<KCON 2019 JAPAN>、過去最大規模
の来場者数を記録

5月17日(金)〜19(日)の3日間にわたり幕張メッセで世界最大級のK-Cultureコンベンション<KCON 2019 JAPAN>が開催され、歴代最大規模となる8万8000人の来場者数を記録した。

「CJ ENM」が2012年から毎年開催している世界最大級のK-Cultureコンベンション<KCON>では、華やかなK-POPコンサートをはじめ、ドラマ、映画、ビューティー、ファッション、食べ物など、韓国の様々なライフスタイル・コンテンツを海外のファンに披露してきた。これまで、北米、アジア、中東、ヨーロッパ、中南米、オセアニアなどで合計91万1000人の観客が<KCON>を訪れ、日本では2015年に初開催して以来、毎年成長を続けており、昨年は6万8000人の観客を動員。日本の累積観客数は、25万2500人に達している。

トピックの一つとして挙げたいのが、日本の10代の来場割合がこの2年間で4倍に増加したことだ。<KCON JAPAN>を訪れた10~20の世代は、2016年時点で全体の観客39%だったものの2018年には69%に増加しており、特に10代の来場者は過去2年間で4倍の規模に成長したという。なお2018年は、日本の47都道府県の内、島根県と鳥取県を除く45都道府県に住んでいる観客が<KCON>に参加したと集計されているとのこと。

今回の<KCON 2019 JAPAN>の人気は開催前から予想され、<KCON JAPAN>開催5周年を記念し東京・原宿と大阪・梅田地域に設けられたポップアップストアにも多くの人が集まり、SNS上では<KCON>を楽しみにしている人々の来店記念ショットが続いた。また、<KCON>のコンサートに行けなかった観客のために全国の89館の映画館スクリーンを通してK-POPアーティストたちの公演が観られるライブビューイングも実施され、同チケットも早々に売り切れようだ。

午前10時から18時まで進行されたコンベンションでは、ビューティー、音楽、フード、ファッションなど様々なK-Cultureをテーマにした236個のコンベンションブースと267個のプログラムが実施され過去最大規模を記録した。特に<KCON>で初披露となった「KCON GIRLS」に来場者の関心が集中したそう。この「KCON GIRLS」は、<KCON JAPAN>で主な観客層である女性層をターゲットに、人気ジャンルであるK-ビューティーやファッションをテーマにしたK-POPアーティストとコマースが結合されたコンベンションプログラムである。IZ*ONE、MOMOLANDなど韓国の人気ガールズグループや日本のAKB48メンバー、人気ビューティークリエイターが参加し、最新の韓国ビューティー&ファッションのトレンドやトークショー、ライブパフォーマンスなど多彩なイベントが行われた。IZ*ONEがモデルで活動中のコスメブランド「colorgramTOK」のブースを訪問した後には、現場販売分が即日完売したという。

また、俳優のチュウォン、ソ・ガンジュン、ヨ・ジング、コンミョン、イ・ジフン、イ・テファンなど韓流ドラマの話題の俳優たちが登場した「K-DRAMAファンミーティング」や、専門家と一緒にK-POPダンスを学ぶことができる「DANCE ALL DAY」、K-POPの評論家でもあり、韓流ファンにはおなじみの古家正亨の講演など、K-Cultureコンベンションの様々なプログラムが設けられた。 3日間で292人ものアーティストやパネラー、インフルエンサーらがコンベンションに参加したのであった。

そして、TWICE、IZ*ONE、MOMOLAND、MONSTA Xなど日本で人気のアーティストから、日本への進出を夢見るアーティスト28チームが、「M COUNTDOWN」のコンサートステージに登場。 1日券と3日券チケットは3月の前売りオープンと同時に全席売切れを記録し、日本国内でのK-POPの人気を決定づけた結果となった。

<KCON>を総括する「CJ ENM」シン・ヒョングァン音楽コンテンツ本部長は、「過去5年間、継続的に規模を拡大し、観客のニーズに合わせた<KCON JAPAN>を介して、日本国内での韓流がビューティー、ファッション、食文化など、「日常の韓流」として成長することができた」とし、「今年、日本人観客から反響が高かった「KCON GIRLS」の事例から、地元での人気韓流ジャンルを活かした<KCON>コンベンションプログラムのブランド化にて、各国での韓流拡大のため引き続き努力していきたい」とコメントしている。

6月には、マンハッタンにあるマディソンスクエアガーデンとジェイコブK・ジャヴィッツ・コンベンション・センターで<KCON 2019 NY>が開催される。続いて8月にLA、9月にはタイのバンコクにて、Kライフスタイルが世界の主流文化として位置づくことを目標に、北米や東南アジアでも継続して開催される予定だ。

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