ビリー・バンバン50周年記念コンサー
トに浜口庫之助夫人、せんだみつお、
石坂浩二ら

1969年、大ヒット曲「白いブランコ」でデビューして今年で50周年を迎えた兄弟によるフォークデュオ、ビリー・バンバンが5月12日、東京・千代田区の東京国際フォーラム・ホールCで<50th Anniversary~50年分のありがとう~>と銘打ったコンサートを開いた。

2014年、弟の進が大腸がんの手術を受け、同じ年に兄の孝が脳出血で倒れるという立て続けの不運に見舞われたが、翌年には二人そろってステージに復帰。そんな大病を乗り越え、元気になって50周年を迎えた記念すべきこの日のステージが始まる前、孝は「このコンサートを通じて、ビリー・バンバンは元気にやっているということをたくさんの方に知っていただきたい」、進は「いまから5年前、同じ年に2人とも大病を患い、これでもうビリー・バンバンも終わりかなと思ったこともありましたが、こうして元気に歌ってこられたことが何よりもうれしいです」と笑顔を見せながら孝は「今日はいいステージができたらいいなあ。弟がいるから大丈夫ですよ」、進は「今日は楽しいステージをやりたい」と大張り切り。
会場にお祝いに駆けつけた彼らの師匠でもある故作曲家・浜口庫之助さんの妻・浜口真弓さんは「私は、主人と結婚する前からビリー・バンバンのファンでした。主人はお二人のことを『ムードが僕に似ている』と言っていました」。初代メンバーで、タレント・せんだみつおは「(ビリー・バンバンとの付き合いは)17歳のときからもう54年になります。ずっと2人にくっついていたから芸能界でデビューできたんですよ」と、当時を懐かしそうに振り返った。

約1,500席の会場は、往年のファンらで満席(チケットは完売)の中、「白いブランコ」をはじめ、「ミドリーヌ」「れんげ草」「また君に恋してる」などアンコールを含めて全22曲を熱唱。途中、孝の次男でギタリスト・菅原弾二郎がギターで参加して、浜口さんの大ヒット曲から「粋な別れ」「バラが咲いた」などを披露。
また、彼らの大ヒット曲「さよならをするために」(1972年2月発売)の作詞者で俳優・石坂浩二がサプライズゲストとして駆けつけ、石坂は「この曲は、テレビドラマ『3丁目4番地』の主題歌で、坂田晃一さんからいただいたメロディーに僕が初めて詞をつけました」と話し、菅原は「この曲によって僕らは助けられたね」、進は「この曲がヒットしなかったら解散でしたね」と言って同曲を一緒に歌うシーンもあり、アンコールの最後は、客席で見ていたミュージシャンのミッキー吉野杉田二郎因幡晃、声優・日高のり子らがステージに上がり、せんだがパーカッションで参加して「白いブランコ」を全員で大合唱。孝は「僕は死ぬまでこの病気を自分の友だちにして生きていきたい。これからもビリー・バンバンを応援してください」と目を輝かせていた。
(提供:サンニュース)

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