松任谷由実、音楽のタイムマシーンで
40万人を魅了「次のショーでまたお会
いしましょう!」

ユーミンこと松任谷由実が5月15日、16日に開催した東京・日本武道館公演をもって、約8ヶ月にわたる全国アリーナツアー<Ghana presents 松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years>を締めくくった。
今ツアーは、昨年2018年9月22日、23日の岩手・盛岡タカヤアリーナ公演よりスタート。スタート時は全国14ヶ所、全29公演を発表したが、全国各地、続々とソールドアウトの状況を受け次々に追加公演が決定。4月7日の神奈川・横浜アリーナが最終公演の予定だったが、ユーミンのタイムマシーンは新元号・令和元年へ到着。5月15日、16日の東京・日本武道館公演まで平成から令和へと跨ぎ、最終的に全国16ヶ所40公演で40万人を動員するツアーとなった。
今回の演出は、これまでの名曲の数々をこれまでのコンサートの名場面の演出をヒントに全く新しく作り替えるという、新たな試みで構築されたもの。その新たな試みは、過去、ユーミンのステージを観たことがあるオーディエンスは懐かしい感動の記憶を“今”再び新たな感動にアップデートさせ、初めてユーミンのステージを観たオーディエンスは、自分が知らない“過去”を楽曲と視覚で体感するという、“音楽のタイムマシーン”が完成した。

シンガーソングライターとしての楽曲制作とライブでのエンターテイメントの両軸で、1972年のデビューから今日まで、日本のポップスシーンのトップを走り続けたユーミンが創り出したこのタイムマシーンは、40万人のオーディエンスの感動の記憶に刻まれ、新たなユーミンの歴史となった。
本編終了後、アンコールに応えて再びステージに登場し、「今回はこんなショーにしてしまったから、これで引退か、なんて思う人もいるかもしれませんね。言っておきますけど、私はこんなもんじゃ終わらないですから!! これで終わりだと思ったら大間違い!! まだまだ聴いてもらいたい作品や観てもらいたいショーのアイディアは沢山ありますからね。次のショーでまたお会いしましょう!」と、新たな未来の約束をオーディエンスに送った。

16日の最終公演は本編24曲、2回目のアンコールの後も、鳴り止まぬ13,000人の大歓声に応え、3度目のアンコールのステージにユーミンが登場。「私のタイムマシーンに、一番永く乗っている人を紹介します!」と、ユーミンが音楽プロデューサー、演出家・松任谷正隆を紹介しステージへ。松任谷正隆のピアノの伴奏で「卒業写真」を披露し、45年間のタイムトラベルの幕を閉じた。
撮影◎田中聖太郎

セットリスト

2019年5月16日(木)東京・日本武道館公演
M01.ベルベット・イースター
M02.Happy Birthday to You ~ヴィーナスの誕生
M03.砂の惑星
M04.WANDERERS
M05.ダンデライオン ~遅咲きのたんぽぽ
M06.守ってあげたい
M08.かんらん車
M09.輪(ロ)舞曲(ンド)
M10.夕涼み
M11.春よ、来い
M12.Cowgirl Blues 
M13.もう愛は始まらない
M14.Carry on
M15.セシルの週末
M16.ハートブレイク
M17.結婚ルーレット
M18.月曜日のロボット
M19.ダイアモンドダストが消えぬまに
M20.不思議な体験
M21.Nobody Else
M22.ESPER
M23.COBALT HOUR
M24.宇宙図書館

ENCORE 1
M25.カンナ8号線 
M26.DESTINY
M27.ひこうき雲

ENCORE 2
M28.やさしさに包まれたなら

ENCORE 3
M29.卒業写真

関連リンク

BARKS

BARKSは2001年から15年以上にわたり旬の音楽情報を届けてきた日本最大級の音楽情報サイトです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着