北川裕二、35周年記念ディナーショー
で師匠・弦哲也とデュエット披露

21枚目の最新シングル『やめとくれ!!』が好調の北川裕二が4月29日、東京・台東区の浅草ビューホテルでデビュー35周年記念ディナーショーを開いた。

約250人の熱烈なファンで満席の中、新曲「やめとくれ!!」をはじめ、同じキングレコードの先輩歌手のカバー曲から春日八郎の「別れの一本杉」や布施明の「霧の摩周湖」などを披露。会場には、師匠でもある作曲家・弦哲也氏もお祝いに駆けつけ、石原裕次郎の「北の旅人」をデュエット。また、弦のギター伴奏で北川がオリジナル曲「潮来雨情」を歌い、その後、弦が、自身が作曲したヒット曲「天城越え」などを歌ってステージに花を添えた。
後半は、新曲「やめとくれ!!」をはじめ、オリジナルナンバーから昭和63年5月発売のデビュー曲「雨の停車場」、「溺愛」「女のみれん」「恋雨みれん」「なみだ百年」「命まるごと」など全20曲を熱唱した。

新曲について、北川は「前作『伊豆しぐれ』では、女心をうたった泣かせる艶歌に初挑戦しましたが、今回は、ロックバラード演歌にトライしてみました。最初は、演歌ファンの方々に受け入れられるのかなと心配していましたが、先日も90代のお年寄りがこの歌を聴きながら体を軽快に動かしていらっしゃる姿を見て感動しました。いい歌は、ジャンルに関係なく皆さんが聴いてくださるんだなと思いました。この歌で、一風変わった『カッコいい北川裕二』を感じてください」と話していた。

35周年を迎えて、「35年もの長い間、歌ってきて、たくさんのファンやスタッフの方々に支えていただきながら今日を迎えられたことが何よりも幸せです。今日は、北海道や関西など遠くからもファンの皆さんが大勢来てくださいます。オリジナル曲だけではなく、先輩のカバー曲や弦先生とのデュエットなども歌いますので、最後まで楽しんでいってください」とニッコリ。
昭和58年、「日本テレビ新スター誕生」に出場し、6代目グランドチャンピオンに輝き、翌59年、弦哲也の弟子として「増子ひろゆき」の芸名でデビュー。61年、芸名を「北川裕二」に改名したが、今日まで公私ともに北川の活躍を見てきた弦は「私は弟子という言葉は嫌いで、ファミリーと呼んでいますが、その1人目が千葉一夫、2人目が北川裕二です。北川は35年たって、ようやくプロ意識に目覚めたなと感じているので、これからますます楽しみです。この35年間の足跡は、また来年への新しい第一歩に向けての力強い味方、風になってくれると信じています」と期待を寄せていた。

2日後の5月1日から新元号「令和」に変わるが、「令和は、僕の時代かなと勝手に思っています。令和という新し時代になったら、いち早くヒット曲を出したいですね。35周年の節目と合わせてますます頑張っていきたい」と張り切っていた。

(提供:サンニュース)

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