいいんだね。

ジョニー:そう。すごく耳がいい。うん。

ショーン:全然出てこないんですよね。すごかったなって思うんですけど、必死すぎて覚えてない(笑)。

――夢中だったんだね。

ショーン:あの、俺の悩みなんですけど……。

――いきなり人生相談!? 面白いからいいけど。聞こうか(笑)?

ナオ:あははは。聞いてあげて聞いてあげて!

ショーン:俺の悩みなんですけど……何か……。インタビュー本当苦手なんです。

――知らんがな(笑)。

一同:(爆笑)

ショーン:全然言葉が出てこないんですよ(切実)。

ナオ:大丈夫! 全然ちゃんと出来てるよ!

ショーン:(頭を抱えて)頭の回転がもう、だんだん遅くなってる…。

ジョニー:いや、ショーンは、たまにおもろい事言う、なんかキレッキレな事言うからね(笑)。

ショーン:普段の会話だといけるんですけど…。何ですか、かしこまっちゃうんですよ。これ(テレコ)が回ると喋れなくなる。

ジョニー:これ(テレコ)人形とかに入れとったらいいやん(笑)。

――あははは。じゃあ、今度からそうするね(笑)。今回は、『現在の首振りDollsとニューアルバム『アリス』の関係』ということで話してきて、最初の方でMVの話もしたけど、本日5月31日から、渋谷のスクランブル交差点で、15秒スポットが流れるとか。
ナオ:そうなんです! 15秒って短いから、どうやってみんなにその限られた時間で首振りDollsを知ってもらおうかと思ってすごく考えたの! それで、15秒の最初に叫ぼうと思って(笑)。叫びました!

ジョニー:MV撮影の最後で撮ったんだけど、いろいろ叫んでたよね(笑)。

ショーン:朝の5時くらいにね(笑)。

ナオ:そう。もうね、逆にハイテンション(笑)。

ジョニー:なんて叫びよったかね(笑)?

ナオ:いろいろ叫んだよ。“令和〜!”とか“参ります!”とか。でも、最初に考えたのは、“うんこ”だったの(笑)。小学生の間で『うんこドリル』が流行ってるから、小学生の音楽のバイブルになったらいいなと思って。一応、撮ったのよ(笑)。でも、レコード会社の人に、静かに“辞めてください”って言われて(笑)。

一同:(爆笑)!

ジョニー:そらそうでしょ(笑)。

ショーン:あははは。たしかに(笑)。

ナオ:そう? 行けると思ったんだけどぉ。ダメだったわ(笑)。

――行けると思ったんだけどね(笑)。

ナオ:ね〜(笑)。ということで。5月31日から一週間、渋谷のスクランブル交差点で流れますので、是非是非、見て下さい! ここで流れるのは、【注目!Ver.】です! WEBで公開するのは【ちょっと聞いて〜!Ver.】。みんな、『アリス』聴いて下さい!

取材・文◎武市尚子
■首振りDolls『アリス』

2019年5月22日発売
KICS-3800/¥2,700+税/KINGRECORDS
詳細:http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45515

<収録曲>
01.唐紅
02.カラリカラマワリ
03.PSYCHO CLUB
04.黒い太陽
05.産声
06.ティーネイジ~new dolls ver~
07.lazy
08.ホール
09.BROWN SUGAR
10.地獄に堕ちた野郎ども
11.INU
12.シャボン
13.星くずのメロディ
14.ティーンネイジャーアンドロックンロール
ジャケットのアートワークは、『デスコ』『BAMBi』『SOIL』という数々の人気作品を手掛け、最新作として手塚治虫の名作『どろろ』を大胆にアレンジした『サーチアンドデストロイ』が話題となっている人気漫画家のカネコアツシ氏。


■ライブ・イベント情報

2019年6月
6月1日(土)岡山DESPERADO
6月2日(日)名古屋MUSIC FARM
6月9日(日)仙台FLYING SON
6月11日(火)川崎Serbian Night
6月12日(水)渋谷Cyclone
6月14日(金)横浜BAYSIS
6月15日(土)千葉 稲毛K'sDREAM
6月21日(金)大阪梅田Zeela 【one-man】

2019年7月
7月15日(月祝)小倉FUSE
7月23日(火)川崎Serbian Night
7月24日(水)東京SHIBUYA REX
7月26日(金)名古屋クラブロックンロール 【one-man】
7月28日(日)京都磔磔 【one-man】

2019年8月
8月2日(金)福岡DRUM SON
8月4日(日)大阪Bigtwin Diner SHOVEL
8月5日(月)名古屋車道LINK
8月30日(金)新宿ロフト【one-man】

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