10代のカリスマから本格シンガーへ ジャスティン・ビーバーの足跡

10代のカリスマから本格シンガーへ ジャスティン・ビーバーの足跡

10代のカリスマから本格シンガーへ
ジャスティン・ビーバーの足跡

デビューのきっかけはYouTube

1994年3月1日、カナダ・オンタリオ州生まれ。
小さいころから歌うのが好きだったジャスティン。デビューのきっかけは、12歳のころ母親が親戚に見せるために投稿したYouTube動画でした。複数のレーベルによる争奪戦の末に2009年にシングル『One Time』でデビュー!
1本の動画によってその後の人生が一変したジャスティンは、ユーチューバーの先駆者といえる存在です。
10代にもかかわらず完成されたジャスティンのパフォーマンスに、またたく間に世界中で人気が爆発します。これまでに発表された4枚のアルバムはすべて全米1位を獲得するなど、一気にスターダムを駆け上がっていきました。
ヴォーカリストとしての魅力
ジャスティンの魅力はシンガーとしての実力を抜きに語ることはできません。
YouTubeを通じて伝わるスキルの高さとエモーショナルな表現力はズバ抜けており、小さい頃からアッシャー(Usher)などを好んで聴いていたというだけあって、R&Bシンガーと並んでもその存在感は際立っています。
デビュー直後の無邪気な歌声ももちろんですが、声変わりを経て色気のある“オトナの男”に変貌!甘さとハスキーさのブレンド具合はいつ聴いてもゾクゾクさせられます。
Justin Bieber - No Pressure ft. Big Sean

お騒がせキャラとフックアップ力!
イケメンなルックスも手伝って一躍人気者となったジャスティン。破天荒な言動で周囲をふりまわすこともありますが、いざというときに男気のある一言を発するところはさすがです。
そんなジャスティンの才能のひとつがフックアップ力。ジャスティン自身、YouTubeがデビューのきっかけだったように、おもしろい人やモノを発見する天性の嗅覚を持っています。
ジャスティンの投稿からブレイクしたピコ太郎のほか、エド・シーラン(Ed Sheeran)やメジャー・レイザー(Major Lazer)とのコラボでヒット曲を連発!2017年にはスペイン語のレゲトンナンバー「デスパシート(Despacito)」に参加し、全米シングルチャート16週連続1位の特大ヒットに導きました。
Luis Fonsi, Daddy Yankee - Despacito (Remix) (Official Audio) ft. Justin Bieber

おすすめ曲を紹介!
ジャスティンに捨て曲はありません(断言)。
初々しいデビューアルバム『My World』から、豪華ゲストが参加したクリスマスアルバム『Under The Mistletoe』、シングルコンピレーション『Journals』で聴くことのできるしっとりとしたR&B、少年から大人への足跡を刻んだ3rdアルバム『Believe』まで、ジャスティンのヴォーカルマジックは今も上昇曲線を描いています。
ここでは“現在の”ジャスティンを知る上で、マスト中のマストと言える選りすぐりの3曲を紹介します。
「Sorry」
2015年リリースの4thアルバム『Purpose』からの2ndシングル。2019年コーチェラ・フェスでアリアナ・グランデ(Ariana Grande)のステージに飛び入りして歌ったことでも話題になりました。元カノへの謝罪ソングともいわれる「Sorry」ですが、こんな直球に謝られたら許すしかない?プロデュースはスクリレックス(Skrillex)、ポップなEDMアレンジが最高です。
Justin Bieber - Sorry

「Cold Water」
正確にいえばジャスティンではなくディプロ(Diplo)率いるメジャー・レイザー(Major Lazor)が2016年にリリースしたフロアアンセム。「君が沈んでしまうときは 僕は冷たい水の中にだって飛び込む」と歌う1曲は、メロディーをエド・シーランが作曲したとも。デンマーク出身のシンガー・ムー()も参加しています。
Major Lazer - Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ)

「Love Yourself」
エド・シーラン提供による『Purpose』収録のメッセージソング。アコギをバックにするとジャスティンの表現力が際立ちますね!アコースティックなジャスティンが好きな人には「What Do You Mean? 」のアコースティックヴァージョンもおすすめです。
Justin Bieber - Love Yourself

2018年にモデルのヘイリー・ボールドウィン(Hailey Baldwin)と結婚したジャスティン。2019年3月には「家族と健康のため」に自分自身の問題を解決したいとインスタグラムに投稿しました。
一部では活動休止とも報じられましたが、その後の活動や新曲リリースを見る限り、カムバックに向けて準備を進めている様子。
SNS世代の愛されキャラであるジャスティン。ふたたび登場するときはどんな姿で、どんな曲を聴かせてくれるでしょうか?
TEXT 石河コウヘイ

UtaTen

歌詞検索・音楽情報メディアUtaTen

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」